クラッチ板交換

 マニュアル式ミッションで、エンジンの動力と変速装置を接続しているクラッチは、使用年数に伴い磨耗する。また、この磨耗は、運転者の”クセ”によっても磨耗の進度が大きく異なる。
 クラッチ板が磨耗すると、エンジンの動力がアクスル部に伝わらなくなる。初期段階としては、滑るような感覚が発生し、その後、エンジンのパワーが極端に落ちたようにも感じる。
 調整で滑りを解消することも可能であるが、それにも一定範囲があり、それを超えるとクラッチ板の交換となる。
 本コンテンツは、クラッチ板の交換事例である。
ジェネレーター故障箇所特定
 室内側のコンソールボックス、ブーツ、シフトノブなどを取り外す。この段階で、ミッションが見える。写真は、シフトノブを抜いたところ。  エンジン下から、マウント類を外す。  本車両は、後輪駆動のためプロペラシャフトも取り外す。
 ミッションとエンジンをつないでいるボルトを取り外す。  ボルトを全て外し、タイヤレバーなどで前後にコネながらミッションを後方へ抜く。  取り外したミッション。
 エンジン側に付いているクラッチ板を取り外す。  左が新品のクラッチ板、写真では分かりにくいが右のクラッチ板はかなり磨耗している。  新しいクラッチ板を取り付け、分解と逆の手順で組んでいく。
作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
トータル
約1.5時間
○ エンジン下での作業になるため、安全を確実に確保すること。
○ ミッションを降ろす際は、大き目のジャッキやミッションジャッキなどがあると良い。
 ミッションの取り付けや形状は、車両によって異なります。また、前輪駆動、後輪駆動などでも、造りが異なりますので必要に応じて製造元で分解手順などをご確認ください。
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