キャンピングカーは、調理設備、就寝設備、水道設備などが装備されており、大変便利で快適な乗り物です。
 便利な装備が搭載されている面、車重もかなり重くっています。このため、様々なメンテナンスが必要になってきます。
 日頃乗っている普通車と同じように安易な感覚で”乗りっぱなし(ノーメンテナンス)”にしていると、車としての機能が損傷したり、装備が故障したりというトラブルが発生するばかりか、走行中に命にかかわる危険なケースの発生も充分考えられます。また、言うまでも無く、乗りっぱなしのキャンイングカーは、査定も低くなってしまいます。
 日頃のメンテナンス=洗車&ワックス・室内清掃だけではなく、車としてのメンテナンスにも目をむけ、日頃からメンテナンスを行う習慣をつけましょう。
車としての機能のメンテナンス
★★ 普通のメンテナンスは当たり前!キャンピングカーだからここをチェック! ★★
 エンジンオイル  メンテナンスの基本、エンジンオイルのチェック。レベルゲージを抜き、オイルの量を確認します。ゲージのLOWとHIの中間にあれば問題ありません。HIを上回るほど入れるのは、禁物です。燃焼室にオイルが入りエンジン不調になります。LOWぎりぎりでも問題ありません。オイルの場合、大は小を兼ねません。
 また、オイルの交換は、早めにしましょう。ベース車や走行状態、走行環境などにもよりますが、3,000キロを目安に、または、3,000キロ走行していなくても半年を目安に交換しましょう。(オイルが酸化します)
 オイル交換をしていない車は、オイルキャップやレベルゲージなどである程度判断できます。オイル交換をしていない車は、エンジンの不調やオーバーホールをしないといけない状況になることもあるため、下取りや買取に出すときはとても不利です。当然、査定も下がると考えておいた方が無難です。個人売買においてもしっかりエンジンの汚れ具合をチェックしてから購入を検討したほうが無難です。
ラジエターLLC  ラジエターキャップを取り、LLCの量を確認します。ラジエターの口一杯までLLCがあればOK。サブタンクもエンジンが冷えている状態なら、COLDの位置まであればOK。
 ラジエターのLLCが少ない状態で、補充したのにまた減っている場合は、漏れやエンジン内部のウォータージャケット(エンジン内部の水の通り道)の破損などが考えられます。
 また、LLCが茶色になっている場合は、錆が発生していることが予想されます。この状態で使用を続けると、冷却効果が低下しオーバーヒートしたり、ウォーターポンプの破損やサーモスタッドの動作不良などが発生します。
 LLCは、エンジンの温度を冷やす大切な液体。常に高温にさらされていますので劣化もします。また、防錆効果も低下してきます。最低2年に1度(車検時)は交換をしましょう。
 グリスアップ  シャーシ部のボールジョイントなどグリスニップルがある場合は、定期的にグリースを専用ガンで注入します。
 このグリスが切れると、異音が発生したり、ジョイント部が磨耗したり金属疲労を起こし破損したりします。
タイヤ  タイヤは目視で傷や異物が刺さっていないか確認をし、メーカー指定の空気圧を入れます。しかし、キャンピングカーの場合、無架装時の空気圧のままだとタイヤがバーストする危険性があります。キャンピングカーは、車重があるため多少高めのセッティングが必要になります。横浜タイヤ談によるとバーストの大半は、空気圧が足りないことで発生しているそうです。
 また長期にキャンピングカーを使用しない場合は、フラットスポット(平らな部分)が発生します。定期的に前後数メートル動かし、タイヤの設置面の移動をさせましょう。
AGCベルト  ベルトに鳴きが発生している場合やヒビが発生している場合は、迷わずベルト交換しましょう。もし切れてしまった場合は、発電しなくなり走行不能になる場合やエアコンが動作不良になったりすることがあります。
ATF  トランスミッションは重たいキャンピングカーにとってかなり負荷がかかる部分。ミッションオイルも当然劣化が早まります。ミッションオイルが劣化すると変速時の衝撃が発生したり、前進やバックできなくなったりします。また、険しい山道を走行中や走行直後に、オートマチックが滑るような状況が発生した場合は、ミッションオイルの熱ダレによる原因が考えられますので早期のミッションオイル交換が必要です。焼けたミッションオイルはオイルの性能が劣化し、復活することはありません。キャンピングカーはミッションオイルの劣化が早いため、個人的には2万キロを目安に交換をお勧めします。
装着のメンテナンス
■水道設備のメンテナンス  水を止めた状態で、ウォーターポンプのスイッチを入れ、圧をかけた状態で、ウォーターポンプ、蛇口、水タンクなどにつながっている配管のジョイント部に漏れや破損がないか確認しましょう。もし、ジョイント部に漏れがある場合は、ジョイントを外しシールテープ(水道用の白いテープ)でネジを巻き、ねじ込みましょう。 
■冷蔵庫のメンテナンス  エレクトロード(火花を飛ばす部分)やオリフィスの分解清掃をしましょう。カーボンなどで汚れていると冷蔵庫本来の性能が発揮できません。
■シャワールームのメンテナンス  車の中で使用するのですから、家のお風呂とは環境が違います。
 
シャワーを使用したあとは、非常に湿度が高くなります。シャワー時、シャワー後は必ず、ファンなどを回し湿気を外に逃がしましょう。(ファンタスティックベントなどが有効です。)
 そのまま車内に湿気が残ると、家具の反りが生じたり、天井が垂れ下がったり、車輌によっては内装ベニアが腐ったりすることもあります。また、使用後は、シャワーパンやシャワーユニットは水気がなくなるまで拭き取ります。そのままにすると水垢がついたり、湿気の原因にもなります。そうすることで湿気による内装の損傷が防げ、さらに、シャワールームも常に綺麗な状態を保てます。
■シンクのメンテナンス  調理をした場合、油や水分がコンロ廻りに付着します。調理後は必ずカラ拭きをしましょう。
 また、シンクもシャワー同様、綺麗に水分がなくなるまで拭き取りましょう。そのままにしておくと、ステンレスの輝きがなくなるばかりか、水垢が付きます。
■就寝設備のメンテナンス  天気の良い日に、ベッドマットや枕などを天日にあてましょう。車内は、高温になるため、思いのほかダニが発生しています。また、ベッドマットは片面だけではなく、両面天日にあてましょう。(ダニは、反対側に移動するそうです)
■トイレのメンテナンス  トイレは、1度出かけて余り使用していなから、次回出動まで貯めたままにしておく・・・・これは禁物です。タンク内で発酵したり、害虫が発生したりすることもあります。また、何より悪臭の原因にもなります。出かけて帰ったら必ず捨てる・・・習慣にしましょう。
 また、全て捨ててしまった後は、中を水道水で洗浄し水道水をタンクの4分の1程度貯めておきましょう。そうすることで、シールの劣化を防ぎ、次回使用する場合も汚物の濃度を薄めるため、次回の使用時に悪臭を押さえることができます。トイレの消臭ケミカルを購入するよりもこのようにキチンと処理していれば、清潔&悪臭の発生も少なくなります。
■サブバッテリー  キャンピングカーには、ディープサイクルが搭載されている場合が多く、このバッテリーは繰り返し充電に強いとさています。しかし、確かにバッテリーが充放電に強くても、放電近くまで下がったバッテリーを充電するためには、オルタネーターには大きな負荷がかかります。出かけた際に放電ぎりぎりまでバッテリーを使用して帰りにエンジンを始動させた場合、オルタネーターに大きな負荷がかかります。最悪の場合、充電中に発生する熱でオルターネ―ターが損傷する場合もあります。
 サブバッテリー使用時は出来るだけ節電し、長期の停泊の場合は定期的にエンジンをかけ放電近くまで電圧が降下しないよう注意しましょう。
 最近では、電子レンジなどを動かすことができる容量の大きなインバーターが登場していますが、大きな電流を供給できるインバーターを使用する場合、当然サブバッテリーにも大きな電流を消費します。短時間に大きな電流を消費するため、バッテリーの寿命を縮めたり、性能が低下したりバッテリーにとって良くないと言われています。また、エンジンをかけた状態で使用するタイプでは、オルタネーターを損傷する場合もあります。大容量のインバーターの取り付けや使用については注意が必要です。
 バッテリーを長持ちさせるコツは、節電を極力行い、減ったらすぐ充電することです。また過充電にも充分気をつけましょう。
メンテナンスQ&A
 ミッションオイルは変えなくても良いの?
 全くの誤りです。重たいキャンピングカーは特にATFが劣化が著しいのが特徴です。ミッションオイルは、作動油であるため、高熱になると劣化が早まります。劣化したオイルは性能が戻ることはありません。無架装状態よりも早めの交換が理想的です。
 ジェネレーターは特殊なオイルを使わないといけないの?
 基本的には、製造元が指定しているオイルを使用することをお勧めします。但しオナン社を初めほとんどの製造元が自動車用エンジンオイルを指定しています。もし、心配な方はオナン純正オイルなどがありますのでそれを使用することをお勧めします。
 FRPボディを鏡面仕上げにしたいのだけど・・・
 FRPボディのガラス繊維が見えているものは無理です。ガラス繊維が見えてるものは、光の反射や廻りの写り込みが凹凸により均一にならないため、いくら良いワックスをかけても国産乗用車のような光沢はでません。もし、このタイプのキャンピングカーを鏡面にしたいのなら、サンディング〜サーフェーサー、塗装・・・を施せば鏡面になります。
 キャンピングカーのメンテナンスで特に注意をする必要があるもは何?
 エンジン・シャーシ部分です。本ホームページの様々なコンテンツの中でも繰り返し述べていますが、車輌が重たいため重さや発熱による劣化が進みます。
 特に、オイル管理、足回り、ブレーキ周りはどは車としての性能を保つ上で最も重要な部分です。
 アップダウンの多い高速道路を高速走行後サービスエリアに停車しました。気をつける点は?
 エンジンをすぐに切らずに数分アイドリングさせてエンジンを停止させましょう。通常ターボ車はタービンが急激に温度が下がることでタービンの損傷をまもるため、ターボタイマーなどを取り付ける場合ありますが、ノンターボ車であってもキャンピングカーの場合、エンジン温度、雰囲気温度、水温が上がる傾向にあります。
 しばらくエンジンをかけたままにすることで、ウォーターポンプがエンジンのウォータージャケット〜ラジエターを循環し冷却します。上り坂を登った後、すぐにエンジン停止するのはエンジンの温度が上昇し、様々な部品の劣化を促進させてしまいます。
 キャンピングカーの査定を少しでも高くするためには?
 今回、協賛企業であるロッキーの村山課長に質問し、回答していただきました。
【査定の高いキャンピングカー】
@ 車体や内装に穴を開けたり傷、破損のない車輌。
A プラスになる改造・改良。例えば、前面ウレタン塗装、アルミホイール。ヒッチホールなど。
B 走行距離の少ない車輌。
C 車庫保管の車輌。
D 希少価値のある車輌。
E 人気のある車輌。
F 年式の新しい車輌。
G 純正部品でレストアされた車輌。

【査定の低いキャンピングカー】
@ 人気のない車輌。
A 年式の古い車輌。
B 雨ざらしの車輌。
C ペットを乗せていた車輌。
D 穴を空けたり、棚を壊したり、棚を製作したり個人のDIYで改造を施した車輌。(ホームセンターなどで売っているものを利用して切ったり貼ったりした車輌)
E メンテナンスの悪い車輌(オイル管理など)
F 故障した車輌。
G 内外装の汚れた車輌。
H 内外装に劣化が見られる車輌。
 
■ロッキー(村山課長)のコメント
 基本的に下取り の考え方は、普通乗用車と同じです。お客様が使い勝手の良いようにと木材をホームセンターで調達し、DIYで棚を追加したり、純正の棚を取り外しDIYで作成したり・・・というキャンピングカーは査定が下がると思ってください。 査定の基本は純正の状態です。
 逆に、HIDライトに変更されたり、アルミホイールが取り付けられていれば査定は上がります。
 弊社では、トレーラーから国産バンコン、バスコン、キャブコン、アメリカンクラスA、B,Cまで全てのキャンピングカーの下取り、買取、販売を行っておりますが、キャンピングカーは特殊なクルマであることから、普通乗用車のような大きな価格落ちがないのも特徴です。弊社では出来る限り高く購入し、出来るだけ安く販売できるよう努力しております。その結果、弊社の特徴として中古車販売の回転が早いのが特徴です。また、キャンピングカーのメンテナンスも全国のJRVA加盟店で受けることができます。
 買い替え、新規購入などお気軽にご相談ください。

ロッキーホームページ http://www.rocky-rv.co.jp
   

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