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中古車選びの健康診断<走行距離編>

 キャンピングカーの場合、年式の割りに走行距離が極端に少ない車両が多く存在する。
 キャンピングカーの場合、週末に月に一度出かけるとしても年間12回の使用。1度出かけて、300キロ走行するとしても年間3600キロ。
 10年経過しても、36000キロである。
 普通車では、当然のように走行距離が少ない車両は高値で取引される。
 キャンピングカーも走行距離が少なければ高値で取引される場合が多いが、保管状態やそれまでどのようにメンテナンスされてきたかによって車両のよし悪しが大きく別れる。
 例えば、冷蔵庫、ボイラー、ウォーターポンプ、その他プラスチック製品の劣化・・・使わないからダメージを受ける場合もある。
 また、しばらく動かしていない車両は、タイヤにフラットスポットができバーストの危険性もある。
 総合的に考えても、走行距離の少ないキャンピングカーは全てにおいて良いとは言えない。
 車両購入の際には、走行距離が少なくても、これまでの管理状態を知る手がかりとして、オイル、LLC、下廻りなどの確認や装備の動作確認などをしっかり行うべきである。