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エンジンフラッシング

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 知り合いがネットで購入した中古車。
 引渡し時に、エンジンの不調があったとの報告を受けたとのこと。それが気になり、オイル管理を確認するためキャップを外してみる。
 するとヘッドカバー内には固形物がびっしり。
 割り箸で取ってみると、かなりの固形物が一気に取れる。
 かなり、オイル管理が悪い車両をつかまされたようである。
 この固形物はオイル管理が悪く、オイルなどが固形化してしまうスラッジなどと呼ばれるもの。
 中古車を購入する際には、必ず確認すべきポイントである。
 きっちりとオイル交換を施した車両は10万キロであっても内部はきれいである。しかし、オイル交換をしないまま乗り続けた車両はたとえ走行が少なめであっても、不具合が発生することがある。
 この車両はターボ車であるため、タービンなどへの影響も考えられる。そのため、フラッシングを数回繰り返す。
 フラッシング液もかなり汚れてしまう。仕上げに、エンジンオイルでフラッッシングを行い、エレメントを交換。
 オイル交換を長い間怠った車両の購入は絶対避けるべきであり、車を長持ちさせるためには、定期的なオイル交換やメンテナンスが必須である。