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使わないと不調、扱うと不調

 発電機が全く始動しないとの連絡を受け、症状を確認し考えられそうなパーツをまとめて輸入。パーツの到着ともに高速道路を約5時間走り現地へ。
 早速キャブレターを分解するとニードルの破損を発見。ニードルが段つきになっている。ニードルの回転数調整もまったく違っている。この手の不良でアイドリング不良になるケースは、かなりの割合である。
 幸いオーバーホールキットでニードルも含まれていたため、段つきのニードルを新品に交換し、キャブレターオーバーホールで一発始動となった。

 ジェネレーターのアイドリングが不調の場合や始動しない場合、
よくやりがちなことが「つまみ類を回してしまうこと・・」これをやると調整が狂ってしまう。
 また、「オナンは、よく調整が狂うんだよね~などといいなが不調の発電機のニードルを回す人・・」
 まず、ニードルが独りでに回り調整が狂うことは、まずありえないことである。
 発電機のエンジンが始動しない場合や不調の場合は、燃料系の原因が多い。しかもその原因は、しばらく使っていないことが原因のケースがかなりの割合である。
 「使わないから壊れる」のパターンである。
 不調に陥らないためやオイルをシリンダーに回すため、キャブレターの状態を良い状態にするためにも、定期的にエンジンをかけ負荷をかけることが大切である。