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ウオーターヒーター(Hot Water Heater)のバイパスバルブ

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アメリカ製(カナダ製)キャンピングカーの殆どがサバーバン又はアトウッドのウオーターヒーターを使用していると思われ、両者は構造的に僅かに異なりますが機能的には同じです。

ウオーターポンプにより送られて来た水をウオーターヒータータンク内(通常6ガロン又は10ガロン)でガス又は電気ヒーターで熱し、台所、洗面所、シャワー等の蛇口から熱い湯が出せる様に配管されて居ますが、同時にウオーターヒーターに水が行かない様にするバイパスバルブが取り付けられている場合もあります。 バイパスバルブは主にキャンピングカーの冬支度をする為の物で、カナダや米国の寒い地方で販売された車には標準装備として取り付けられて居ると思われますが、取り付けられて居なくて冬支度が必要な場合はバイパスバルブを購入して取り付けると冬支度が簡単(15分程度?)に出来て便利だと思われます(次回に説明)。

上のイラストはウオーターヒータータンクの後部で、バイパスバルブ(栓)の開閉状態を示しています。 多くの場合、栓の数は1個又は3個と思われますが、2個の場合もある様でこの場合はタンク内にある逆流防止栓が第3栓の役割を果たしています。

シーズン中(夏季)のウオーターヒーターを使用する期間はそれぞれのイラストの左の様な栓の状態にセットしますが、冬季(使用しない期間)に水が凍る恐れがある場合の冬支度中は右の様な栓の状態にセットします。 熱湯を赤で、冷水を青で示しましたが、実際の冬支度の場合は水が入っていない状態もあります。

尚、栓の開閉状態に依っては、当然ながら、予期しない状態になり、温水が出なくなる場合もあります。


次回に冬支度の仕方を書きます。 氷点下5度以下に下る地方で冬支度を無視しますと春になって思わぬ出費を蒙り兼ねません。

不凍液

日本のホームセンターで不凍液を見て来ましたが、アメリカと大きく異なる事を知りました。 

10種類(大きさも含め)前後置いてありましたが、緑と赤が一般的の様で、店員さんの説明では“両者は色が異なる以外は全く同じ成分で、現在使用している色と同じ色の不凍液を選んで下さい”との事でした。

混ぜても良いのか質問してみましたら、〝茶色に変色して錆が見えなくなるので混ぜないで下さい”との事でしたので、問題は起こらないのか質問をしましたら、〝どうして異なる色をワザワザ混ぜるのですか?”と憤慨した様子で言われて仕舞いました。

ジーゼルエンジン用の不凍液の有無に関しても聞いて見ましたが、〝ガソリンエンジン用もデイーゼルエンジン用も全く違いは無い”との事でした。

以前、このブログで冷却液(不凍液)に関して書きましたが、お読みになった方は疑問に思われた方が多かった事でしょう、色の違いは商業目的とか?  

数量を多く販売する目的が全く無いとは言い切れませんが、
•  化学的に異なる不凍液は混ぜない
•  デイーゼルエンジン車を長く乗り続ける積もりであれば正しい不凍液を使用

上の2点を私は信じます。