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バッテリー充電に関して

キャンピングカーに於いては、バッテリーは非常に重要な役割を果たして呉れますし、同時に取り付け方法や使用方法に依っては大きな出費の原因となります。

A. バッテリーの種類:
• バッテリーには大きく分けて2種類あります。 
一つは一般の自動車用バッテリー(エンジンバッテリー、スターターバッテリーとも呼ばれる)で、此れは電圧を下げ過ぎると寿命に大きく影響し、キャンピングカーの照明やテレビ使用の為には向いていません。 
• もう一つはデイープサイクルバッテリー(サイクルサービスバッテリー、サイクルバッテリー)で、電圧を頻繁に上下出来る構造になっています。

B. 充電状態とバッテリーの寿命:
バッテリーは常に万充電に近い状態に保ちますと長持ちします。 例えデイープサイクルバッテリーでも、電圧を頻繁に低くし過ぎますと寿命に影響しますので、12V以下にはしない様に、理想的には50%の12.2Vと言われています。 自動車バッテリーの場合は12V以下に下げますとその都度大きく寿命に影響し、運が悪ければ1回目に駄目にしてしまう事もあり、多くの人がこの理由でバッテリーを駄目にしていると思います(私もその一人です)。

C. 自動車(エンジン)バッテリーの保護:
一般的にアイソレーターと呼ばれる電気部品が取り付けられていて、サブバッテリーとメインバッテリーが電気的に遮断される様になっています。 此れは外部電源無しのキャンプをする際、翌朝自動車バッテリーの電圧低下でエンジンが掛からなく成らない様にする為です。

D. 充電方式:
キャンピングカーは通常、走行中はオールタネーターでメインバッテリーとサブバッテリーの両方が充電され、駐車中(使用していない時)は外部電源がサブバッテリーを充電する様になっています。 注意:多くのキャンピングカーは駐車中に外部電源でサブバッテリーは充電出来てもメインバッテリーは充電されません。 即ち、メインバッテリーは走行中だけ充電されます。 

E. 重要点:
バッテリーは満充電に近い状態維持が理想ですので、外部電源を接続した場合に常にサブバッテリーもメインバッテリーも充電される事が大切ですが、一般的に使用されているアイソレーターはメインバッテリーは充電しません。 最近、ネットキャンパーに協賛会社となったYandina社のコンバイナーを使用しますと此れらの問題を解決します。

私も8-9年前にこのコンバイナーを取り付けてからは、一々ジャンパーケーブルの接続/取り外しを繰り返す必要も無くなり、充電問題を解消しました。 サブバッテリーはその時に取り付けたものを今も使用しています。
http://www.net-camper.com/kyousan/kyousan.html