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ホンダの標準装備タイヤ

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ホンダデイーラーで、どの様なタイヤが付いているのかSUVとトラックに絞って見て来ました。

CRV、Pilot、Odyssey、Ridgelineの4種類を比べてみましたら全て17インチホイール、扁平率は65で、サイズは上に示した様な違いで、ロードインデックスは最低がCRVの102でした。

従って、軽自動車は別ですが、キャンピングカーの重量を考慮しますと、若しロードインデックが100以下のタイヤを使用している場合は注意深く確認をする必要があると思います。

以前はアメリカで販売される自動車のタイヤにはロードインデックスは記されておらず、ロードレインジ(D、E、G、H等)で示されていました。 今後はロードインデックス使用が一般的になるのかも知れません。

乗り心地に関して、 その6 タイヤ空気圧と温度

此れまでに書きました内容から想像が付くと思いますが、タイヤ空気圧を下げる事で乗り心地を改善出来る可能性が大いにあります。

私は現在トーヨータイヤを使用していますが、トーヨータイヤの空気圧表に依りますとこのタイヤの最低空気圧は70PSIでこの時の耐荷重は3470Lbs、最大空気圧は110PSIで4675PSIとなっています。

計量の結果、前輪2本、後輪4本は全て75 psi (517 kPa) が必要充分な空気圧である事が分かっています。 安全面だけを考えれば75 psi (517 kPa)でも110psi (758) を充填しても問題はありませんが、85psi (586 kPa) を超えますと乗り心地が硬い事が分かり、90psi (620 kPa) を超えますと明らかに不快に感じます。

通常は77-78 psi (531-538 kPa) に設定して出掛けますが、高速道路を走り始めますと直ぐにタイヤ温度が上昇し、路面温度や太陽の当たり具合で異なりますが、空気圧は80 psi (551 kPa) を超えます。 砂漠地帯の45度C前後の場所では92-94psi (634-648 kPa) 程度まで上昇します。

夏の暑い時期に砂漠方面に出掛ける場合、若し規定の75 psi (517 kPa) より少々 (2-3 PSI) 下って居ても、そのまま出掛ける事もあります。

最近は多くのRVerが利用していますが、私もタイヤプレッシャーモニターシステム (TPMS) を取り付けています。 取り付けの最大の理由は走行中に空気漏れ (特にトウドのタイヤ) を起こして空気圧が規定より下ると警報音を発しタイヤの損傷を避ける事が出来る為です。

ロスアンジェルスは何処(長距離)に出掛け場合も夏は高温の砂漠地帯を走りますので空気圧は低目に設定します。しかし、そのまま寒い地方 (アメリカ北部やカナダ方面) に行きますと夜間に温度が下り、空気圧は65 psi (448 kPa) 程度まで下がり警報音が鳴り始める事もあります (警報は設定時の空気圧より10%下ると発する)。 この様な場合は全てのタイヤの空気圧を高くしますが、夜間はTPMSの電源を切る場合もあります。 帰りは急ぐ為か、乗り心地は余り気に成らない為か、空気圧を下げた事は記憶にありません。

正しいタイヤの空気圧調整は走行前に規定の圧力に設定するべきで、私が上に書いた方法は必ずしも正しいとは言えません。しかし、温度が空気圧に影響する事、更には常温(走行前)での空気圧調整の大切さは分かって頂けると思います。

肝心なのは安全圏内で空気圧を下げる事が出来るかです。 空気圧を下げれば乗り心地は必ず柔らかくなりますが、必要空気圧より下げ過ぎますと危険です。 

と言う訳で、キャンピングカーの計量が必要で、充分な空気圧である事を確認する上でも非常に大切で、計量は不可欠だと思います。