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火星に着陸したローバー(探査車)

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友人から火星の様子をパノラマ的に見れるサイトが送られて来ましたので紹介します。 

画面が開きましたら“?”マークをクリックしますとマウスの使い方が表示され、景色を遠近、左右に自在に動かす事が出来ます。 ローバーから撮影された817枚の写真を合成して出来た物です。
http://www.panoramas.dk/mars/greeley-haven.html

一般的にはローバーは固有名詞で、イギリスの4輪駆動車ですが、英語のRoveと言う単語は広い地域を動き回る意味の動詞で、Rover(ローバー)とは“動き回る車”と言う意味の単語になります、即ち火星に送られた“探査車”と言うところです。

此れまでに火星に打ち上げられたローバーは4台あります。 ソジョナー(Sojourner)は1996年12月に発射され、1997年7月に着陸しましたが、その後に打ち上げられたローバーに比べて車輪はあったものの小さく簡単な物でした。 スピリット(Spirit)は2003年6月に発射され、2004年1月に着陸、オポチュニテイー(Opportunity)はほぼ同じ2003年7月に発射され、2004年1月に着陸しました。 スピリットはその後、2009年5月に柔らかい場所に埋まって動けなくなりましたが、オポチュニテイーは20Km以上走っています。 スピリットとオポチュニテイーは共に600m走行出来る様に設計製造されていましたので驚く距離を走った事になります。

キュオリオシテイー(Curiosity)は2011年11月に発射され、2012年8月に着陸しておます。火星では時々激しい砂嵐に見舞われ、電源の太陽光パネルは砂で覆われて使い物に成らなくなります。 その為、キュオリオシテイーには太陽光パネルの代わりに小型原子力発電機が搭載されています。

更に興味をお持ちの方は次のサイトを参考になさって下さい。
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/home/index.html

NASAは色々な場所に施設がありますが、ローバーの開発を始め火星探査の仕事はJPL即ちカルフォルニア工科大学(California Institute of Technology - ロスアンジェルス北部)内にあるJet Propulsion Laboratoryで行われています。


補足:
パノラマ写真の中央に Curiosity の文字が記されていますが、このローバーはOpportunity でCuriosity は間違いだと思われます。 Curiosityは上の写真の右で、左がOpportunityです。

社外自動車部品の使用に関して

アメリカの修理工場や個人が自動車修理をする場合は社外自動車部品を使用するのが一般的に成って、社外部品の安全性や耐久性を気にする人は少なくなっていると思います。 社外部品の中には一生補償があり、機能しなくなれば無料で交換してくれる部品も少なくありません。 数日前に娘のCRV(8万マイル=12.8万Km)でデイスクブレーキパッドを交換しましたが、一生補償付きで磨耗すれば無料交換して呉れます(購入時、無料交換なので使い過ぎを避けて早めに交換する様にとの支持を受ける)。

製造規格
自動車部品(多くの製品)はASTMスタンダードと呼ばれる規格に基づいて設計製造されていますが、社外品は更に“OEM(Original Equipment Manufacture=純正部品)と同じかそれ以上の品質(?)”として製造/販売していますし、安価です。  しかし、クラシックカーや特別な車の場合は純正部品に固執すると思いますし、デーラーの修理工場は自社製部品の純正部品使用は当然です。 又、自動車修理に関心が無い人の中には高価でも純正部品に拘りたい人は多いかも知れません。  この様な考え方は、経験(良い経験、悪い経験)や知識の入手先等で色々で正しい事を証明する事は不可能に近いと思います(思い込みの場合が?)。

NHTSA
アメリカでは安全基準が厳しく、特に自動車や自動車部品に関してはNHTSA
(National Highway Traffic Safety Administration) の管轄で、次のサイトに説明されています。 http://www.nhtsa.gov/cars/problems/trd/
NHTSAは事故報告や統計を元に独自の法的措置も施しますし、若し消費者/専門家が危険と感じた場合は何時でもNHTSAに問題を報告する事が出来る様になっています。  私も報告をした事がありますが、走行中に起こる人命に関わる安全問題には厳しく、ブレーキ、ハンドル、タイヤ、ホイール、事故防止部品等を特に重視します。 又、多数製造販売された部品に関しては特に重視されます。
一例として、次のサイトに“乗用車には2重マスターシリンダーと前輪デイスクブレーキの法的取り付け強制”の説明されています。
http://www.nhtsa.gov/cars/rules/regrev/evaluate/806359.html

社外部品団体
社外部品の製造会社が所属する団体もあるようで、これらの団体も安全を始め製品の進歩に力を入れている様です。
http://www.sema.org/federal-regulation-aftermarket-parts#Vehicle-Parts-Standards-Overview

中国製純正部品
フォードデーラーからサーペンタインベルトの純正テンショナーを購入した事がありますが、箱には中国製の印刷がありました。 日本で購入する製品の中には製造元が記されていない物もありますが、アメリカでは法的に強制されている様で全て(?)の製品に製造元が記されています。 最近では中国製以外の製品を探すのは難しく、お土産の為に購入した有名ブランド品等で中国製のラベルが貼ってある場合は剥がして仕舞います(違法?)。

社外部品使用に対する訴訟
保険で自動車修理をした際に純正部品を使用しなかった理由で3州(フロリダ、オハイオ、ワシントン)で団体訴訟があったそうですが、それぞれ純正部品の使用の必要性がないと判決されています。
http://www.insure.com/articles/lawsuitlibrary/aftermarket-auto-parts.html

従って、最近はそれほど純正部品に拘る必要は無いと私は感じています。


参考:
社外品 ‐ Aftermarket Parts
純正部品 - Factory Parts、OEM(Original Equipment Manufacture)Parts