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年齢によるRV車種選択

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RVの種類には、クラスA(バスタイプ)、クラスB(バンコンバージョンタイプ)、クラスC(バン改造型=キャブの上にベッド)、5thホイール、トラベルトレーラー、テントトレーラー等があります。

それぞれのタイプのRVを選択するのは人それぞれ色々な理由で異なりますが、アメリカでは一般的に年齢に応じて次の様な傾向があります。 

20歳代の若い家族は乗用車(SUV、ステーションワゴン等)にテントを積み込んでキャンプを始め、その内テントトレーラーやトラベルトレーラー、中には5thホイールと昇格します。 牽引タイプは乗用車やトラックを通勤や買い物に使用出来る為に経費が低くて済みます。 中にはクラスB、即ちバンコンバージョンに進む家族も居ます。クラスBは小さい為に通勤や買い物にも使用出来て、RVing専用車を買う必要が無い為に経済的であるのが理由です。

30-40歳代でRVing(旅行)に興味を持つ家族は本格的にRVを始め、テントトレーラーを卒業して大型のトラベルトレーラーや5thホイールに興味を持ちます。 トイホーラーと呼ばれるオフロードバイク(砂漠地帯を走り回る)やクオッドバイク(4輪)を後部に載せる事が出来るタイプもこれ等の年代のテイーンエージャーを持つ家族に多いようです。 又、家族が多い家庭ではクラスCを選択します。 クラスCにはキャブの上にクイーンサイズベッドがあり、後部にはバンクベッドがあったりダイネットやソーファーはベッドになりますので大家族に適しています。 40歳代になって子供達が親と一緒に旅行をしなくなるとクラスAに進む人が多くなります。 しかし、クラスAはクラスCに比べて大きい為に都市部に近い住宅地では自宅前(ドライブウエー)に簡単に駐車する訳にも行かず、RV用駐車場所を借りる人も少なくありません。

50歳代のRVに興味の有る人達は大型のクラスAや5thホイールを選択し、現役仕事中の人もそろそろ退職後を考えて長期間乗り続ける事の出来る豪華なクラスAや5thホイール、更にはDP(デイーゼルプッシャー)に買い換える人も居ます。

60-70歳代の人の中には“フルタイマー”と呼ばれる旅行をしながらRVに住む人も少なくありません。 アメリカ北部やカナダの冬の間は寒い地方の人は冬はフロリダ州やアリゾナ州の温かい地方で過ごし、夏になると実家に戻る人もいます。 これ等の人達の事は“スノーバード”即ち渡り鳥と呼ばれています。 家を持ち続ける人も居ますが、RVに住んで旅行を続けて家は売り払って仕舞う人も居ます。 これ等の人の為の郵便サービスもあります。

80歳代でもRVに乗り続ける人も居ますが、運転が面倒に成ったり大きなRVを必要としなくなった人はクラスBやスーパーBと呼ばれるよりクラスAや5thホイールより小さなRVに乗り換える人も少なくありません、此れをダウンサイズングと呼びます。

多くのRVerは80歳代でRVの運転を諦める様ですが、90歳代でも運転を続ける人もいます。

私はステーションワゴン、スライドインキャンパーから始めましたが、最近はスライドインキャンパーは一般的には殆ど見なくなり、主にハンターや釣りをする人達が道の無い山の中に入る為に使用するようです。

以上は私のRVクラブの状況、キャンプ場での会話、その他RVフォーラムを読んでの印象です。