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トランスファーポンプとフューエルフィルターに関して

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DPのエンジンが始動しなくなったり、走行中にエンジンの回転数が上がらなくなったりした場合、RVフォーラム等でよく原因として話題になるのがトランスファーポンプとフューエルフィルターです。

トランスファーポンプに関して:
トランスファーポンプはデイーゼルエンジンの燃料ポンプです。 デイーゼルエンジンには2個の燃料ポンプ(Cumminsエンジン)が付いていて、人に依って異なる呼び方をしていますが、フューエルポンプと呼ばれる燃料ポンプはインジェクションポンプの事を指し、燃料を電動でインジェクションポンプに送る燃料ポンプはトランスファーポンプと呼ぶのが一般的の様です。

トランスファーポンプはエンジン(Cummins)の横に付いていて、イグニッションキーをオンの状態にしますとこのポンプは約30秒ほど振動音発して自動的に停止します。 若し振動音が聞かれない場合はこのトランスファーポンプが壊れていると見て間違い無いでしょう。 私は旅行中にエンジンが掛からなくなり、この方法でトランスファーポンプが異常と見て交換し、問題解決をした事があります。既に少なくとも2回交換していますし、壊れ易い事を知っていますので常にスペアーを携帯しています。

トランスファーポンプが壊れてもエンジンは回転を続け、力は無くても走行を続ける場合も有るようですが、そのまま走行を続けるとインジェクションポンプを駄目にする可能性が高く、壊れた場合は高価です。 トランスファーポンプは$200以下で交換はそれほど大変ではありませんが、インジェクションポンプは$3000(?)で、交換も大変(高価)だと思います。

トランスファーポンプ交換:
交換をする際は当然ながら燃料漏れを起こさない様にしなくてはなりません。 バンジョーフィッテイングと呼ばれるポンプの両サイドコネクターには漏れ止めの薄いワッシャー(銅製も有りますが、低圧の場合はペーパー製も多い)が2枚づつ付いていますので、落とさない様にする必要があります。 新品ポンプと一緒に来ない為、古いワッシャーを大切に扱うか、新品を購入して交換する事を考慮する必要があります。 又、手が届き難い所にありますので、慎重に行わないと隙間から空気を吸い込み、エンジン不調の原因ともなり兼ねません。 取り付け完了後はイグニッションキーをオンにしてポンプが振動音を発する事と漏れが無い事を確認する必要があります。

フューエルフィルター:
エンジンが不調であったり、高速走行が出来ない理由がフューエルフィルターに起因している場合も少なくありません。 最近も話題になっていましたが、何らかの理由で汚れた燃料がタンクに入りますと走行中にフィルターは詰り、エンジンは徐々に不調になります。 フィルターを交換して正常に戻ってもしばらく走ると同じ様にエンジン不調状態になるのが一般的なこの種の問題で、フィルターを4-5回交換しないと元の状態には戻らないと書いている人も有ります。 デーラーや修理工場ではフューエルフィルターを交換すると同時にタンクから燃料を全て抜いて新しい燃料と交換する方法です。 常識的に考えて満タンにした後起こる可能性が大きいので、満タンが400リットル、500リットルの場合は$400から$500の燃料を捨てる事になります。

フューエルフィルター交換:
インジェクターノズルの穴は非常に小さいので、フィルターを交換に際はゴミが中に入らない様に細心の注意を払う必要があります。 フィルター交換後はイグニッションキーをオンにしてトランスファーポンプを2-3回起動(1回30秒)させ、運が良ければエンジンが始動します。しない場合はインジェクションポンプに近い部分のコネクターを緩めてトランスファーポンプをオンにしてエアー抜きをする必要があります。

上の写真はトランスファーポンプ、フィルター、並びにバンジョウーフィッテイングに関するものです。 バンジョーフィテイングはその形状が楽器のバンジョーに似ている事からこの名で呼ばれます。 

旅行中にオイルフィルターがどうしても必要に成る事は先ず無いと思いますが、フューエルフィルターは上の様な理由で常に少なくとも一個のスペアーを携帯する事は、デイーゼルだけに限らず非常に大切です。 特に1980年代、1990年代フォードはフューエルポンプやフィルターの問題がRVフォーラムでよく話題になります。


参考: 私も昔ガソリン車で苦い経験をした事があります。 田舎道のガソリンスタンドで給油した際に給油ノズルからガソリンの出が悪くなり、店員(ガソリンスタンドのオーナー?)は無理をして注油をし続けました。 その後走行中にエンジンは不調を起こし、最初は電気系統と思い込んで色々調べましたが、最終的にフィルターにたどり着き、フィルターを交換して何とか家まで帰り、その後徐々に直った記憶があります。 現在は寂れた田舎のガソリンスタンドでは決して注油はしません。

又、ガソリンスタンドにタンクローリーが駐車していてタンクに燃料を補充している時は給油を避けた方が良いとよく言われています。 之は補充する際に、普段は沈殿している不純物が浮き上がっていて燃料と一緒に自動車のタンクに入る可能性がある為ですが、誰か(専門家?、タンクローリーの運転手?)にこの事を話して、その様な事は起こらない様になっていると言われた記憶があります。