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故障とスペアー部品  続き

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故障して、積んでいたスペアー部品と交換した状況を全て説明する積りでしたが、それらの多くは既にこのブログで触れていると思われますので書きません。

故障は予期しない所で発生します。 オールタネーターとトランスファーポンプの故障はアラスカで発生しています。 更に、アラスカでは強風の為にバックミラーを折ったり、黒煙を吐いてエンジンの回転が上がらなくなったり、ラグナットが緩んだり、フロントガラスにヒビが入ったり、その他色々な問題が起こっています。 偶然もあると思いますが、ガタガタ道、砂埃の砂利道、雨が降れば水溜りが出来る道、その他強風等で、環境の要因も大いにあると思います。 http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=216

バックミラーを失う:
バックミラーを折った事に関しては書いていないと思われますので書きますが、何の参考にも成らないかも知れません。 スターターモーターやオールタネーターのスペアーは大いにお勧め出来ますが、バックミラーのスペアーはお勧めする訳には行きません(私は積んでいますが)。 

12年前の6月にアラスカのスキャグウエーからホーマーに向かって居る時に起こりました。 曇り空で今にも雪が降りそうな天気で、時々強風が吹いていました。 小さな湖がアチコチにあり、周りには未だ雪が残っていて、遠くには雪の積もった山が見えて景色はすばらしく、何度か車を止めて眺めました。 上の写真はその時に写したものですが、事故はこの写真を写した場所からしばらく走った所で起こりました。 

家内が車から降りようとした時に突風がドアーを強く開いてバックミラーに当たり、バックミラーが折れて仕舞いました。 運転席とは反対側に付いている重要なバックミラーでしたので、バックミラー無しの運転は無理で、根元から折れた為にダクトテープで抑えたり紐で縛る訳にも行かず、暫く途方に暮れていました。 その時は目的地まで未だ1600Km(1000マイル)程あり、修理をせざるを得ませんでした。

幸い、グラインダーを積んで居ましたので、太い部分を削り、差し込める様に取り付けベースも削り、ネジ3本で締め付けました。 少々短くはなりましたが、走行中の強風にも耐えられる様にシッカリ固定して、旅行を続ける事が出来ました。 その時の作業や景色等の写真は一切写していませんが、思い出のバックミラーは今も置いてあります。 それが写真右上です。  

バックミラーが又折れる事は、先ず有り得ないと思いますが、他のRVerが何らかの理由でバックミラーを必要とする場合も考えて、それ以後スペアーバックミラーを積み続けています(クラスAの70-80%は同じタイプのバックミラーを使用)。 

スペアーパーツを積む理由:
私のスペアーパーツを積む理由は、自分ではよく分かっています。 

RVフォーラムを読んでいますと、私には考えられない事ですが、“旅先で故障を経験した事が無い”と断言している人が何人か居ます。 この様な人達にはスペアーパーツを積む意味は全くありません。 しかし、一般的にスペアーパーツを携帯するか否かは半々に割れると思います。  即ち、半数の人はファンベルトは勿論、一切のスペアーパーツを積んでいないと思われます。 恐らく必要性を感じていない為と思われます。

私がスペアーパーツを携帯するのは経済的な理由で、RVを如何に安く維持するかがソモソモの始まりだったと思います。 普段は安く買える部品も緊急の場合は高いお金を払わなくては成りませんし、部品が見付からない為に何日も足止めを食う様な事になれば時間的にも経済的にも損になります。 その後、旅先で何度かスペアーパーツに助けられ、更に必要性が大きくなり、今の状況になっています。 安価な部品、自動車部品店から簡単に手に入る部品は避けています。 とは言っても、ヘッドライトや電球類は殆ど積んでいます。恐らくネットで安く買えるからでしょう。

ネットキャンパーの皆さんは如何でしょう?  経済面を無視していらっしゃる方も、アメリカ車(特にDP)にお乗りの方は少なくともサーペンタインベルトやスターターモーターは積んでいらっしゃるのでは?  積んでいらっしゃらない方は実際に入手先を調べて置いた方が良いかも知れません。