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RVを楽しむ為に - 経費削減、メンテナンス、その他

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RVを所有して、旅行計画を立てたり、新しい場所に自由に行ったり、新しい部品やアクセサリーを購入したり、天気のよい日にはRVを洗ったりする事は当然楽しいのですが、問題や頭痛の種を無くする事、無駄な費用を掛けない様にする事も、RVライフを楽しむ為には更に大切な事です。 

RVを所有するのはお金が掛かります。  RVを持って居れば当然ガソリン代は仕方がありません。 普段は下道を走っても、時には高速道路を走って掛かる費用は仕方がありません。

家を乗せた車ですから、現実的に考えて小さな不具合から動けない大きな故障まで、時には問題が生じても仕方がありません。 普段からコツコツとメンテナンスを行えば問題が起こる確率が少なくなるのは確実ですが、中には自分でメンテナンスを始めたいと思いながら色々な理由で先延ばしになっているRVerもいらっしゃると思います。 確かにメンテナンス(修理)は大変かも知れませんが、山登りと同様(?)で、一度メインテナンスの楽しさ、達成感等を知るとヤミツキになります。

修理の例:
ネットキャンパーの書き込み欄に、修理工場を探しているメンバーが居た事に先ほど気付きました。 既に1ヶ月以上経って居ますし、他にも同じ様なケースがあり得ると思われましたので、今回又書く事にしました(RVの為に無駄なお金を費やするのは見ていられません)。

この方はロードトレックにお乗りで、シャシーはシボレー、問題箇所は“フレッシュウオーターポンプ”との事です。 

結論は、近所の水道屋さんに持ち込むのが最適だと思われます。 親切な水道屋さんが居れば、自動車修理工場より適切な処理が出来る筈です。  最近の自動車修理工場(部品屋も同様)の人はマニュアルに従って修理をする様に訓練されており、更にこの様な問題はシボレーのマニュアルには絶対に出て居ません;“フレッシュウオーターポンプ”はシボレーには関係無く、RV製造会社の取り付け分担だからです。

解決法:
http://www.roadtrekchapter.org/uploads/pdfs/2008_210_Winterizing.pdf

正確な問題点、並びに状況が分かりませんので、水が出ない事が問題点として話を進めますが、ポンプを取り外す前にスイッチをオンにしてポンプがどの様な音を発しているかを知るのは問題解決の判断材料になります。 音が出ていなければ、ポンプは作動して居らず、水が出ないのは当然です。 この場合は単にフューズが切れているのか、電気がポンプに来ていないか、又はポンプの故障かも知れません。 テスターがあると非常に便利です。 テスターを使えばポンプに電気が来ているかを調べたり、断線の有無を調べたりする事が出来ます。 電圧、抵抗を測定出来る簡単なテスターは1500円程度で購入出来ると思います。 

ポンプに関連した問題との事ですので、ポンプを取り外せば、少なくとも、ポンプ自体が原因か、ポンプ以外かが判断出来ると思います。 

水が出ない場合は、空気を吸い込んでいる場合も少なくありません。 ポンプとタンクの間の配管に漏れがありますと、其処から空気を吸い込んで水が出なくなります。 ねじの緩みや配管の緩み等に依る原因が考えられますが、タンクを空にした後で水を入れた場合に空気を吸い込んだ場合は空気がポンプに留まってポンプは空回りを起こす事があります。 この場合は、タンクを満タンにしてポンプの出口の管を外してポンプをオンにしますと機能し始めますが、何らかの方法で空気を取り除く必要があります。 

参考:
メンテナンスを自分で行わない場合は当然修理を頼む事になりますが、一寸知って於く事で修理費を下げる事が出来ると思います。 

ポンプに限らず、問題が起きた場合は自分で修理をする積りになって原因を探る事です。 即ち、
• 現状の問題点
• 問題が起こった原因(ガタガタ道を走行、雨、洗車後、速度、しばらく使って居なかった等)
• 変色、匂い、異音(振動)等の異常
• 電気系、燃料系、機械系
• ハウス関係、自動車(車体)関係

これ等の事を元に、自分で簡単(短時間で)問題を解決出来る事が出来る場合も有れば、問題に関する総合的な状況が分かりますのでネットで調べる事も出来ますし、人に解決法を聞く場合、人に修理を頼む場合にも説明が出来ます。 簡単に故障の原因が分かる場合もありますが、原因を探る“トラブルシューテイング”には長い時間が掛かる場合があります;修理費が高くなります。 状況判断の材料が多ければそれだけ“トラブルシューテイング”の時間が短くなります。

以前、何度か書いていますが、RVの製造分担を知る事も非常に大切です。 RV修理の初心者は次のサイトが参考になると思われます。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=631


ネットで調べるのも非常に有効です、無料ですし、知識となって残ります。 アメリカの場合は上の様な問題に関しては似たような問題、並びに解決法が沢山出ていますが、日本でも調べる価値は大いにあると思います。 ネットで質問するのも良いと思いますが、質問をする場合は出来るだけ詳しく説明をしませんと答える事が難しく、回答が戻って来ない可能性があります。

上の様な問題(ポンプ)の場合は、例え道具を全く持って居なくて道具を買ったとしても、修理代よりズート安く直せると思います。 例え、シボレーデイーラーや自動車修理屋さんに持って行ったとしても、フレッシュウオーターシステムに関しては素人ですので、時間が掛かる事も考えられ、更に部品が無ければ高価な修理代となります。 恐らく、ポンプは壊れて居ないと思われますが、若しポンプの交換が必要な場合も部品代だけで済み、漏れが原因であれば道具代だけで済みます。 ドライバーやレンチのセットを買ったとしても5000円以下で、修理手間代より安いと思います。

無駄な修理費用を省き、楽しいRVライフを楽しんで頂きたいと思います。