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RVのメインテナンス(修理)   その5: 問題解決!!

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何れは解決すると思って居ましたが、この様な解決が来るとは今朝は全く知りませんでした。 長時間(日数)掛かる事もあり得ると思っていましたが、今回も時間が解決して呉れました、しかも短い時間でした。


漏れの状況:
プレッシャー テスター (Stant製)を使って冷却システムに圧力を掛けましたが30分程度で7PSIからゼロになり、それを何度繰り返しても同じでした。  何度も圧力を掛けてゼロにしていると言う事は、何処かで漏れているからであり、更に漏れて居る事は冷却液が漏れ出して何処かが濡れている筈でした。
処が、前から後ろまで何処を調べても濡れている所はありません。 相当の回数、圧力を掛けましたので冷却液が滴り落ちていても可笑しくない状況でした。

白紙に戻して考え直す:
考えられる事は全てやり、それも繰り返し行いました。  考えられる事は唯一つ、トヨタとホンダにテスターを取り付け様としましたが、それぞれのラジエーターキャップはRVより小さくて取り付けが出来ませんでした。
次に考えたのが、テスターにRVのラジエーターキャップを取り付けて、全てを水を一杯にしたバケツの中に入れてみました。 キャップの最大圧力の7PSIに下がった後も、シリンダー側から小さな泡が5秒程度毎に出続け、圧力は少しづつ下がり続けました。  これで明らかです。

テスターを分解:
テスターの中は凝固したシール剤と思われる物質が化石状態になって内部の表面に硬くコビリツキ、相当数の小さな破片がピストンやバルブ役のゴム表面に付着していて、漏れるのは当たり前の状態でした。
時間を掛けて固着している内部の異物を削り出し、きれいにして少量のワセリンを付けて元の状態に戻しました。

参考:
このテスター(Stant 12270)の修理部品がネットで良心的な価格で売られていますが、このテスターは機能的に非常に良くデザインされていて、内部がきれいな状態でさえあればシリンダーのネジ部やピストンシャフトの部分からは圧力が漏れない構造で、新しい部品と交換する必要はありませんでした。

再度漏れテスト:
9PSIの圧力を掛けて既に4時間が経過していますが、全く下がって居ません。 漏れが無い事が確実になりました。

補足: 
今、テスターを調べたところ圧力が下がって7PSIになっていて、一瞬“矢張り漏れがある”と胸が締め付けられた感じがしました。 しかし、直ぐに外気温が下がっている事に気が付き、冷静さを取り戻しました。  昼間は28度前後だったと思いますが、現在は肌寒いので16度程度に下がって居るものと思います。 明日は又9PSIに戻ると思います。


漏れがあると感じた原因:
思い込みからかも知れません。  幾ら修理が楽しいとは言っても、ワザワザ故障を望んで居た訳ではありません、それほど修理が好きな訳でもありません。  故障は無いに越した事はありません。 恐らく、故障が大嫌いな為に、故障を無くす、即ち修理をする事に快感を覚えるのかも知れません。

冗談は置いて、此れまで冷却液を足した事が無く、相当量を足した気がした為に、漏れがあると思い込んだのかも知れません。  最初は1リットル程度加えたと思いましたが、ガラス瓶の目盛りで確認しながらブログに書いた数値を2度ほど下方修正し、恐らく200cc程度を補充したのでは無いかと思います。  持ち歩いていた容器に残っていた冷却液の全てを入れた事も、大量に足した感じを強くしたと思います。  結論は、矢張り、漏れは無く、温度(寒さ)の仕業だった様です。

無駄では無かった:
暫く外して居なかったエアークリーナーをきれいにしましたし、振動や揺れを引き起こすと思われる大量の砂土が付着した冷却ファンも外して念入りにきれいにしましたし、シリンダーブロックは割れて居らず、漏れが無い事も確認出来ました。  テスターを持って居る事もネットキャンパーのメンバーから思い出させて貰い、そのテスターの修理も出来ました。

後はフィルター、冷却ファン、その他を取り付けて走れる状態に戻すだけです。

こんなに簡単に解決するとは、非常に得をした気がします。

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非公開 (08/19 04:52) 編集・削除

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RVのメインテナンス(修理)   その5: 冷却水の漏れ箇所確認出来ず

ファイル 700-1.jpgファイル 700-2.jpg

上の写真は私のエンジンではありません。

昨夜は、冷却システムに7PSIの圧力を掛け、今朝0PSIになって居るのを確認しましたが、此れは夜間に温度が下がった為に圧力が下がった可能性が高く、漏れに依るものとは限りません。  しかし、その後引き続き圧力をかけ続けていますが、圧力は下がるにも拘わらず赤い冷却水が滲み出ている箇所は全く見当たりません。

漏れの起こりそうな、ウオーターポンプの軸部や取り付け面、ヒーターホースの繋ぎ目、エンジンヘッドガスケット、冷却水タンク、ラジエーター等、特にシリンダーブロックは念入りに調べました。

参考:
私のエンジンは53ブロックと呼ばれる、ブラジルで製造したシリンダーブロックが使用されています。 この53ブロックは側面に亀裂が入って水漏れを起こす事で知られて、主に初期のISBエンジンだけに使用されていますが、中には、ISBに変更された直前の“B”エンジンにも確認されているそうです。 亀裂は無理をする様な使用で起り、多くの場合はトレーラーを牽引していて起こって居るようです。  鋳物の肉厚が薄いのが原因で、メキシコ製のブロックは厚くて問題が起こらないそうです。

幸い、私の漏れはブロックからでは無さそうですが、漏れを見付けるのは今後、長期戦になる可能性がありますが、早く見付からないと外してあるエアーフィルターや冷却ファンの取り付けが出来ませんし、出掛ける事も出来ません。

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KSD (08/18 11:50) 編集・削除

漏れてる箇所、見つけられませんか!?

まさかと思いますけど、室内のヒーター側と言うこともあるので、可能であれば、ヒーターに行く配管を外して、配管を塞いで圧力かけてみたらどうでしょうか??

それで、圧が減らなければヒーター側と言うことになるかもしれません。

どちらにしても厄介ですね。

RVKen (08/18 14:27) 編集・削除

KSDさん、 度々有益なご意見を有難う御座います。

問題は解決して仕舞えば、“何だ、そんな事だったのか”と言う事になりますが、解決するまでは最悪な状態、即ちヘッドやラジエーターの取り外し、更にはクランクケースのひび割れ等は簡便して貰いたいと思っていました。 

何時もは問題を解決すると快感を覚えるのですが、今回は何と無く拍子抜けをして、余り達成感を感じませんでした。  しかし、矢張り、ラジエーターを下ろさないで済んだ事はうれしいです。  ラジエーターは約70Kg 前後(パレットに乗った運搬重量は200ポンド=90Kg)ありますし、狭い所からの出し入れは大変です。  家内の手を借りて、嫌そうな顔を見るのも御免です。  と言って一人で行うのは不可能です。

ご意見をありがとう御座いました。  今後も宜しくお願いします。  若しかの時はラジエーターを持ち上げも宜しくお願いします?