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カナダを走行中に見る景色

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カナダは広いものの人口密度が低い為道路が少なく、大都市を結ぶ東西に走る高速道路が少数ありますが、南北に走る高速道路は全くと言って良い位ありません(写真上左)。 大都市、例えばバンクーバー、エドミントン、カルガリー、トロント、モントリオール等の大きな町には高速道路が走って居ますが、大都市以外の多くの町は幹線道路で結ばれて居ても町の中は信号機のある一般道です。

南北に走る幹線道路(一般道=下道)は片側1車線が多く、急な上り坂、街中、交通量が多い地域には片側2車線があります。 制限速度は一般的に90Km/時、100Km/時が殆どで、町に近付きますと順次70 Km/時、60Km/時の制限速度表示があって街中の制限速度は50Km/時が一般的です。 しかし、町から離れた直線道路の部分では110Km/時や更には120Km/時の場所もあります(写真上右)。 一般道の場合は例え110Km/時の制限速度サインが出ていてもその直後に交差点がある場合もありますし、信号機が付いて居る場所もあります。 私は110Km/時のサインが有っても通常92 Km/時で走行します。 しかし、上の写真の110Km/時のサインがある地点から1-2Km先に信号付き交差点があり、この交差点に近付く時は何時も“黄色に変らないで呉れ”と祈る様な気持ちで通過します。 恐らく、数百メールトル手前にセンサーが取り付けられていて車が来ない時に赤信号に変化するものと思われます。

カナダでは野生動物に注意の標識を良く見かけますし、注意をする区間距離は様々で長い場合は70Kmと表示されて居る場合もあります(写真中左)。

道路工事にもよく遭遇します(写真中右)。 通常は徐行をして通過が出来、待たされても5分以内の待ち時間で通過が出来ますが、長い道路工事区間で交通量が多い場合は30分以上待たされる事もあります。 工事区間の始まりには必ず誘導員が片側に“STOP”その裏側が“SLOW”のサインを持って立っていて、手を上げれば必ず笑顔で応じて呉れます。 写真は今回の旅行で写したものだけで多いのではありますが、写真を写さなかった工事中の場所はまだまだ沢山ありました。
事故や災害で待たされる事もあります。 幹線道路が少ない為に迂回が出来ない、又は迂回が出来ても100Km以上の迂回になる事もあります。 私は昨年は行き帰りとも山火事の為に約200Km余分の迂回をし、今年も帰りに200Kmの迂回をしました。 3年ほど前は橋の上でのトラック事故の為に3Km程度引き返して山越えの迂回をしました。 以前旅行中にRVパークで会った人は山崩れの為に道が閉鎖されて、走って来た道をアラスカ州迄戻って、約400Km、最初に山崩れ現場迄走った295Kmの無駄も含めますと700Kmの迂回をした事になります(距離はグーグルマップで調べた数値)。 ほぼ同じ場所で私は山火事の為に半日待たされた事がありますが、私は半日で済みましたが中には3日待った人も居ました。 地元の人は殆ど居らず、この地域を走る旅行者はRVが多いのですが、乗用車やオートバイで旅行をしている人も居ました。 パイロットカー(先導車)に先導されて煙で視界が悪いデコボコの悪路、そしてアチコチで消火活動の為に停車して居る消防車を見ながら約1時間程ノロノロ運転をしました。

幹線道路沿いには鉄道線路をよく見かけます。 多くの場合はコンテナ、石材専用、木材、木くず等の専用の貨車ですが、時には列車を見る事があります(写真下)。 速度は非常に遅く、自動車が道路工事等で2-3分停車しても又追い付く速度です。