記事一覧

アメリカの郵便並びに宅配便

ファイル 141-1.jpgファイル 141-2.jpgファイル 141-3.jpg

日本には郵便システムの他にクロネコヤマトや佐川急便等の宅配サービスがありますが、アメリカにもUSPS(United States Postal Service)と呼ばれる郵便システムの他に、日本でも知られていると思いますUPS(United Parcel Service)、Fedex(FedEx)があります。 以前はドイツのDHLの黄色いトラックが走り回っていた様な気がしますが、最近は殆ど見ることはありません。

USPSはアメリカ政府の機関であるのに対してUPSやFedexは民間企業です。 
UPSは1907年にワシントン州(西海岸北部)の学生二人が始めた会社であることはよく知られています。 恐らく近所の配達程度を行ったものと思われますが、その後T型フォードを購入して配達を始め、カルフォルニア州とニューヨーク州から徐々に拡大して1950年代には全米の各家庭への配達サービスが確立していた様です。 現在はアチコチで目にする茶色のトラックと自社所有の飛行機を使って1日に1億5000万個の荷物を配達、又海外220カ国にも配達をしているそうです。

此れに対してFedexは1970年代に設立された新しい会社で、自社専用飛行場をテネシー州のメンフィス(エルビスプレスリーで有名な市)に作って輸送を開始しました。 画期的なのは全米各地からの荷物が一旦メンフィスに集められ、行き先毎に自動選別されてから各地に送られます。 アメリカは広く、僻地もありますので全ては無理だと思いますが、午後4時迄に受け取った荷物は翌日午前10時迄に配達するサービスも含め、2日、3日、1週間等、それぞれ料金に拠って異なるサービスをしています。 当然ながら、低価格の輸送はトラック便となります。

日本のクロネコヤマトの宅急便は私もよく利用しますが、配達時間を指定出来、又非常に早く全国に配達出来るので驚くばかりです。 此れに対してアメリカの場合は土地が広く、トラックが毎日8時間(?)走り続けても東海岸から西海岸まで5-7日程度掛かる距離ですので、トラック便は日数が掛かります(知名度の高い会社は1日の走行距離や運転時間に関して厳しい規定がある様です)。  しかし、UPSもFedexも高度の追跡システムを使っている為に発送手続き直後にはネットで予定配達日が知らされ、配送経過も配送基地を通過毎に簡単に分る様に成っています。 多くの場合は予定発送日に配達されますが、ネットを見れば配達当日には“配達に出発”と書かれていますので、配達が確実に分かります。

ところでFedexは飛行機を何機所有していると思いますか?

2010年2月28日現在660機所有していて、300以上の飛行場に飛んでいるそうです。