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トランスミッションオイル(ATF=Automatic Transmission Fluid)の選択

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最近のトランスミッションオイルの中にはフォード車にもGM車にも対応すると書かれたオイルが販売されていますが、アメリカ車の場合、GM車は“DEXRON”、フォード車は“Ford Type F又はMERCON”が一般的です。 “DEXRON”の中にもタイプⅡ、タイプⅢ、又はⅥ等あり、年式に依って異なります。

エンジンオイルと異なり間違ったオイルを使用しますとシールやクラッチ等の材質、クラッチ接続、スムーズな変速、オイル寿命等に悪影響が出ますので、必ずオーナーズマニュアルに従って選択する必要があります。 新しいタイプのオイルが必ずしも古いタイプより良いとは限りません。

次のサイトに、自動車メーカー別に適応トランスミッションオイルの種類が出ていますので、若しオーナーズマニュアルで調べる事ができない場合は参考になさって下さい。
http://www.nordiques.com/pieces/images/cataloguepdf/applicationhuiletrans.pdf
(注) DEXRON® MERCON®  等の後尾のⓇ は登録商標(Ⓡegistered)を意味するだけですので無視して下さい。

トランスミッション用合成オイルはトランスミッション温度を低く保ち、オイル自体も長持ちしますので、トランスミッション製造会社も使用を奨励しています。 また、デイーゼルプッシャー(キャンピングカー)の場合は新車から合成オイルが注入されて来る傾向にあります。 合成オイルに交換する場合も適応オイルタイプが含まれている事を確認する必要があります。

変速(増速減速)がスムーズに行れない場合の多くは古いトランスミッションオイルの粘度が変っていたり、細かいゴミ混入の可能性が大です。

従って、トランスミッション オイルを交換する場合、特に合成オイルに交換する場合は出来るだけ100%に近いオイル(トルクコンバーター内のオイルも)を交換する必要があります。 

必要があれば交換方法を書きます。