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オイル交換の重要性

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エンジンオイルの交換は一般的で多くの人が定期的に行っていますが、トランスミッションオイル、ブレーキオイル、デファレンシャル(デフ)オイルの交換は見逃している人が多いと思います。

最近、デフオイルとブレーキオイルを交換しましたので少々書きます。

オートマチック トランスミッション オイル:
私は15万マイル交換不要のトランスミッション会社が指定するオイルを使用していますので、時々透明度と匂いをかぐ程度ですが、一般のオイルを使用する場合はトランスミッションのマニュアルに従って注意をした方が良いと思います。 オートマチックトランスミッションの心臓部であるバルブボデイーと呼ばれる部品内には小さなオイルの通路や油圧で移動するピストンがあり、オイルが汚れますと正常な機能(滑らかな変速)が出来なくなります。 トランスミッションオイルの場合はエンジンオイルと異なり透明(通常赤)で、僅かでも黒ずんで居たり焼けた匂いがすれば直ぐに交換する必要があります。

デファレンシャル ギヤー オイル
後輪のアライメント調整の際デフの下の方が多少濡れた様な色をして居る事を確認しましたので、オイルが少なく成っているのでは無いかとプラグを外したところオイルがあふれ出て来ました。 量は充分でオイルは透き通っていて全く問題はありませんでしたが、プラグに内蔵されている磁石に可なりの量の黒い物質が付着(正常)していました。 

シャーシーメーカー(スパルタンモータース)にオイルの量と交換年数を聞いてみましたところ、VIN番号から、量は25パイン(11.9リッター)で1年に1回交換、化学合成オイル(Synthetic)は奨励はしないとの事でした。 合成オイルを奨励しない理由は、例え高価な合成オイルを使用しても使用期間が長くは成らないからだとの事でした。 デフオイルは少なくとも8万Km程度は使用可能と思って居ましたので、1年と聞いて驚きました。 私は此れまで2回合成オイルと交換して今回は3回目で、約6万Km弱で交換している見当です(前2回はAmzoil使用)。 今回は近所の店から手に入る合成オイルを使用しました。 

ホンだのCRV(常時4駆)の場合は約4万Kmでデフからカリカリ音がし、オイルを交換すると音がしなく成ります。皆さんもデフのオイルの交換基準を確認しては如何でしょう? デフに依ってはLS(リミテッド スリップ)オイルを必要としたり、ホンダの様に特殊オイルが必要な場合もありますので気を付けて下さい。

ブレーキ オイル:
車の下を調べて居ましたらブレーキ用プレッシャーコンバーター(一種のマスターシリンダー)からオイルが滲み出ているのを確認しました。 分解してみましたら、内部は相当前から漏れていた様子で、漏れが僅かの為に外に出て来るまでに一部は凝固して居ました。 反対側(4個使用)も分解してみたところ外には漏れておらず外見は全く正常でしたが、内部は漏れたオイルがラバーブーツに大量(ガラスコップ半分)に溜まっていて、水分を吸ったオイルは酸化が進み、黒褐色に変色して金属面(シリンダーやピストン)の一部に凝固した非常に悪い状態でした。 

最初は修理キット又は新品を購入する積りでしたが、何処の部品店にも在庫が無く、メーカーに問い合わせたところ特注で2ヶ月掛かる(1個$830)との事でした。 オイルシールを3個交換すれば完治するのですが、修理キットは無いとの返事でした。

左右両方のブレーキブースターをきれいにして金属面の凝固物を取り除きましたので、又しばらく乗れそうでしたが、シャーシーメーカーに再度連絡をするとシャーシーメーカー独自の部品番号で大量に在庫している事が判明し、早速1個予備として購入手続きを取りました。

ブレーキオイルに関しては“毎年交換”を知って居ましたが、私の住んでいる所は乾燥していますので5年位は大丈夫だと思って居ました。 今後は2年に1度は交換をする積りです。 交換していない方は是非調べてみる事をお勧めします。