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“ラジエーターを洗う方法” と “不凍液(冷却液)に関して”

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旅行後の洗車をしました。 キャンピングカーは側面でも泥がこびり付いていて、シャシーの上部やガソリンタンクの上には小砂利と一緒に泥が積もっていました。 今回走った地方の泥の中には、砂利を固める為の薬品か凍結防止剤の影響か分りませんが、金属腐食を促進させるものが多く含まれています。 

この様な状況で洗車をする場合、皆さんは車のどの部分を念入りに洗いますか? 

題名から直ぐにお分かりになったと思いますが、私は次の理由でラジエーターを念入りに洗いました。
前回(2002年)に同じ地方を走った際、旅行から帰って来て1年半後にラジエーターの冷却フィンが腐ってボロボロに成って仕舞ったからです。 冷却水には非常に気を付けて長期使用可能タイプ(Extended Life)を使用していましたが、内部だけ気にしても外まで正常に保つ事は出来ませんでした。 新車から5年も経っていませんでしたが、新品に買い換えました。 値段($1296.79)も高かったのですが、重い上に、取り付け場所は不可能に近い狭さで取り外し/取り付けは大変苦労しました。 2度とやりたくありません。

ここで“ラジエーターを洗う方法”と“冷却水に関して”触れます。
“ラジエーターを洗う方法”
キャンピングカーの中でも、DP(に関しては http://www.net-camper.com/2010-k/2010-k.html を参考に為さって下さい。)の後方エンジンはラジエーターの汚れでオーバーヒートを起す為RVフォーラムで良く話題になります。 多くの場合はブローバイによるオイルと埃がラジエーターの冷却フィンを詰らせる為です。 フォーラムで常に取り上げられる“Simple Green”を適度に水で薄め、噴霧器でスプレーした後30分程置き、水で洗い流します。 高圧噴射機は冷却フィンを傷めますから、使えません。 尚、“Simple Green”(4リッターのプラステイック容器入り)はコストコで売られていますが、代用品もあると思います。 今回新しく買って来た容器には“Biodegradable”即ち無害に分解されるとの表示がありましたので、気分的により安心して使えました。

“不凍液(冷却液)に関して”
不凍液(冷却液)には数種類の系統があって混ぜると凝固を起す組み合わせもあります。交換の際、エンジンオイルですと少々残っていても問題を起すことはありませんが、不凍液(冷却液)は今迄使っていた系統から替える時や間違えて混ぜてしまうと凝固してラジエーター内での流れを悪くしたり目詰まりを起してオーバーヒートの原因に成ります。 次のチャートに系列別にブランド名が表示されています。 
http://www.eetcorp.com/antifreeze/Coolants_matrix.pdf

多くの場合、不凍液(冷却液)の色が異なる場合は慎重に考えた方が良いと思われます。
RVKen