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フォードの燃料ポンプ (Ford Fuel Pump)

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キャンピングカーに依ってはよく起る問題箇所があり、フォーラム等で話題になります。 この様な情報を知っていますと予め対処出来、旅先で立ち往生をしたり牽引を頼んだり、知らない整備工場で部品待ちで時間を潰すことも避ける事が出来ると思います。 

気の付いた物を書きますが、今回はフォードの燃料ポンプです。

フォード車の燃料ポンプ:
頻繁に話題に上るのがフォード車の燃料ポンプで、燃料の圧力が徐々に下る為にエンジンの不調を来たす問題です。 この問題が起こり易い車は、1988-1997年製フォードの460cid (Cuin Displacement) / 7.5Lを搭載している、クラスA(F53 シャーシー)、クラスB(Eシャーシー、エコノライン)、クラスC(E シャーシー)です(既にご存知の通り、ウイニベーゴ、フリートウッド、コーチメン等のキャンピングカー(居住部分)メーカーには関係ありません)。

症状は:
•  エンジンの掛かりが悪い
•  回転が上らない
•  力が無い
•  バックファイヤーが起る
•  回転にムラがある

古くなったガソリンを使ったり、水やごみの混ざった燃料を使用した為と勘違いする様な症状の様です。 類似のエンジン不調問題は燃料フィルターが詰っても起る事もありますので、安価で簡単に出来るフィルター交換も考慮するべきでしょう。

燃料ポンプの問題は2万Km前後迄に経験する様で、長期間乗っていないキャンピングカーを走らせると最初は調子よく走って居てもこの症状が出る事が或る様です。 ポンプはタンクの中に取り付けてある為、燃料タンクが1/4以下で走ると燃料で冷やされなかったり空気を吸ってオーバーヒートをして故障し易いと言う意見の人も居ます。 しかし、ポンプ自体に問題があるのも事実の様です。http://www.ford-trucks.com/tsb/fulltext/show_article.php?tsb=97-23-9


解決法:
改善されたターバイン式ポンプ(フォード純正は約$500)に交換するのが最善ですが、ポンプは燃料タンクの上部から取り付けてある為にタンクを半分下ろす必要があります。 

人に依っては床に穴を開け、タンクを下ろさずにキャンピングカー内部から交換する人も居ます。 又キャンピングカーに依ってはタンクの上が外部からの物入れになっていて、床を外す事でポンプを交換出来る場合もあるそうです。

壊れたポンプ(機能しない古いポンプ)をそのままにしてフィルターの直後に燃料ポンプ(多いのはカーター製レースカー用)を加える事で問題解決している人も居ますが、此れは賛否両論あります。

燃料ポンプをタンクから取り出して外部に取り付けたい人も居るようですが、燃料ゲージセンサーが一体に成っている為に容易ではない様です。

或る人は未だ問題が起きていないものの心配なので、新型のターバインポンプを購入、タンクの上の床には穴を開けて、旅先で問題が起きた場合に対処出来る様にして居ます。


ここに書いた事は私が経験した事ではありませんし、単にフォーラム等で得た情報が元ですので、フォード車をお持ちの方は参考にして対処なさって下さい。