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修理部品は個人には売らない!

2年前に母に購入した洗濯乾燥機から水漏れがする様になり、本日メーカーに電話をして驚きました。

ネットで調べた結果多くの同じメーカーの洗濯機が漏れの問題の書き込みがありましたが解決法は全く書かれていません。分解する前にメーカーに聞けば少しは問題箇所を限定出来ると考えて電話をしましたが、単に出張修理を薦めるばかりでした。 メーカーの出張修理サービスに電話をしたところ、分解を必要とする部品は経済産業省の通達で個人には売れない事になっていると聞かされました。

アメリカでは、家電製品、例えば冷蔵庫や洗濯機の場合、20-30年程度経過していても恐らく殆どの重要部品は手に入れる事が出来ると思います。

20年ほど前の事ですが、家の火災報知機が鳴りました。原因は乾燥機からの煙が原因で、乾燥機のドアーを開くと炎が飛び出し、バケツで水を掛けて消し止めました。 

乾燥機を分解した結果、乾燥ドラムを回すベルトが切れた為回転が止まり、ガスバーナーがドラムの一箇所を熱した為に衣類が燃え始めたと解釈しました。 この乾燥機には温度センサーが3個付いていて1ヵ所でも異常温度に達するとガスが止まる仕組みになっていましたが、運悪く3個の内2個が機能しておらずこの様な問題になって仕舞いました。

家電製品部品店に行って、ベルト、溶けたゴム類、3個の温度センサー、その他必要部品を交換して、ドラムは焦げてはいましたが全く問題無く3-4年使い続けて引越しをした際に新しい洗濯機と乾燥機に買い換えました。

冷蔵庫も内部に霜が溜まって冷気が出なく成った事が原因で温度が下がらなく成り、霜が溜まる原因は霜をあるタイミングで熱して融かすヒーターが切れての事でした。 無論、ヒーターを交換した後は新品同様に機能して呉れました。 この冷蔵庫も引越しの際に新しくしましたが、20年以上使用したと思います。

と言う訳で、家電製品の部品は、壊れ易い小物類から大きなモーターまで何でもネットでも購入出来ますし、大きな都市では家電製品専門の部品店がアチコチにあり、修理専門家も個人も自由に購入出来ます。
例:   HTTP://WWW.PARTSELECT.COM/

壊れた洗濯機のメーカーの説明に依りますと、経済産業省が個人への部品販売を禁止しているのは危険だからとの事ですが、総合的に考えると果たして良い事でしょうか?  日本では危険でアメリカでは危険では無いのでしょうか?  簡単に直せる家電製品も粗大ごみとして捨てられる事も多いのでは?  “モッタイナイ”

2年程度で壊れる事事態も不満ですが、部品を購入出来ない事はショックです。