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セルフサービスガソリンステーション

以前は全てのサービスステーションがフルサービスで、窓ガラスを磨いて呉れ、自分で給油をしても価格は同じでした。  1950年代にアメリカの地方都市で最初にセルフサービスが現れて、1970年代のオイルショック時に安く購入出来るセルフサービスが人気を持ち始めたようです。

その後多くのサービスステーションでセルフサービスとフルサービスの2種類のポンプを設置してフルサービスの価格は10%-20%程度高くなりました。 現在でもフルサービスポンプ(価格が高い)を置いている所がありますが稀です。

私の知人で “給油の仕方を知らないので” を理由に今もフルサービスを使っている人が居ます。 決して差別をする訳はありませんが女性です。 恐らく習慣、又はガソリンの匂いが付いたり手を汚くするのが嫌なのでしょう。

カナダのアメリカに近い地域ではアメリカと同様でセルフサービス専門のサービスステーションが沢山ありますが、未だに従業員が出て来て給油をして呉れるのが当り前になっている地方もあります。

アメリカのオレゴン州とニュージャージー州は例外で、自分で給油をする事が禁じられています。 知らずに(忘れて)自分で給油ノズルを使い始めますと従業員が飛んで来て怒ります。 此れは州の厳しい罰則があり、ある従業員に依りますとサービスステーションが罰金を払わされたり従業員がクビにされたりするからとの説明でした。

これは安全重視が理由の様で、ガソリンと軽油の取り違えが理由では無い様です。 デイーゼル燃料に関しては厳しく無い事をあるサービスステーションで知り、中には嫌がる従業員も居ますが、私のデイーゼルRVには何時も自分で給油をしています。 自分で給油の理由はタンクが大きい事と入れ口からタンク迄のホースが長い為に自動的に給油が停止して燃料を入れる量が分かり難い事が一つと、昔、従業員がキャップを付け忘れ、代替キャップを探すのに苦労をし、布切れを差し込んで走った事があるからです。


参考:
日本のサービスステーションの数はアメリカの半分以下ですが、イギリスやドイツは日本の数分の一の様です。 しかし、少々信じ難いのですが、中国は非常に多く日本の2倍程度あるそうです(確認をお願いします)。