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オートパークブレーキ、 その1-2 関係する専門用語

前回の続き...

Leakdown (リークダウン=漏れ)
何らかの理由で油圧が漏れ、オートパークスステムの圧力が下った状態を言います。

レバーリレー (Lever Relay)
オートパークブレーキのアクチュエーター(シリンダー)とパーキングブレーキドラムを機械的に繋げた中継レバー類を指し、運転席側のシャーシーフレームのエンジン/トランスミッションの近くにあります。

ライトスイッチ (Light Switch)
このスイッチは後ほど出て来ますRGSと呼ばれるスイッチと見た目は似ていますが、アクチュエーターの後ろ側にあるT字型配管部品に取り付けてあって、タイプIIとタイプIIIのオートパークブレーキに使われています。

オーバートラベル (Overtravel)
アクチュエーターのピストンが通常の良好な状態より移動し過ぎの状態を言います。

ポペットバルブ (Poppet Valve)
後ほど説明しますRGS(スイッチ)の直ぐ下にある一方向バルブで、取り付ける6角型留め具を取りはず際に簡単に失い易い部品です。

RGS (Rotten Green Switch=壊れ易い嫌な緑色のスイッチ)
RGSはニックネームで、正式にはポンプモータースイッチ(Pump Motor Switch)と呼ばれ、全てのタイプIIとタイプIIIのオートパークブレーキに使われています。

RBS (Rotten Brown Switch)
RGSと全く同じ仕様ですが、色は茶色です。

タイプIシステム (Type I System)
1989年頃から1994年の中旬頃迄のシャーシーに見られ、作動にはパワーステアリングの油圧が使われています。

タイプIIシステム (Type II System)
1994年の中旬頃から1998年中旬迄のシャーシーに見られ、専用電動ポンプが使われています。

タイプIIIシステム (Type III System)
1998年の中旬頃から2007年のシャーシーに見られ、タイプIIと同じですが、パーキングブレーキを作動させるフットペダルは無く、その代わりにダッシュボード近くに黄色の押し引きするノブが取り付けてあります。

専門用語の説明は以上ですが、次回はパークライトに関して説明します。