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守る事が困難な法律

町に出る度に気になりますが、法律や規則を守らない人の多い事です。

都心ではアチコチで工事が行われていて工事関係者が交通整理(税金の無駄使いの場合も?)を行っています。 しかし、この交通整理を無視して歩く人や自転車が多い事に驚かされます。 先日銀座の工事現場で信号が赤の交差点、しかも交通整理を無視して40代の女性が自転車で横切って来ましたので注意をしようとしましたらぶつけられて仕舞いました。 “急いでいたから”と言い残して立ち去りましたが、ぶつけられた私の股は今も紫色の痣が残っています。 

注意をする事自体が感心した事ではありませんが、この様な光景に慣れて育つ小さな子供達は法律やルールを守らなくなり、当然交通事故に巻き込まれる確立は高くなります。 大人に成れば違法と知りながら悪い事を平気でし、問題を起こす事にも少なからず繋がると思います。 社会で様々な問題が起こっていますが、法律やルールを守る意識が高くなれば此れらの問題は激減すると確信します。

現在、新聞やテレビは問題が起こる度にその本人や会社を大きく取り上げて責任を追及し、言葉の暴行を加えて立ち上がれなくさせて居ますが、同じ様な問題はアチコチで起こっていてタマタマ発覚しないだけでは無いでしょうか。 又、報道機関の暴行を加えている人達自身はそれほどきれいな生活をしているのでしょうか?  我々は皆法律違反やルール違反をする事が当り前になって仕舞っているのではないでしょうか?

法律やルールを無視する人が多い原因は守れない法律が多い事も原因していると思います。 既に書きましたが、最高制限速度は多くの場所で明らかに低く過ぎです。 運転者の多くは10Km/時-15Km/時程度のオーバーは取り締まりの対象では無いとの意識で運転していると思います。 

果たして何人の警察官が速度制限標識を守って運転しているのでしょうか? 多くの警察官が“私は速度制限を守って運転しています”と答えますが、警察官として“私は速度制限を守らずに運転しています”とは答えられませんので止むを得ないでしょう。 しかし、警察官の中には“私に違反をしていると言わせたいのか”と怒る人も居ます。 立場を考えれば此れも止むを得ない事でしょう。 

多くの道路の最高速度制限を守って走りますと事故の原因に成りますし、更に10Km/時程度の速度オーバー(私の通常速度)で走って居ても追い越し禁止の場所でも追い越して行く車が少なくありません。 警察官であろうと一般運転者であろうと、若し、最高制限速度を守って走っている人があれば、余程安全を無視している人か、他の運転者に故意に“嫌がらせ”をして運転をしているとしか考えられません。

交通安全以上に、一般日常生活に於ける人々の法律やルールを守る意識を高める為には多くの場所での最高制限速度の引き上げを検討する必要があります。  又、最高速度制限以外にも守れない法律がアチコチにありますので、それらも検討する必要があります(使えない場所にある横断歩道を使い易い場所に移動、不必要な交通信号や一旦停止サインの廃止等)。