記事一覧

キャンピングカーの操縦性の問題 (尻振り) その5 トラックバー(Trac Bar)

ファイル 460-1.jpg

前回、トラックバー(Trac Bar、Track Bar、Panhard Bar)の機能に関して簡単に説明しましたが、今回はRVに取り付けに関して書きます。

キャンピングカー(クラスC、 クラスA)に乗っている方の中には横風や追い越しの大型車に敏感で安全性は勿論、常にハンドル補正が必要な為に疲れて長距離走行が出来ない人が少なくない様です。 この問題を解決するには原因に応じて適切な処置が必要ですが、多くの人、特にフォード製のシャシー(E350、 E450、 F53)に乗っている人は“後輪の車軸”にトラックバー(Trac Bar)の取り付けでこの問題を解決しています。

大分部のクラスCシャシー(E350、F450)の“前輪”はコイルスプリンのインデイペンデントサスペンションでトラックバーの必要はありませんが、フォード製クラスA (F53)はリーフスプリング(板ばね)で車軸が横移動し易く、中には高速走行中に前輪が左右に激しく振動(共振状態)を起こして危険な状態になる場合もあるそうです。 この様な状態の場合は確実にトラックバーの取り付けが必要の様です。

トラックバーの取り付け方は次のビデオで分かり易く説明されています。http://www.youtube.com/watch?v=EEj7HgQ1m78

ビデオを製作したヘンダーソン社のトラックバーはよく知られていますが、他にもトラックバーを製造している会社(RV部品界でよく知られている会社)が数社あります。

次のビデオは年配の女性のクラスCで、疲れずに長距離走行が出来る事は非常に大切です。 以前スエーバーを取り付けたそうですが、今回はトラックバーを取り付けて、その走行性の改善の様子が示されています。
http://www.youtube.com/watch?v=GlPnzjzrv_o

“rear trac bar(後車軸トラックバー)” に関しては多くの書き込みがあります。
http://forums.woodalls.com/index.cfm/fuseaction/search/parms/sw%7Brear%20trac%20bar%7D%7Ckm%7Bexact%7D%7Ckl%7Bm%7D%7Cfm%7B23%7D%7Cpd%7B366%7D%7Cma%7B%7D/sr/1.cfm

市販されているトラックバーの多くは丸棒で出来て居ますが、車軸を自由に上下に動かせながら左右に動く事を抑えるのが目的ですので、アングル材を使って両端にロッドエンドを溶接して自分で加工/取り付けを行う人も居ます。 

トラックバー自体の価格は$50前後からですが、RV用トラックバー取り付けキットは$500前後だと思われます。
http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rlz=1T4DKUS_enUS281#hl=en&gs_nf=1&ds=pr&pq=trac%20bar&cp=20&gs_id=2d&xhr=t&q=trac+bar+panhard+bar&pf=p&rlz=1T4DKUS_enUS281&tbm=shop&sclient=psy-ab&oq=trac+bar+panhard+bar&aq=f&aqi=&aql=&gs_l=&pbx=1&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.,cf.osb&fp=cac9f8ab7ac666ec&biw=796&bih=499