記事一覧

キャンピングカーの操縦性の問題 (尻振り) その7 スプリング交換、補助スプリング取り付け例1

ファイル 462-1.jpgファイル 462-2.jpgファイル 462-3.jpg

今回はフロントコイルスプリングがヘッタっている場合を想定してみます。
既に書きました様にこの場合は新しいコイルスプリングに交換するかコイルの中に筒型のエアーバッグを挿入するのが一般的です。

コイルにエアーバッグを挿入する場合:
このタイプのエアーバッグはファイヤーストンの物が圧倒的に多くコイルライト(Coil Rite)と呼ばれて1/4インチホース付きのキットが約$100前後で販売されています。 付属部品は2年間の補償付きですが、エアバーバッグ本体は一生補償付きです。

参考:
約20年前に乗っていたP-30 用の交換エアーバッグを購入しようとした際にコイルライトは一生補償付きである事を知りましたが、新車に付いて来たオリジナルコイルライト(エアーバッグ)は一生補償では無い事が分かり、$70少々で一生補償付きで購入しました。 ビルスタインショックアブソーバーに関しても同様で、購入したショックアブソーバーは一生補償付きですが新車に付いて来たオリジナルショックアブソーバーは新車の補償期間中の補償となります。

コイルライト交換方法は石鹸水を付ければ簡単に取り出す事が出来て挿入も簡単だと思っていましたが、スプリング内の古いエアーバッグはナイフを使ってスプリング内部で小さく切りながら取り出し、新品は切って入れる訳には行きませんので悪戦苦闘して取り付けました。 次のビデオに交換方法が説明されていますが、この様に簡単には出来ない事を覚悟した方が良いと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=Gk9xLe6210U
どうしても入らない場合は次のビデオを参考にして下さい。http://www.youtube.com/watch?v=tmcKIJo1D8g
私は最初のビデオと同様、何も外さずに時間を掛けて取り付けました。

注意:
エアーバッグ挿入の際はスクルードライバー等の先端が尖った道具を使用しますとバッグに穴を開けて仕舞いますので必ず滑らかな先端の道具を使用して下さい。

上に書きましたエアバッグ(コイルライト)を利用する方法は安価で簡単に出来てクラスCには適していますが持ち上げる力は約500ポンド-1000ポンド程度で、クラスCの場合、特にスプリングのヘタリが激しい場合は重量に応じた適切なヘビーデユーテイーなコイルスプリングに交換をする必要があります。 交換コイルスプリングを製造している会社は他にもありますが、スーパーステイアー(ヘンダーソン)がRV界でよく知られています。 価格はコイルライト(エアーバッグ)の4倍程度しますがRVフォーラムの書き込みに依りますとコイルを交換して満足している人が多数居ます。
交換スプリングは前軸に掛かる重量に応じて5種類(スーパーステイアーの場合4300ポンド-6000ポンド)ありますので最適な強さのスプリングを選択する必要があります。
http://www.campingworld.com/shopping/item/Super-Steer-Coil-Springs-6000-lbs-/18536/&?&affiliateid=3274&cvsfa=2734&cvsfe=2&cvsfhu=3138353336
安全に注意してチャレンジして見たい方には次のビデオが参考に成ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=QMQG1II-XK8&feature=youtube_gdata_player

ジャッキで前輪を上げて作業をする場合は安全の為に必ずスタンドを使って行って下さい。

参考:左下の写真がスタンドです。 乗用車用の軽量級から重量級までありますので、充分支える事の出来るスタンドを使用して下さい。