記事一覧

前面ガラスのヒビ割れ修理

ファイル 487-1.jpgファイル 487-2.jpgファイル 487-3.jpgファイル 487-4.jpgファイル 487-5.jpg

本日、前面ガラスのヒビ割れ修理を行いましたので簡単に説明をします。

最初の2枚の写真は修理前と修理後です。 写真の写し方が悪くて分かり難いのですが、修理前にはヒビ割れが3方向に向いていましたが、修理後は2個は消えて1箇になり、小さくなりました。 ヒビの中に接着剤が入りましたので、割れが進行する心配は無くなりました。

修理は簡単で、日本でも購入出来ると思いますが(モット良い物があるかも知れません)、窓ガラス修理専門の注射器付き接着液が売られています。

ガラスをきれいにした上で、写真の様に接着剤が入っている注射器を取り付けて、注射器のプランジャーを一度引いてヒビ割れ内の空気を吸い取り、勢い良くプランジャーを放す事を数回繰り返すとヒビ割れの中に接着剤が入って行きます。 通常、ヒビ割れの中に接着剤が入るとヒビは見えなくなります。 ガラスは合せガラスですので、ヒビが外側の場合は接着剤がヒビに入り易いのですがヒビが内側の場合は注射器が逆さになる為に接着剤が上には上がらず、強制的に接着剤をヒビの中に押し込む事が困難です。

上の工程を終えましたら注射器を外し、接着剤が固まるまで30分程度待ち、余分に付着凝固した接着剤を剃刀の刃等で削り取りますと出来上がりです。

今回はヒビがガラスの内側にもあった事と、以前使用した残りを使用した為に充分の接着剤が残って居らず、完全な修理は出来ませんでしたが、探さないと分からない程度になりましたし、ヒビも進行しませんので、将来大きなヒビ割れを起こすまで問題無く使用出来ます(牽引して砂利道を走りますとどうしても飛び石を受けます)。