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P32 454エンジンオイルレベル

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シボレー製シャシー(P32)を使用したクラスAには長年454cuin(7.4リッター)エンジンが使用されて来ました。 このエンジンのオイルの量はフル(イッパイ)の状態で7-qt(コート)です。

アメリカではエンジンオイルはQuart(コート=qt)と呼ばれる単位で売られていて、Quartとは1/4(4分の1)を意味します。 1-Galon(ガロン)は3.7854リットル、4分の1である1-qtは0.946リットルです。 

エンジンオイル量:
モーターホームに使われているシボレー 454(7.4L)のエンジンオイル量はクランクケースに6-qts、オイルフィルター(AC-PF35)に1-qt、合計7-qtsです。 リッターに換算しますと、6-qts =5.68リットル、7-qts=6.62リットルです。 

注意: 1リットルのオイル缶は1-qt缶より量が多い為7缶(7リットル)入れると多過ぎに成ります。

オイル量チェック温度:
マニュアル(頁8-9)に依りますと、デイップステイックを使ってエンジンオイルの量を正確に調べる温度は190度F(88度C)-200度F(93度C)だそうです。

デイップステイックの正確性:
“エンジンオイルの量を調べるデイップステイックの目盛りが正確では無く、オイルの入れ過ぎに成る場合がある事が判明した”とマニュアルに示されています。 更に、オイルの量が最低量より2-qts下がってもエンジン耐久性には問題は起こりませんが、正しいオイルの量を示す様にデイップステイックに正確な目盛りを記す事を薦めています。

デイップステイックに正確な目盛りを記す方法(頁7-9):
1. エンジンが熱い間にオイルを抜きフィルターを外します。 この際完全に抜く為に10分ほど待ちます。
2. 新しいオイルフィルター(AC-PF35)を取り付け、6-qts(5.68リットル)のオイルを注ぎ込みます。
3. エンジンを掛けて5分ほど回転させた後に停止させ、オイルがヘッド部分からオイルパンに下がる迄10分ほど待ちます。
4. デイップステイックを3度差し込んでオイルの量を確かめ、ヤスリを使ってデイップステイックに印(線)を付けます。 この線が最低量の印となります。
5. 1-qtを足して5分ほど待ち、同様に3度確かめて印(線)を付けます。 この線が最大量の印となります。

参考:
デイーゼルプッシャーのデイップステイックはエンジン会社では無くRV会社がそれぞれのモーターホームに合わせて製造されていて目盛りが不正確である事はRVフォーラムで時々目にします。 新車であるにも関わらずエンジンオイルを度々足さなくては成らない苦情があり、それらの多くは目盛りの位置が高過ぎてオイルを吹き出すのが原因です。 オイル消費量の多い場合は一度確認しては如何でしょう?

http://bdub.net/manuals/P30/P30.pdf


注意:
オイルは1リットル(1000ml=1000cc)容器で売られて居る物もあればコート(quart=946ml)もあり、又、4リットル(4000ml)、1ガロン(3.78ml)、3リットル(3000ml)等の容器もあり、価格的に買い得か否かと共に、オイル交換時に使用する量にも注意が必要かも知れません。 容器の大きさは同じに見えても、1qt容器のオイルを7個分のところを1リットル容器のオイルを7個入れますと378ml多過ぎる事になります。