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クラスA と5thホイールに関して

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アメリカに於いて、フルタイマー即ちRVに寝泊りして生活をしたり、長期間に渡り旅行をする目的の場合、RV選択はクラスAか5thホイールが一般的です。

その大きな理由は居住スペースと必要装備を収納出来るスペース並びに最大積載量です。 クラスAと5thホイールにはそれぞれ利点と欠点があり、数量的にはクラスAの方がやや多いかも知れません。

クラスA:
運転席が高く、前面ガラスが大きい為に視界が広くて(乗用車に比べ)運転が楽です。 殆どのクラスAは目的地での移動手段としてトウド(Towed=Toad=カエル)と呼ばれる乗用車(SUV等)を牽引しますので、牽引車が付いている面では運転が難しくなりますが、直ぐに慣れます。 トウドが接続されている状態ではトラベルトレーラーや5thホイールの様にバックをする事は出来ません、バックをすると牽引装置を壊す(曲げる)可能性があります。 

クラスAはトウドを外せば乗用車同様に楽にバックが出来ますが、5thホイールは牽引車の為にバックが難しく、自在に操れる様に成るには経験や訓練が必要です。

クラスAは運転席の後ろに居住空間がありますので、牽引型(5thホイール)の様に一度外に出て移動する必要は無く、悪天候の際は楽です。

旅行中にクラスAがトラブルを起こした場合はトウドを使って部品購入や問題解決に移動出来ますが、5thホイール(牽引タイプ)の場合は移動手段が無くなります。


5thホイール:
居住空間が非常に広く、一軒家を牽引している感じでフルタイマーには最適です。 5thホイールの形状からスペースを有効に使う事が出来る為、同じ大きさのクラスAに比べて居住性は段違いです。

牽引車(トラック)と5thホイール(居住場所)が別々の車である為、何れかを買い換える事が可能で経済的です。 即ちエンジンが壊れればトラックだけを交換も可能で、5thホイール自体もエンジンや操縦装置が付いていない分割安です。

5thホイール(牽引タイプ)はクラスAに比べて燃費が良く、同じ居住空間で比べた場合に10-20%経済的な様です。 恐らく、全体の形状と総合重量が影響しているのでは無いかと思われます。

5thホイールは男性らしさを感じさせ、西部のたくましさを固執する様な人は5thホイールを好み、南部や中西部の州に多い様です。RVerの中にはトラッカーと呼ばれる大陸間を行き来する18ホイーラーを運転していた退職者も多く、それらの人も5thホイールを好み、中には18ホイーラーを牽引する大型トラックで5thホイールを牽引している人も居ます。 私の所属するRVクラブにもトラッカーを退職した人が居ますが、以前は奥さんもトラッカーで現在は42フィートのクラスA(DP)に乗っています。 


参考:
トラベルトレーラーも考えられますが、牽引車の最後部に付けてあるヒッチで牽引する為走行中にフィッシテーリングを起こし易く、特に大型トラベルトレーラーを牽引する場合は安全性に問題があります。  

一般的なクラスC(ミニモーターと呼ばれるRV)はシャシーの総重量に限界があり、又生活に必要な装備を収納するスペースにも限界があります。 15年前後前からボンネットタイプの大型トラックをベースにした外見クラスCとも見える大型RVが販売されていますが、走っているのを余り見掛けません。