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燃料ポンプ問題 - フォード製 E350(クラスC)、 F53(クラスA) その2 問題対処

A. フォード製のRVにお乗りの方は早急に燃料ポンプの問題に関して対処する必要があります。
RVを所有していますとアチコチにマイペースで行けますし、RVが調子が良く走って呉れれば最高ですが、故障、特にエンジンが掛からなく成った時は不安でRVの楽しさは吹っ飛んで仕舞います。 例え自分で修理が出来る自信がある人でも、突然エンジンが掛からなく成った時は、不安に陥ると思います。 故障は最悪の場所で最悪の時に起こります(マーフィーの法則)。  
• 町から離れた山中の細い道で
• 交通渋滞で身動きが取れない時
• 目的地まで早くたどり着きたい時
• 運転し続けて疲れている時
• 部品入手が困難な時
その他、悪い状況でトラブルは発生します。 従って、普段からトラブルが発生しない様に対処する事は非常に大切です。  

該当するフォード製RVに乗っている方は燃料ポンプ不具合対処の重大性を感じて下さったでしょうか?

B. 日本で走っているフォード製クラスAやクラスCの大半が燃料ポンプ問題該当車です。
アメリカでも8フィート(2.44メートル)の車幅のRVが製造されていましたが、1990年前後に最大8.5フィート(2.59メートル)のワイドボデイーと呼ばれるRVが製造され始め、2000年前半には殆どのクラスAがワイドボデイーに成りました。
しかし日本では、オーストラリアやヨーロッパの一部の国と同様に、2.5メートルの車幅制限がある為に、現在日本国内で走っているアメリカ製クラスAやクラスCの大部分は2000年以前に製造されたものと思われます。
同時に、今回取り上げている燃料ポンプの問題を抱えているフォード車は1989年から1997年型車ですので、該当車の確立は非常に高い事になります。

C. ご安心下さい、該当しない可能性も大いにあります。 
フォード車の燃料ポンプ問題で検索しますと多数引っ掛かって来ますが、書かれた記事の多くは2000年前半で、最近の書き込みは全くと言って良い位有りません。 即ち、現在はこの問題は起こって居ない事になります。 此れは、1997年に改良型のターバイン式燃料ポンプが搭載されてからは問題が起こっていない事を意味しています。 又、RVフォーラム等の書き込みに依りますと、早い人は1万5千マイル程度で燃料ポンプの不具合を経験、2万5千マイルで必ず不具合が起こると断言している人が居れば、5万マイル迄に不具合を経験すると断言している人もいます。 従って、該当燃料ポンプは既に不具合を起こして、全ての該当車は不具合が起こらない何らかの処置が取られたとも解釈出来ます。

D. 安心してRVを楽しめる為に
RVフォーラムを読んでいますと、“クレジットカードと携帯があれば何の心配も要らない”と言う人もいますが、恐らく冗談で言っているのでしょう。 
旅先での故障を完全に無くす事は不可能ですが、起こらない様に普段から出来るだけ対処をし、又起こった場合の対処(スペアー部品、道具等)もして置く必要があると思います。

若し、フォード製該当車にお乗りの方がいらっしゃいましたら、ご自分で対処を為さった方は別として、燃料ポンプが既に交換されているか、又は、適切な対応がされているかの確認が非常に大切だと思います。