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トラベル トレーラーの牽引に関して - その8  牽引に関する法律と一般RVerの考え方/意見

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RV所有で大切な事柄が沢山ありますが、中でも非常に重要だと思われる事が2つあります。
• 安全に走行が可能である事
• 法律に違反していない事

勿論、100%安全(故障が起こらない)を宣言出来るには幾らお金を掛けても不可能ですし現実的ではありません、新車でも故障をする時は故障をします。 又、法律に関しても、100%守る事は不可能で、これも現実的ではありません、守ると事故につながる可能性が高くなる場合もありますし、守らなくても良い法律もあります。
自分で安全性と法律を守っている事を納得出来る事が現実的だと思います。

私は常に5マイル/時の速度違反をする様に心掛けていて、可能な限りクルーズコントロールを使って違反走行をします(制限速度が55マイル/時の場所では燃費節約の為に58マイル/時で走行しますので3マイル/時の速度違反です)。 ここで大切な事は危険な場所では制限速度以下の安全速度に落とす事です。 5マイル/時の速度違反のお陰で私は捕まった事がありません。

余談:警察官はRVの違反には大目に見て呉れますが長距離運転手には非常に厳しく、その為多くの長距離運転手は砂漠の中の一本道でも制限速度を守って(?)走行します、取締りが無いと思われる場所では違反をするトラックも居ますが大幅な違反はしません。 

A. 牽引の安全性
牽引走行中に直進性、ハンドル操縦性、減速/停止等の機能に問題が無く、更に故障が起こらない事は安全性として非常に大切です。 当然、安全性の感じ方は個人差があり、車を運転する事自体に不安を感じる人も居るかも知れませんが、納得の行く範囲で安全である必要があります。

次のサイトに、エアーストリーム牽引(全ての牽引に通じる)の安全性に関して非常に興味深い事、題して“Towing Myth(間違って信じられて居る事)”が書かれています。  牽引器具を販売する人や牽引修理関係者に対しては非常に厳しい意見が書かれていて居ますが、書かれている意見には私も同意出来る様な気がします(証明は出来ませんが)。 http://www.inlandrv.com/articles/towing_myths.pdf

• 牽引の事故の多くは統計的に重量オーバーの問題を解決する目的で追加した部品(オーバーロードスプリング、エアーリフター、エアーバッグ、ショックアブソーバー、自動水平保持装置)や改造が関係しているそうです。  従って、重量オーバーは避けて牽引車、並びにトレーラーのメーカーの仕様に従うのが安全だと思われます。 
• デイストリビューションヒッチは非常に重要で、一般的に5000ポンド以上のトレーラーには不可欠と言われています。
• デイストリビューションヒッチは間違った使い方をすると効果が薄れ、トレーラーの故障や事故の原因にも成りかねません。 エアーショック、エアーバッグ、その他エアーを使った補助装置と一緒に使用しますと効果を失うそうで、エアー装置が使われている場合はエアー圧を最低圧(15-20psi)に保つべきだそうです。
• デイストリビューションヒッチを使用する際は牽引車に見合った強さのものを選択する事が大切で、強過ぎても弱過ぎても良くありません。 従って、17000ポンド(1700ポンド?)のデイストリビューションヒッチの使用は問題と思われます。

B. 牽引の法律面
アメリカのRVerは一般的に皆法律や決りを守り、真剣に考えて、取り分け事故が起こらない様に心掛けていると思います。 
• GVWR(許容総重量)を気にして多くのRVerが計量(計量盤に乗せる)を行う
• タイヤ空気圧を気にする
• タイヤの寿命を気にする
• 重量に気を配る

RVフォーラムで、牽引に関する重量は頻繁に議論されています。 アメリカ内で重量違反で捕まった、又は取り締まりを目撃したとの書き込みは一切ありません、余程危険な状態であれば話は別でしょうが。 しかし、カナダの西側の州であるブリテイッシコロンビア州やアルバータ州では取締りが行われているとの書き込みが幾つもあり、取り締まりでは重量オーバー、重量の配分、違反タイヤ(乗用車タイヤ)が使用されていないか等も調べるそうです。

1/2トントラックでの牽引に関する書き込みでは、殆どのRVerが許容重量を超えては成らないどころか、20%ルールを意識している人が少なくありません。 1/2トントラックは10000ポンドのトレーラーを牽引が限度で理想的には8000ポンド前後と考えるRVerが一般的、“許容重量を少々超えても問題は無い”との意見は全く見ません。 自分のトレーラーは10000ポンド超えているが大丈夫だととの書き込みがありましたが、1/2トントラックにはGVWRが17100ポンドも在って、11000ポンド牽引も可能な様です。

オーバーウエートの写真:
上に添付した様なオーバーウエートの写真を見た事がありますので調べてみましたら、これ等の写真の全ての出所は海外である事が分かりました。 重量オーバーと思われる牽引はオーストラリアやヨーロッパで多いらしく、牽引の写真はイギリスでの写真です。 アメリカでもSUVでの牽引は少なくありませんが、SUVの中には3/4トンシャシーもあります。

法律を守る習慣:
RVerが重量や決められた装備(補助ブレーキ)等の決まりを守る理由の一つは事故を起こしたく無い、起って仕舞った場合に保険が利かないと怖い等の考えが影響としていると思われます。 人身事故を起こしたり、裁判沙汰になった場合に許容重量をオーバーしていた場合に責任を心配する書き込みはよく目にします。 許容重量をオーバーした、特に大幅にオーバーして起こした事故と、多少の制限速度をオーバーして起こした事故では過失責任が異なる様な気が、私もします。 重量オーバーは、違法行為と知りながら飲酒運転をするのと同じ類の様な感じでは?

結論:
安全を第一に考え、法律やルールに従って、納得の行く判断をすれば、RV生活を楽しむ事が出来ると思います。

これで1/2トントラックでの牽引に関しては終了したいと思います。

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