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タイヤの寿命

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多くのRVフォーラムで常に話題に上がって居るのがタイヤに関してで、此れはRVerがタイヤの重要性を意識している事を意味しています。 事故防止、経済性、安心/快適等が理由だと思いますが、次の様な話題が見られます。
• バースト (ブローアウト)
• タイヤメーカー/モデル/サイズ/価格
• 空気圧/設定/計量/許容重量
• TPMS (Tire Pressure Monitoring System=タイヤ空気圧モニター)
• 寿命/交換時期
• 磨耗/アライメント

上に列記した様な話題が異なったタイトルでアチコチのRVフォーラムに登場し、時には意見が一致し、時には意見が割れて議論されています。
常に一致する意見は:
• 走行距離に関係なく周期的に交換が必要
• 最低空気圧厳守

今回はタイヤの寿命、即ち交換時期に関して書きます。
RVの目的に依って異なりますが、多くのRVは距離を走りませんしトラックタイヤを装備している場合は磨耗は余り進みません。 従って10年経ってもトレッドは十分残っている場合もあります。 タイヤメーカー(ミシュランタイヤ)の説明サイトには、トラックタイヤは正しい空気圧とアライメントが維持されていればタイヤローテーションの必要は無いとも書いてあります、即ち磨耗が少ないからと思われます。 交換時期に関して、20年程度前は5年毎の交換が叫ばれていましたが、約10年前にミシュランタイヤが“5年経過後10年迄は少なくとも1年に1度はタイヤ専門家に検査をして貰う事”と書いて以後は“5年毎に交換”の意見は少なくなりました。  私自身もツィ最近タイヤを交換したと思っていましたが既に4年半経過、この夏で5年が経過します。 空気圧には気を使って常に最低限の空気圧を入れていますし、これまでに特別大きな異物を踏んだ事もありませんし、縁石に乗り上げた事もありませんので、このままの状況が続けば少なくとも7年、10年位は乗れると思っています(運転手が先に?)。

実際には何年毎が一般的なのでしょう?
一般RVerの意見:
例えば、次のRVサイトではタイヤの交換周期(“Tires. How old is too old?”)に関して意見が交換されています。http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/28228303/srt/pa/pging/1/page/1
質問は、“クラスAのタイヤが7年経ているが、交換時期は?”です?
• 私は7年毎に交換している
• バーストの可能性があり、起これば大変、お金が掛かる、今
• 安心/安全、今が交換時期
• 16000Kmでも7年経てば交換
• 昔8年目に2本バースト、以後6-7年毎に交換
• タイヤ販売店に置かれて居る時も老化は進む
• 外見では状態は分からず、外して内部の確認を

従って、“クラスAのタイヤが7年経ているが、交換時期は?”の質問に対する答えは“今です”が圧倒的多数です。  これはアメリカでの状況で、日本では異なる可能性があります。 例えば、高速走行、砂漠地帯の高い路面温度等が寿命に大きく影響しますし、噂や思い込みもあるかも知れません。 反対に、日本の場合は許容重量をオーバーしているRVがあるかも(?)知れませんし、最低限空気圧(許容重量と計量重量から算出)を守っていないRVがあるかも(?)知れません。 若し、アメリカの現状に比べてこの様な事があれば、7年どころか5年毎になるかも知れません。  兎に角、バーストが起これば修理にお金が掛かりますし、人身事故が起こればRVライフを楽しむ事が出来なくなるかも知れません。

最低空気圧の維持を心掛けましょう。  計量も大切です。


余談:
タイヤの選択は価格、乗り心地、振動、操縦性、耐久性等に依ります。 一般的にミシュランタイヤは側面(サイドウオール)が柔らかくて乗り心地はソフト、ミシュランを好むRVerは沢山居ます。 しかし、高価であると同時にバーストを起こす事でも知られています。 バーストはXRV、特に235/80R22.5 に多くの報告が出ています。 バーストが多く起こって居る事は事実の様ですが、“数が売れているのでバーストの数も多くなる”という意見もあります、果たして?  235/80R22.5 はミシュラン特有のサイズで他のメーカーの245/75R22.5 と互換性があります。 XRVに対してXZはバーストが起こり難い様です。

グッドイヤータイヤは振動の問題がある事を時々目にします。 後輪と交換したり、回転方向を変えて振動をしなくなった人も居れば他のメーカーに替えて直した人も居ます。 

一寸、考え難いのですが、タイヤが理由でハンドルが片方向に取られる場合も在る様です。 又、スリップし易いタイヤがあります。 以前、グッドイヤーのG670を使用した際に乾燥時は正常な走行をしましたが、雨降り、特に横断歩道マークの塗装面でのスリップが非常に気になり、(Toyoに)交換後にその違いが明らかになりました。

耐久性に関しては、磨耗が少ないので余り違いは無く、空気圧とアライメントの方が大切だと思います。 幾ら耐久性が良くてもアライメントが悪ければ直ぐに磨耗を起こしますし、空気不足で走ればボーストを起こす原因になります。

タイヤを交換する際はネットで評判を調べると良いと思いますが、ToyoタイヤとSumitomo タイヤはRV界では評判が良くてRVフォーラムによく登場します。 私もToyoタイヤを使用していますが、グッドイヤーのG670 より柔らかい乗り心地で、何よりも価格がミシュランの約半値です。 又、バーストの書き込みは見た事がありません。 以前CC(Country Coach)社が同社のクラスAにミシュランXRVを装備して売っていましたが、バーストの問題でToyoタイヤに変更した事があります。 しかし、一時ToyoタイヤはRVから手を引いた事があり、CCもその後倒産しました。


参考:
http://www.michelintruck.com/assets/pdf/bulletins/TB_Service_Life_RV_Tires.pdf
http://www.goodyearrvtires.com/pdfs/tire-care-guide.pdf

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