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RV(キャンピングカー)購入時の選択に関して:   その2

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RVは高価ですから、衣類や靴の様な買い替えは現実的ではありません。

RV展示場やインターネットのRV販売サイトに行きますと多数のRVを見る事が出来、特定の一車種に惚れ込んで直ぐに衝動買いに出て仕舞う人も居れば、購入に踏み切る事が出来ずに長期間掛けて結局満足出来ないRV買って仕舞う人も居れば、冷静に調べを進めて満足の行く購入をする人も居ると思います。

RVデイーラーや展示場では誘惑もあります;“今日購入を決めれば(紙にサインをすれば)”とセールスマンに言われたり、“惚れ込んで仕舞って他の人の手に渡るかも知れない”と思い込んだり、“天に運を任せて購入すれば後は何とかなる”と思ったりして購入すればよい結果になる可能性は減ります。 即ち、十分納得出来た上で購入する場合に比べて後悔する確立は高くなります。 RVフォーラム等を読んでいますと約半数の人が後悔をしている様に思われますし、自分で買ったRVを悪く思ったり悪く書いたりする事は避けたい心境にあるとの指摘もRVフォーラムでみますので実際は半数以上かも知れません。

選択肢は無限:
RVには自力走行タイプ/トレーラータイプ、大型/小型、大人数用/少人数用、高級/エコノミータイプ、新車/中古車、国産/外車、フロアープラン(間取り)、エンジンサイズ、装備、製造メーカー、その他色々の選択肢があります。 


RV購入者の理想に近いRVは極く少数:
選択肢は多数在るものの、更に、調べれば、故障が多かったり、苦情が多い車種/エンジン/シャーシー等の理由で避けた方が良いRVも出てきます。 更に、人それぞれ特有の必要条件があり、駐車場、使用頻度、家族構成、使用目的、長距離/近距離旅行、財布、今後の予定(RV並びに生活)、その他を考慮して理想的なRVを“現実的に冷静”に絞り込んで行きますと残る選択肢は極く僅か、又は残らない方が多かも知れません。

選択の基準:
我々の生活環境は常に変化しますし、満足度も変化します。 従って、購入時に理想RVだと感じても、2ヵ月後、1年後、3年後、10年後には状況や考え方は変化し、長期間満足感が持続する事は在り得ません。 例えば、小さな子供が居る家庭で子供達と一緒にRV旅行の楽しい思い出を作りたい為のRV選択と、定年2-3年前に定年後の自由な時間を楽しむ為のRV選択は異なります。 前者は出来るだけ早く決める必要がありますし、比較的短いRV使用期間になる可能性がありますので、数年後には買い替えの選択肢もあります。 しかし、後者の場合は時間を掛けて選択する余裕がありますし、長期間満足出来て買い替えの必要の起こらない選択が大切と思われます。

参考:
アメリカに於けるRV購入(所有)の傾向は、乗用車やワゴンにテントや装備を積んでキャンプや旅行をする事から始まり、クラスB、トレーラー、クラスC等を経て、退職後はクラスAや5thホイールに落ち着きます。 当然、RVには興味が無い人も居ますし、RVに凝る人は途中何度も買い換える人も居ます。 更に、定年後にRVに乗り続けても、何れは大きなクラスAや5thホイールの必要が無くなったり、運転が困難になる時が来ます。 その時は、多くの人は急にRVを止めるのでは無く、“ダウンサイズイング”、即ち、大きなRVからクラスBやクラスC等のより小さなRVに買い替えを行います。


理想的なRV選択、並びに購入:
“理想的なRV選択”は在り得ないと感じる人も居れば、満足する人も居て、個人の考え方の差は大きいと思われますが、冷静に時間を掛けてRVを選択し、納得した上で購入すれば後悔をする事は少ないと思います。 

次回は現実的にどの様な点に気を付ける冪かを書く予定です。

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