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合成オイルと漏れとは関係がある?

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以前、この事に関して調べる約束をしましたので書きます。

漏れには全く関係無いとは言い切れませんが、正常なエンジンであれば合成オイルを入れても漏れには関係がないと言えそうです。 

ネットで調べてみますと、“合成オイルを入れた為に漏れが発生しますか?”との質問が以外に多いのに驚きました。  それらの多くは自動車やオートバイを趣味とする人達のグループが質問したり意見を交換するフォーラムで見られました。  又、オイルに関する専門家の意見やオイル会社の宣伝を兼ねた説明も色々有りました。 信頼の置ける意見もあれば、根拠が乏しい意見もあると思います。 


漏れの原因:
合成オイルは、鉱物オイルに比べて粒子が均一な上に細かい為、鉱物オイルに比べて漏れ易い可能性はあります。 同時に、此れが理由で(接触面積が多くなり)熱交換が優れていてエンジン温度を効率的に下げてくれます。

合成オイルが出始めた1970代は添加物が完全ではなかった為にシールやガスケットの縮みが原因で漏れを生じた事も有った様ですが、その後オイルメーカーは添加物を改良して、現在ではシールの縮みに関しては全く問題が無いようです。  

“鉱物オイル”から合成オイルに交換しての漏れは、細かい粒子の他に、焼けた鉱物オイル粒子で塞がれていた交換前の問題箇所が合成オイルに交換したことで取り除かれ、漏れることが考えられるようです。

合成オイルがオイルシールやガスケットに漏れの原因を作ることは全く無いようで、もし漏れが確認された場合は、鉱物オイルか合成オイルかに関係無く、漏れ箇所の修理が必要のようです。

合成オイル交換時期:
此れまで鉱物オイルによる慣らし運転が一般的でした。 私の使用しているエンジン会社の場合、
“ピストンリングが馴染むまでは合成オイルの使用を勧める事は出来ませんが、その後でしたら問題ありません。 運転の状況によって異なりますが、馴染むまでに8000Kmから32000Km掛かるでしょう。 (Cummins recommends that you not use synthetic motor oil during the break-in period of 5000-20,000 miles, based on the type of driving, to allow proper seating of the piston rings. Beyond that mileage it is OK to use synthetic oil.)”
と説明してあります。

しかし、最近のコルベットや、中には4気筒エンジン搭載の車でも新車から合成オイルが入れてある車もあるそうです。 慣らし運転を奨励するエンジンメーカーもあれば慣らし運転を必要と考えないメーカーもある様です。


果たして合成オイルは必要か:
ある投稿者の職場の車は、新車保障期間の車を除いて、全てリサイクルオイル(再生オイル)を使用しているそうです。 交換周期は6400Km毎で、その人に割り当てられているトラックは現在約400,000Km (236,000マイル) で、通常、殆どの車が480,000Km(300,000マイル)走るそうです。 再生オイルの使用が原因の故障は無いそうです。 其の投稿者はこの理由から、果たして合成オイルを使用する価値はあるか、お金を無駄にしているのでは無いのかと、逆に質問しています。

この人の意見が正確か否かは別として、理解出来ます。 大いに参考にする価値はあると思います。 即ち、各々のキャンピングカーの使用条件(使用環境、走行距離、オイルと車の価格、使用期間、その他)により大きく異なり、鉱物オイルを使用した方が総合的利益がある場合もあれば、合成オイルを使用した方が利益がある場合もあると思います。

一般の方は鉱物オイル使用で充分と考えますが、私は合成オイルを使い続けます。
理由は、私の想像ですが、多くのキャンピングカー所有者は数年間で買い替え、距離も100,000Km乗らないと思われるからです。  これに対して、私は今後30年間(生きる事が出来れば) 買い替えをせず、今のキャンピングカーに1,000,000km乗り続ける覚悟です。 

このように宣言して合成オイルを使えば乗り続けることが出来、経済的に十分の利益があると考えます。  誰でも、特に私(男)はキャンピングカーに弱いので、この理由が必要でした。  私と同じ理由で合成オイルを使用する方はいらっしゃいますか? 
RVKen


(読者を犠牲にし、合成オイルの漏れとは大分かけ離れて仕舞いました。 余り真剣に考えないで下さい、私の意見は冗談50%、間違い50%と思って読んで下さい)