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車の火事

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今日は高速道路で、赤い小型車が燃えているのを見ました。  エンジンルームから出荷したようで、ボンネット辺りから炎が出ていて、前半部は煙で覆われ、後半部はきれいな赤い車体が未だ残っていました。

普段、ボンネットを開いてこの様な問題が起る箇所が簡単に分れば良いのですが、中々難しいでしょう。 運なのでしょうか?  しかし、走行中に異常、例えば力不足、振動、異音等を感じたら直ぐに停止して調べる事は大切だと思います。

私の娘は、大分前になりますが、帰宅時に高速道路を走行中に赤色警告ランプが点灯したにも関わらず走り続け、家の近所の高速出口で、92年型シビックを駄目にしています。 彼女の説明は“お父さんも(黄色)ランプが点いていても走るので、後20マイル(32Km)程度だったので止まらなかった”との事でした。 私が見に行った時はボンネットを開いた途端にペンキやプラスチックが焼けた匂いがし、エンジン、その他の部品は焼けて変色していました。 

原因はエンジンのフリーズプラグが外れて冷却水が一気に流れ出したらしく、冷却水無しで走った為に全て高温になってプラスチック部品や配線は溶けて変形している物も有りました。 警告灯が点いた時に止まっていればこの様な事は起っていませんでした。

当然ながら、娘に、“私のように原因が分っていて警告灯が点いている場合は走れるが、あなたは直ぐに停車しなければならない”と説明しました。  

此の頃このシビックをキャンピングカーで牽引していましたが、丁度CRVに買い換えたいと思っていた時で、娘には言わなかったと思いますが、腹が立ったり、有難かったり、複雑でした。 何時起ったか忘れていましたが、現在乗っているCRVを購入した時ですから10年以上前の出来事です。 
RVKen

アメリカの車検制度

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“以前ほど厳しくなくなった”ようですが、日本には“キチンとした車検制度”があります。 

“キチンとした”と書いたのは日本の人は誰でも車検制度がある事を知っていますが、アメリカでは自分の州での制度に関しては知っていても、他州の制度に関しては誰も知らないと言っても過言では無いと思います。

“以前ほど厳しくなくなった”と書きましたのは、昔、私の友人がミニバンをキャンピングカーに改造して乗っていて、彼は2年に一度全ての装備を取り出し、車検整備屋から提供されたタイヤに交換し、車検に合格後、又全てを元に戻さなければならないと話していました。

本題に戻しますが、アメリカでは自動車に関する法的管理は各州のDMV(Department of Motor Vehicles=陸運局)で行れていて、州によって法律が異なります。 以前書きましたが、トラックの最高速度が時速75マイルの州(ネバダ州、サウスダコタ州、ニューメキシコ州、その他)があれば、毎時55マイルの州(カルフォルニア州、イリノイ州、ハワイ州、その他)もあります。(http://www.truckercountry.com/speed-limits.html
同様に車検制度がある州もあれば、約2/3の州では車検制度がありません。 車検制度を導入して果たして安全に役立つ価値があるかが常に問題に成るようです。 以前車検制度があった州で最近廃止した州もあります。

しかし、車検は無くても、スモッグチェック(Smog Check)と呼ばれる排気ガスの規制は、政府のEPA(Environmental Protection Agency=環境保護庁)の指示に従い50州を10地域に分割し、各州のDMVの管理下で行れています。 

本日(休みと思っていましたが、営業していたので)、私のトヨタ製ミニバンをスモッグチェックに持って行き、検査にパスして来ました。 新車から7年目から検査が必要で、その後2年に1度の周期でスモッグチェックが必要となります。 エンジンが正常で、特別問題箇所が無ければパスします。 昔はポイントの調整、点火タイミングの調整、古くなったデストリビューターキャップを交換等をして持ち込みましたが、最近の車は調整が殆ど無いので、スパークプラグとエアークリーナーを交換程度です。 

このミニバンは2003年購入の2004年製で、16,000マイル、今回が始めてのスモッグチェックでした。 距離が少ないのスパークプラグの交換はしなくてもギャップは調整しようと1本取り出しましたらイリジュームスパークプラグで、マニュアルには調整は必要ないと有りましたので、結局何もせず持ち込みました。 

テストは民間委託の修理工場が行いますので、費用は異なります。 一般的に乗用車は$30-$50程度で、SUVやトラック、ミニバンは$10-$20程度高くなります。 私は新聞に割引クーポンを出している修理場に行き、安く行います。 今日はテスト料$24.75にパスした事をDMVに送信する費用$8.25で合計$33でした。 シビックでしたら乗用車ですから$23で済みます。
Ken

自動車の夢

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このところ時差ぼけと忙しさで睡眠時間が少なくなっています。 其の為か嫌な夢をよくみます。 多くの場合自動車に関係しています。

その1:
運転してトンネルに入るとヘッドライトを点灯しなかった為に上の写真のように全てが真っ暗で何も見えません。 ライトのスイッチを手探りで探すのですが誰の車かも分らず、スイッチが探せず、そろそろ側壁に衝突して大事故になるのでは無いかと冷や汗をかきながら慌てている所で目が覚めます。

その2:
駐車している大型のトラックの前面に飛び乗った所、其処に清掃車に付いているような油圧圧縮板が取り付けられていて、ゆっくり閉じて来ています。 飛び降りればよいのですがそうせずに単にどうしてよいか迷っているうちに目が覚めます。

その3:
ジャッキで車を上げて修理をしていると車がジャッキと共に動き出し、ジャッキの鉄製車輪に足を入れて止めようとし、指が切り取られると感じながら目が覚めます。

他にも色々あって、中には自分で考えるには全く無理な、高度な、素晴らしい夢もあります。 其の多くは起きると同時に曖昧になって、思い出せません。

正気で考えると理に適っていない事が多いのですが、全く誰がこんな作り事を考えさせるのか不思議です。 

今は午前零時過ぎ、皆様はゆっくり良い夢をみてお休みの事と思います。
RVKen

薄型(LCD)テレビに交換

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地デジになり、アメリカ車にお乗りの方は薄型(LCD=liquid Cristal Display)テレビに交換したいとお考えの方もいらっしゃる事と思います。 

どうして皆さんの中にこの様な考えをお持ちの方がいらっしゅるかが想像出来るのかは次の理由からです。 簡単に言えば、アメリカでの薄型テレビは日本より7年程度遅れて普及し始めたからです。 日本では考えられないと思いますが、我が家のテレビは全て重い箱型(CRT=Cathode Ray Tube) テレビです。 此れらのテレビを購入した1990年代初期には大型プラズマテレビが僅かに店頭に置いてありましたが、売り物テレビの多くは箱型でした。 其の頃日本では既に薄型が主流で箱型テレビは姿をけしかけていました。 当然、私の1998年型キャンピングカーも箱型テレビが付いて来ました。 と言うことで、恐らく、2000年に入っても多くのアメリカ車は箱型テレビ付きで売られたと思われます。 

そこで幾つかのサイトと写真を添付します。

テレビ選択並びに取り付けに関して:
• 薄型テレビは走行中に水平の状態だと好ましくない
• 薄型テレビの後部の取り付け部が激しい振動に耐えるデザインである事
• 薄型テレビの中にはサポート部分がプラスチックだけの物もある
• プラズマテレビは車に取り付けた場合の振動に弱い(家庭での設置と大違い)
• プラズマテレビは電力消費が大きい(電気は貴重)
• しかし、大型プラズマテレビ付きモーターホームもショー等で展示してある


次にリストしたサイトに写真が出ています。
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/22466493.cfm

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/21752747.cfm

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/21174749.cfm

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/24364517.cfm

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/16707834.cfm

http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/20841920.cfm

RVKen

自動車教習所が必要な女性

運転が出来ないと思い込んでいると思いますが、私の知人に高速道路は一切運転せず、又暗くなったら運転しない人が居ます。 この方は車線変更も苦手のようで、車線変更を避ける彼女自身の工夫をして約5キロ(車線が多く交通の多い部分)を毎日通勤していました。

其の工夫とは、私には驚きでした。
住宅街を走って其の広い道に入ると車が来ない時を見計らって彼女の決めている車線に移動するそうです。 他の車線は途中で右折になったり中央線側により過ぎたりしても其の車線は最後まで車線変更をせずに目的の交差点に行けるそうです。 必死で運転するとこの様な知恵も浮かんで来るのかと驚きました。
RVKen

しばらくお休みを頂きますので、此れで最後となります。

免許証の取得方法 補足

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免許証の取得方法をお読みになった方は、余りにも日本と異なり簡単なので事故を心配したり、更にアメリカの運転手は下手で危険だからアメリカに行った時は運転しない方が安全と心配しているのではありませんか? 反対に、アメリカでの運転はこのくらい易しいとも考えられます。 実際、無理をしなければ、“S”や“クランク”を知らなくても運転出来ます。 日本の積もりで、30cm程度の間隔で速度を落とさずすれ違うと相手は不快感を感じ怒る人も居るでしょう。 大都市では大丈夫ですが、地方では注意した方が良いと思います。

前回のビデオでは説明されていない部分がありますので補足します。

運転技術取得段階:
前回、運転年齢に関して、“(1)運転の練習を始める事が出来る年齢、(2)仮免許、又は条件付の運転免許、(3)一般運転免許” があると書きました。 これに関してもう少し詳しく説明します。

18歳以下の場合は州に依って異なる厳しい規則があります。
仮運転免許証での運転
• 21-25歳以上の運転免許所持者の同乗が必要
• 仮免での運転経験は30-50時間〔州により異なる〕
• 仮免許証を1年以上保持の義務〔ジョージア州〕


条件付運転免許での運転
• 多くの州で、深夜から早朝の運転を禁止〔通勤、通学を除く州が多い〕
• 暗くなってからの運転を禁止〔アイダホー州〕
• 17歳以下は2人以上(1人OK)の乗客を乗せては成らない〔コロラド州〕
• この間の違反には厳しい罰則

その他色々の条件があります. 25歳以下の自動車保険は非常に高く、また高校生の場合は友人同士では運転出来ない為、カリフォルニア州での統計によりますと高校生の運転免許取得数が減っているそうでうす。 以前、若い社員が“コルベットに乗っていて、1ヶ月$700(当時少なくとも7万円)払っている、車の支払いより保険料の方が高い”と話しているのを聞いたことがあります。 保険料は車種によっても異なり、スポーツカーは高く、キャンピングカーは安くなっています。 理由は、使用する頻度や車種による事故の統計から計算されるからです。 又、同じ車に乗っていても住む地域によっても異なります。 日本も同じかも知れません?

少しは現実的に成って来ましたか?
RVKen


参考:
殆どの州で、最大12.2mの大型クラスAキャンピングカーを普通免許証(クラスC免許と呼ぶ)で運転をする事が出来ます。 退職後、クラスAを購入する人は少なくありません。 キャンピングカーフォーラムで“怖くて運転中はホワイトナックル(白いコブシ)”だとの書き込みを目にすることが時々あります。 ホワイトナックル(白いコブシ)とは怖くて強く握り締める表現に使います。 運転を楽しむのでは無く嫌うとは気の毒な話です。

お願い:
しばらくお休みを頂きます。

免許証の取得方法 3

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陸運局〔DMV=Department of Motor Vehicles〕の管轄は各州にあります。 従って、州によって異なる運転法規、交通法規があります。 

年齢:
運転免許証を取れる年齢も州によって異なります。 また、年齢に関して日本と少々異なるのは3段階に分れていることです。 
(1)運転の練習を始める事が出来る年齢、(2)仮免許、又は条件付の運転免許、(3)一般運転免許 です。 カリフォルニア州の場合は、(1)は15.5歳、(2)は16歳、(3)は18歳ですが、州によっては、(1)が14歳の場合や、(3)が21歳の場合もありマチマチです。

ビデオを見つけましたので、それを元にカリフォルニア州での例を取って書いてみます。このビデオは18歳以上の場合です。 中学生〔15.5歳〕の場合は、以前書いた通りで、少々異なります。(http://apps.dmv.ca.gov/teenweb/video/play_videos.htm このビデオは、明らかに部分的に削除されており、州財政問題で削られたと思われます。 前回は高校と書き、今回は中学生と書きましたが、一般的に小学校卒業後7, 8, 9, 10, 11, 12年生が高校ですが、日本同様の中学校(ミドルスクール)もあります)

ビデオの簡単な説明:
• 陸運局(DMV)に申請 〔急ぎの場合は予約をすると便宜を図る〕
• フォーム(DL 44) に書き込む際、本人に関する他の書類が必要
• ソーシャルセキュリテイー番号、本人確認書類(出生証明書、パスポート、移民証書)
• 名前を変更した場合は、結婚証書、離婚証書、その他証明出来る証書
• 筆記試験費用$6〔1年有効〕、指紋、視力テスト、写真
• 筆記試験〔3回失敗すると、$6必要、1日3回も可能で1年以内〕
• 筆記試験に合格すると仮免許証(Instruction Permit)が発行される
• 他州又は特定国外の運転免許証所持者は運転技術試験は免除
• (仮免許で路上練習)
• 運転技術試験を受けるには、〔1〕試験の予約、〔2〕運転免許所持者の同伴、〔3〕登録されている車、〔経済的補償=保険〕が必要
• 不合格の場合は$6支払い、新規に予約をする
• 合格すれば当日仮の運転免許が交付され、正式免許は後日送られて来る
• 60日以内に送られて来ない場合は電話で調べる

ビデオ:
http://apps.dmv.ca.gov/dl/dlvideos/dl18over/over18.htm

運転技術試験採点基準:
次の事柄が採点の基準になるようです。

• 他の交通や歩行者への注意(目の動き、頭の動き、バックミラーの使い方)車線変更時は、頭を横に向け、肩越しに後ろを確認するのが正しい方法、バックも同様、従って、試験中にこの方法を使わなければ不合格
• 方向指示器の使い方、車間距離、交通標識
• 後退、交差点の通過、右折左折、車線変更、住宅街走行
• 表示速度より10マイル/時 速かったり、遅い場合
• 赤信号突破
• 雨が降っている場合にワイパー使用を怠った場合

以上、非常に簡単に運転免許証が取得出来ます。
RVKen

免許証の取得方法 2

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免許証の取得方法 2
今回は娘達が高校生の時にどのようにして運転免許証を取得したかを書きます。
正確性を保つ為に、一応、2人の娘と家内にも聞きましたが、皆当時の事を忘れていて曖昧でした。 

皆の記憶を寄せ集めた物です。
高校で運転免許取得の選択科目を利用しました。 授業は1セメスター(1学期)即ち3ヶ月程度で、クラスの人数は約30人、最初に簡単な法規や運転方法を習い、前面にスクリーンがあるビデオゲーム同様のシミュレーターで運転の練習をし、その後放課後に毎回4人の生徒が車に乗り込み路上運転をしました。  1時間程度の間に4人が交代で運転ですから、1人1回が10分から15分で、合計3回程度、約1時間弱の路上運転をしたようです。

習った事は、“Three Point Turn” 即ち、切り替えしを必要とする狭い道での“U”ターン、道路沿いの並行駐車、それにサインに従ったスピードで走ること位で、“S字”や“クランク”、それに坂道発進のような高等技術は習わないようです。 

始めて2-3週間後に陸運局(DMV=Department of Motor Vehicles)に行って筆記試験を受け、仮免許(Learner’s Permit)をもらって来ました。 私は娘達にマニュアルトランスミッション〔シフト〕で運転の仕方を泣くまで徹底的に教えた事を憶えています。 此れは娘達も良く憶えていました。

二人とも、家内が陸運局に連れて行って、試験を受け運転免許をもらって来たようですが、“何処の陸運局〔近所に2箇所ある〕に行ったのか、何処を走ってテストを受けたのか?“誰も、憶えていません。 40年の歳月の流れを感じます。 歳月では無くRVKenの家族の記憶力の悪さでしょうか?  

40年の歳月は冗談ですし、記憶力の悪さとも考えたくありませんが、“余りにも簡単に免許が取れてしまって記憶に残っていない”と考えたい所です。

其の当時は無料でしたが、最近は州の財政難で高校でのこのプログラムは無くなったそうです。

日本には“オートマ”と“マニュアル”の運転免許があるようですが、こちらは1種類です。多くの人は“オートマ”で練習して運転免許証を取得しますので、乗用車に乗る多くのアメリカ人はマニュアルの車を運転は出来ません。  “オートマ”で運転を覚えると“マニュアル”の運転を覚える機会は一生無いようです。 娘達の友人でマニュアルを運転出来る人は誰も居らず、マニュアル車の運転は特技で感心されるようです。

次回は、もう少し一般的で正確な運転免許取得に付いて書きます。
RVKen