アメリカ製キャンピングカー(シールドビーム仕様)のライトは国産普通車などと比較すると、ライトの明るさが暗い車輌が多く存在します。
 これは、バルブの性能やレンズカット、運転する位置(高さ)が原因の1つです。
 また、このシールドビームはバルブが切れるとライトアッセンブリーで交換しなければならなく、コスト的にも不経済で手に入りにくいのが現状です。そこで、本コンテンツは、明るさをUPさせるためにライト自体をマルチリフレクターに変更し、HID + H4バルブに変更した事例です。
 ※マルチリフレクターライトは一般的に、レンズ部にカットがなくリフレクター部(反射板)にカットがはいっています。見分け方は、ライトを正面から見てレンズに模様がはっており中のライトバルブがはっきり見えないものが従来のレンズカットライトです。マルチリフレクターライトは、レンズがガラスのように透き通っており、中のライトバルブが見えます。このマルチリフレクタータイプのヘッドライトは、三菱車、ホンダ車など数多くの新型車輌で採用されています。
ライトの交換
純正ライト(シールドビーム)  光軸が狂わないようにするため、ライトはブラケットごと外します。(光軸調整のネジを回さないようにしなければなりません。  取り外したブラケットには、赤錆が発生していたため、サンドブラストを行い赤錆を完全に除去します。
ブラスト処理後のブラケット。  ブラスト処理後のブラケットは、今後錆が発生しないように密着の強い2液性アンダーコート用ブラックで塗装します。  コネクターのピンを国産と同じ配列に入れ替えます。
 ハイビームは、H4バルブを使用します。H4バルブは、最近、明るいものが安価になっているため、ハイビーム専用バルブを使用しないため、今後交換する際にも経済的です。(純正のカプラに接続します。バルブのロービーム端子は接続しません)  ロービームは、HIDを使用します。バーナー、バラスとなどを取り付けます。
 HIDは消費電力が35Wの製品を使用。消費電力は純正に比べ20W低くなります。
(HIDを使用しなくてもH4バルブでも使用可能です。)
交換したライト(マルチリフレクター)
装着の使用感
 マルチリフレクターレンズ、HID、H4バルブなどの変更により、飛躍的に明るくなりました。
 マルチリフレクターライトを入れることで、

作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
トータル3時間程度 ○ バルブは素手で触らないこと。皮脂が付着するとバルブ切れの原因になります。
○ アメリカンキャンピングカーの場合、まれにハーネスが高温になり、皮膜が溶けることがあります。未然にこのような症状を防止するためには、H4ハーネスリレーキットの導入をお勧めします。
本コンテンツで使用したマルチリフレクターライトはNC協賛企業の関根商店で取り扱っております。
有限会社 関根商店
所在地 神奈川県藤沢市鵠沼神明4-12-25
電話番号 TEL 0466-22-5433 FAX 0466-22-0850
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