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RV パーク (2018年11月) - その3

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フルタイマーと言うRV用語がありますが、此れはRVで生活をする事を言います。 通常退職をして家を売り払ってRVに住む人が多いのですが、中には春から秋に掛けてはRVで移動しながら生活し、残りの期間は家に住む人も居て、この様な人達はセミタイマーと呼ばれて居ます。 セミタイマーのセミはアブラゼミのセミでは無くてセミプロやセミコンダクタ―に使われるセミで半分や部分的にを意味します。

当然ですが、家財道具全てRVに積み込む事は不可能ですので倉庫を借りる人も多い様ですが、それでも出来るだけ沢山の道具を積み込む為にRVはどうしても大型になり、フルタイマーが使うクラスAの長さは40フィート前後から45フィートに成ります。

フィフスホイールやトラベル・トレーラーはクラスAの様に、運転席と居住場所が同一でな無い為に雨降りに場合でも一旦外に出る必要があって不便ですが、居住空間が驚くほど広くて快適に生活出来る為にフルタイマーに適しています。 クラスAの場合はシートベルトの数だけの人間を乗せる事が出来ますが、フィフスホイールやトラベル・トレーラーの場合は走行中に人が乗れる州と乗れない州が約半々の比率であります。 フルタイマーの夫婦の場合は問題ありませんが、大家族の場合は牽引車の席の数に制限される事になります。

クラスA、トラベルト・レーラー、フィフスホイールの最大制限長さはそれぞれ州に依って異なりますが、40フィート、又は45フィートが多く、登録州で合法であれば他の何れの州にも合法的に乗り入れる事が可能です。 牽引車を含めた総合長さ制限も考慮する必要があり、此れも州に依って異なり、一般的に65フィートの州が多い様ですが、75フィート、85フィート、更に100フィートを超える州もあります。  例えば、ノースダコタ州はフィフス・ホイールの最大制限長さは50フィートですが、最大制限長さが40フィートのワシントン州やミシガン州に乗り入れても違反ではありません。 

40フィート=12.2m
45フィート=13.7m
65フィート=19.8m

RV パーク (2018年11月) - その2

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一般的にRVパークのチェックアウト時間は11時又は12時が多く、チェックイン時間は2時又は3時と決めて居る所が多い様です。

目的地が遠い場合は1日中走り続けますので走行時間が貴重で、レストエリア、ショッピングセンターその他トラック用の大きなガソリンスタンドの駐車場等で宿泊する事が少なくありませんが、買い物をしたり洗濯物をする為にRVパークでも宿泊をします。 RVパークで宿泊する場合は出来るだけ有効に使う為に3時前後の早目のチェックインを心掛けています。

この夏の事ですが、正午頃にRVパーク(オレゴン州)にチェックインをしようとしたところ、3時後に戻って来て呉れと追われました。 このRVパークは常に混んでいて応対は今一なのですが、この場所を通過する時間的に都合が良くて買い物にも便利な場所にある為に過去にも何度も使って居ます。 この時は時間を無駄にしたく無かった為、結局このRVパークには宿泊せずに通過しました。

しかし、余り混んで居ない、一般的なRVパークではチェックイン時間に関係無く受け入れて呉れますし、早目に予約を入れる事でチェックイン時間に関係無く受け入れて呉れる可能性が高くなります。

前回書きましたRVパークには長期間滞在するRVが可なり居ますが、それでも午前中は出て行くRVが多く、午後に成ると入って来るRVが居ます。 従って、正午前後は空いたサイトがアチコチに見られますが、夜に成ると殆ど全て埋まります。 夏の間は家族で来るRVが多いと思われますので週末が混むと思われますが、冬の間は、一週間を通じて常に混んで居ました。

上の写真はRVパークで写したクラスAの写真です。

RV パーク (2018年11月)

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11月にネバダ州のRVパークに行って来ました。 このRVパークには約600サイト在り、全てのサイトはフルフックアップ、即ち電気、水道、下水が完備して居るそうです。 

RVのグループで1週間滞在する予定でしたが、私は事情があって1日遅れて仲間達と合流する事になって居ました。  しかし1日遅らせますと強い向かい風に成るとの予報が出て居ました。 その為雑用を早目に終わらせて遅く出発し、到着が夜中になって仕舞い、私の予約していたサイトには他のRVが駐車しており、RVパークと同じ会社のホテルの駐車場で1夜を過ごしました。 

翌日RVパークにチェックインをした際に私のサイトに他のRVが駐車して居た事を告げると、“サイトに空きが無かった為に(私が到着する前)早朝にチェックアウトをする条件で貸した”との事でした。 連日、夜迄には空きサイトが無くなって居ました。

附近にはレクレーション施設も多く、特に冬の間は暖かくて過ごし易い為に、家族連れと言うよりは退職した人やスノーバード(冬の寒い次回は暖かい所で過ごして初夏に成ると北へ帰って行くRVer)が沢山来て居ました。  その為クラスBやクラスCも居ましたが、殆どがクラスA、フィフス・ホイール(トラックの荷台に牽引装置)、大型トラベルトレーラーでした。

RV用冷蔵庫

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約20年前(?)にRV内の全家電が120VAC、即ち通常はプロパンガスを使用するコンロ、ヒーター、温水ヒーター、冷蔵庫(電気/ガス)も含めて全てが120VAC電源を使用して、プロパンガスタンク無しの高級バスコンバージョンを雑誌で見た事が在りました。 電圧が設定基準以下に成りますと自動的にジェネレーターが作動する様になって居ましたが、此れを読んだ時は理想であって無理だと思って居ましたが、現在はツアーバスをベースにした高級クラスAでは半数以上はこの様になって居る様です。

家庭用冷蔵庫(レジデンシャル冷蔵庫)(写真上左):
約5年ほど前から家庭用冷蔵庫(レジデンシャル冷蔵庫)を搭載するRV(多くの場合はデイーゼルプッシャー)が出始めました。 RVメーカーの説明に依りますと、レジデンシャル冷蔵庫はコンプレッサー式で火災の危険が無い、容量が大きい、早く冷える、電気効率が良い、壊れ難い、安い等の理由で常にRVパークを利用する場合は有利です。 
最近では一般的なクラスAでも家庭用冷蔵庫は増えて来て、RV用冷蔵庫を家庭用冷蔵庫と交換する人も出て来ています。 しかし、家庭用冷蔵庫搭載の場合はジェネレーを使用するか屋根に相当量のソーラーパネルの設置が必要となります。

RV用冷蔵庫(写真上右):
RV用の冷蔵庫は熱交換式で120V(12V)の他にプロパンガスでも機能しますのでドライキャンピング又はブーンドッキングと呼ばれるショア―パワーが無い場所で宿泊する場合プロパンガスに切り替える事でジェネレーターの使用時間を最小限に留める事が出来ます。 しかし、RVの火災の原因は冷蔵庫が少なくありません。

ドライキャンピング=ブーンドッキング(写真下左):
寒さや積雪状況を考えますと冬の間のRVに依る旅行は、特に日本では適切ではありませんが、アメリカ西部(アリゾナ州、カルフォルニア州)の砂漠地帯には冬でもRVingに適した場所があり、寒いカナダや北部の州からこれ等の場所に来るスノーバードと呼ばれるRVer達が沢山います。 昼間は30度近くに成る事もありますが夜、特に明け方は寒くなりますので皆ヒーターを使い、当然バッテリーの電圧も下がります。 一般的にRV界ではクワイエット・タイム(静かな時間)があり、夜10時から翌朝7時迄は大きな音や大声は避けるルールがあり、当然ジェネレーの使用も避けます。 従って、冬のドライキャンピング場所では朝7時に成りますと一斉にジェネレーターが回り始めます。

RVデイ―ラーの駐車場の外部電源ボックス(写真下右):
RVパークに限らずRVデイ―ラーやRV修理施設の駐車場でも電源ボックスはよく見られます。 写真は高級RVを製造するマラソン社の駐車場の電源ボックスで、完成したRVは当然、修理に来たRVにも常に120VACの電源接続が可能になって居ます。 私もこの様な駐車施設、例えば前面ガラス修理会社、カミンズデイ―ラー等で修理の前日、翌日に利用した事がありますし、RV製造会社では修理期間中の1週間利用した事があります。

RV用外部電源=ショア―・パワー (アメリカ、カナダ)

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RV(キャンピングカー)の電源にはDC電源とAC電源があり、DCはバッテリーに蓄電された12V、ACにはRVに搭載された発電機からやRVパークや家庭のコンセントに差し込んで得られる外部電源があります。  (参考: 外部電源の事を英語ではショア―・パワーと言い、此れは船舶用語で、船がショア―、即ち岸に停泊した際に岸の電源を使用する事から来ていて、RV界でも同じくショア―・パワーと呼んでいます。)

DC電源はインバーターを使ってAC電源に、AC電源はコンバーター(チャージャー)を使ってDC電源に変換する事が出来ます。

今回はRVに関連したAC電源に関して書きます。
AC電源の種類(写真上左):
RVに使用されて居るAC電源には3種類あり、RV界では一般的に20アンプ電源、30アンプ電源、そして50アンプ電源と呼ばれていて、それぞれの電源差し込みプラグの形状が異なります。 
20アンプ、30アンプ、50アンプはそれぞれ名目上の最大電流を意味し、20アンプ電源と30アンプ電源は何れも120Vで電源差し込みの足の数は3本(配線3本)ですが、50アンプ電源は120Vと共に240Vの使用可能な場合もあります。 電源差し込みの足の数は4本(配線4本)です。 

RVのAC電源:
テントトレーラー、クラスB、クラスCの小型のRVには20アンプの電源差し込みプラグが一般的で、クラスA(ガソリン車)、クラスC等には30アンプの電源、大型クラスA(デイーゼル・プッシャー)等のより大きな電気容量が必要とされるRVには50アンプ電源差し込みプラグが装備されています。 50アンプが装備されて居ますとRV内の配線は通常2系統在り、走行中は発電機を使用する事で又RVパークで駐車中は外部電源に接続する事で2基のルーフエアコンを同時に使用する事が可能です。 一般的に30アンプの電源の場合は例え2基のルーフエアコンが装備されて居ても2基を同時に作動させる事は無理です。

RVパークに於ける外部電源(写真上右):
RVパークの宿泊価格は通常RVの種類や大きさでは違いがありませんが、必要とする設備で料金が異なって来ます。  各RVサイトにはAC外部電源、水道、下水の3種類の組み合わせ、即ち電源だけ、電源と水道、その他それらの組み合わせがあり、サイトに全ての設備が有っても外部電源だけを必要とすればAC外部電源、水道、下水の全ての設備(フル・フックアップ)が整っていても料金が安いRVパークもあれば設備に依ってサイトの価格が決まっているRVパークもあります。

更に外部電源には3種類あり、地方の田舎町の小さなRVパークでは20アンプだけの所もありますが、30アンプ又は30アンプと50アンプの設備を有するRVパークが一般的です。 通常、電源の種類では価格は異なりませんが、夏の暑い時期にルーフエアコンを2基回し続ける必要がある地域のRVパークでは50アンプを使用する場合は余分の料金を要求する場合もあります。

電源アダプター(写真左下):
大きなRVパークには電源ボックスが装備されて居て、20アンプ、30アンプ、50アンプ、何れの電源プラグにも対応出来ますが、例えば30アンプ外部電源用プラグを装備したRVが20アンプ電源だけのRVパーク、又は50アンプ外部電源用プラグを装備したRVが20アンプ、30アンプ電源だけのRVパークを使用する場合は電源アダプターが必要となります。 アダプターは小さなアンプ数から大きなアンプ数に変換するアダプターと大きなアンプ数から小さなアンプ数に変換するアダプターでは形状が異なりますので、何れが必要かに注意をする必要があります。

カナダを走行中に見る景色

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カナダは広いものの人口密度が低い為道路が少なく、大都市を結ぶ東西に走る高速道路が少数ありますが、南北に走る高速道路は全くと言って良い位ありません(写真上左)。 大都市、例えばバンクーバー、エドミントン、カルガリー、トロント、モントリオール等の大きな町には高速道路が走って居ますが、大都市以外の多くの町は幹線道路で結ばれて居ても町の中は信号機のある一般道です。

南北に走る幹線道路(一般道=下道)は片側1車線が多く、急な上り坂、街中、交通量が多い地域には片側2車線があります。 制限速度は一般的に90Km/時、100Km/時が殆どで、町に近付きますと順次70 Km/時、60Km/時の制限速度表示があって街中の制限速度は50Km/時が一般的です。 しかし、町から離れた直線道路の部分では110Km/時や更には120Km/時の場所もあります(写真上右)。 一般道の場合は例え110Km/時の制限速度サインが出ていてもその直後に交差点がある場合もありますし、信号機が付いて居る場所もあります。 私は110Km/時のサインが有っても通常92 Km/時で走行します。 しかし、上の写真の110Km/時のサインがある地点から1-2Km先に信号付き交差点があり、この交差点に近付く時は何時も“黄色に変らないで呉れ”と祈る様な気持ちで通過します。 恐らく、数百メールトル手前にセンサーが取り付けられていて車が来ない時に赤信号に変化するものと思われます。

カナダでは野生動物に注意の標識を良く見かけますし、注意をする区間距離は様々で長い場合は70Kmと表示されて居る場合もあります(写真中左)。

道路工事にもよく遭遇します(写真中右)。 通常は徐行をして通過が出来、待たされても5分以内の待ち時間で通過が出来ますが、長い道路工事区間で交通量が多い場合は30分以上待たされる事もあります。 工事区間の始まりには必ず誘導員が片側に“STOP”その裏側が“SLOW”のサインを持って立っていて、手を上げれば必ず笑顔で応じて呉れます。 写真は今回の旅行で写したものだけで多いのではありますが、写真を写さなかった工事中の場所はまだまだ沢山ありました。
事故や災害で待たされる事もあります。 幹線道路が少ない為に迂回が出来ない、又は迂回が出来ても100Km以上の迂回になる事もあります。 私は昨年は行き帰りとも山火事の為に約200Km余分の迂回をし、今年も帰りに200Kmの迂回をしました。 3年ほど前は橋の上でのトラック事故の為に3Km程度引き返して山越えの迂回をしました。 以前旅行中にRVパークで会った人は山崩れの為に道が閉鎖されて、走って来た道をアラスカ州迄戻って、約400Km、最初に山崩れ現場迄走った295Kmの無駄も含めますと700Kmの迂回をした事になります(距離はグーグルマップで調べた数値)。 ほぼ同じ場所で私は山火事の為に半日待たされた事がありますが、私は半日で済みましたが中には3日待った人も居ました。 地元の人は殆ど居らず、この地域を走る旅行者はRVが多いのですが、乗用車やオートバイで旅行をしている人も居ました。 パイロットカー(先導車)に先導されて煙で視界が悪いデコボコの悪路、そしてアチコチで消火活動の為に停車して居る消防車を見ながら約1時間程ノロノロ運転をしました。

幹線道路沿いには鉄道線路をよく見かけます。 多くの場合はコンテナ、石材専用、木材、木くず等の専用の貨車ですが、時には列車を見る事があります(写真下)。 速度は非常に遅く、自動車が道路工事等で2-3分停車しても又追い付く速度です。

アメリカのインターステート5号線を走行中に見る景色 

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西海岸を南北に走る幹線は5号線で、カルフォルニア州のサンデイエゴの南のメキシコ国境からワシントン州のシアトルの北のカナダ国境迄約2200Km繋がっています。 途中、山、川(橋)、トンネル、砂漠地帯、色々な景色があり、カルフォルニア州の南部とワシントン州の一部を除いて、殆ど内陸を走りますので海は見えません。

ロスアンジェルスの北にある山を越えますとベーカースフィールドからトレーシー迄砂漠地帯が約350Km続きます。 地形は平坦でブドウ/プラム/ネクタリン/キーウイ―等のフルーツ、クルミ/ピスタシオ/アーモンド等のナッツ、その他が収穫されます。 農耕用の飛行機が種蒔き/殺虫噴霧(?)で低空飛行をして居る事もあります。 缶詰用のトマトも大量に収穫されていて、収穫された缶詰用のトマトを工場に輸送するトラックを頻繁に見掛けます写真(上左)。 不思議なのはトマトを満載したトラックが北に向かって居るものが在れば南に向かって居るものもあります。 当然ですが、大きな缶詰工場が何カ所かに分散して居るのでしょう。  

カルフォルニア州南部は雨が少なく、2月から11月頃迄は殆ど雨が降りません。 フルーツ、ナッツ等を栽培するには、特に5号線沿いの砂漠地帯では、水が重要です。 その水はサクラメント川やコロラド川から人工水路を使ってロスアンジェルス方面に供給され、その人工水路の総延長は1000Kmを超えて世界で一番長いそうです(写真上右)。

川の水の多くは雪解け水で、雪が少ない年の夏は水不足になり、特にロスアンジェルスでは水不足が深刻で芝生に水まきが禁止されたり、洗車が制限される事もあります。 普段でも栓が付いて居ないホースを使用しての洗車は禁止されて居る様です。  約30年前に深刻な水不足があった際は、ワシントン州方面からオイルタンカーを使って水を運んだり、アラスカ方面から氷山を牽引して来るなどの話も出て居ました。 ブリテイッシュコロンビア州の今回行った地方では水が豊富で水道は無料です。 その地域に住む友人の洗車用ホースの水が出しっ放しにしてあった為バルブを閉じて説明しましたらその地方では水道料金は昔から無料で、水の使用料を払う事が信じられない様子でした。

5号線沿いには大きな牛の牧場もあります(写真下左)。 この牧場には常に7万頭から10万頭の牛が居るそうです。 ロスアンジェルスから北に向かう際は右側に見え、風向き次第では独特の牧場の臭いが車の中まで入って来ます。

タイヤ空気圧並びに温度に依るタイヤ空気圧の変化

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タイヤ空気圧は温度に依って影響を受け、タイヤの温度が上昇するとタイヤ空気圧が上昇する事は既に誰でもが知っている通りです。 

2週間ほど前にカナダ旅行から帰って来ましたが、この旅行で経験した事を元にタイヤ空気圧が温度に依ってどの程度の影響が在るかを書いてみたいと思います。 尚、RVの6本のタイヤと乗用車の4本のタイヤの空気圧はそれぞれのタイヤに取り付けられた空気圧センサーから送られた圧力をパソコンでモニターして居ます。  この様なタイヤ空気圧モニタ―は約20年ほど前に発売され始めて現在では多数が発売されて居り、多くのRVや輸送トラックにも取り付けられています。

空気圧単位: 
日本ではKg/cm2又はキロパスカルが使われて居ますが、アメリカでは“PSI”即ちポンド/平方インチ(pound/in2=lbs/in2)が使われて居ます。

タイヤ温度への影響要素:
走行中のタイヤの温度は当然外気温に依って影響を受けますが、その他に路面温度、路面状態、走行速度、直射日光、タイヤ空気圧の高低等にも影響を受けます。 

適正空気圧:
乗用車の適正空気圧は簡単でメーカーが勧める、即ちオーナーズマニュアルや車に記載されている圧力を維持すれば間違いありませんが、RVの場合は複雑でRVの使い方に依り積載量が大きく異なり、積載量を気にして使う人のRVと何でも積んで積載オーバーの状態で使う人のRVとでは適正タイヤ空気圧に大きな差が出るのは当然です。 従って、現実的にはRVを計量してタイヤの適正空気圧を知る必要があります。 計量をする事無しでは、タイヤ販売会社の店員さんは適正タイヤ空気圧を知る事は出来ず、安全性を考えればタイヤに表示された最高空気圧を乗り心地が悪くても使用する事に成ります。
乗用車の場合は一般的に運転席ドアーの柱部分に適正空気圧が表示されて居ますが、この数値は常温、即ち走行前の空気圧で、走行直後のタイヤの温度が上がって居る状態で空気圧調整しますとタイヤ温度が常温に戻った際は適正空気圧より下がって仕舞います。 従って、走行中にガソリンスタンドに寄ってタイヤの空気圧を調整する場合はタイヤの温度(走行前より高温)を考慮して適正空気圧よりも高く充填する必要があります。

最低/最高空気圧:
タイヤ空気圧はタイヤメーカーの説明に従って車重を支える最低限の空気圧が必要で、この最低限の圧力より低くなりますと走行中にバーストを起こす危険性が発生します。 反対に高過ぎると乗り心地が悪くなりますし、更にタイヤに表示されている最高圧力(常温-走行前の状態で調整)以上に充填する事は出来ませんし危険です。 タイヤ空気圧を高くすればより高い積載重量に対応出来ますが、タイヤに記されている最大空気圧を超える事は出来ません。 
RVのタイヤ交換の際にLT仕様のタイヤにするか乗用車仕様のタイヤにするか悩む人が居る様ですが、名称が問題ではありません。 それぞれのタイヤが車体重量を支える空気圧に耐える事が出来れば問題はありません。 しかし、RVの場合は一般的に殆ど余裕が無い状態、即ちタイヤ、車軸、サスペンション等は許容重量ギリギリに設計/製造されて居ますのでオリジナルタイヤがLT仕様であれば乗用車仕様に変更する事は先ず無理で、唯一の可能性はRVの前輪と後輪を計量し、その数値とタイヤメーカーの許容荷重/空気圧表から判断する必要があります。 各タイヤメーカーがそれぞれのタイヤモデルの許容荷重/空気圧表を必ず提供しています、例えば次の様な内容です。 http://www.rvtirepressure.com/assets/images/extrapages/michelin_rv_load_inflation.pdf

計量盤を使ってRV計量の結果、私のRVの最低空気圧は(やや余裕を持って)前輪2本は95psi、後輪4本は90psi(タイヤメーカーの最高空気圧は130psi)、更に乗用車(ホンダCRV)は前後4本とも28psiを目標としています。

参考:
20年―30年前は重量オーバーの問題が良く聞かれました。 例えばABCメーカーのXYZモデルは後輪が重量オーバーになる傾向がある為に燃料を満タンする際は飲料水タンクを半分にしたり、重い物は前の方に積む様にしたり、色々な重量オーバーの問題が話題になりました。 今でも、或るモデルのクラスAには10,000ポンドの牽引ヒッチ(牽引棒)が装備されて居ても5000ポンド以上の車を牽引する場合は積み荷を減らしてRV自体の許容重量より重量差だけ下げる必要があるRVがあります。 この問題は牽引する車を含めたRV許容総重量(GCWR)とRV独自の許容総重量の関係から発生するものです。 
従って、車の重量は単にタイヤだけの問題では無く、エンジン、トランスミッション、ドライブシャフトやデフ、サスペンション等にも関係しますので長期間安全にRVを使用する為にはRVの計量をして常に許容重量以下に抑えると共に適正タイヤ空気圧(最低限の空気圧)を維持する事は重要です-重量の問題は飛行機やボクサーだけではありません。

写真の説明:
写真上左はタイヤ空気圧を含む、エンジン状態、走行速度、燃費等をモニターするスクリーンで、赤い点線で囲まれた緑色の丸はRVと乗用車のタイヤが正常な空気圧である事を示し、空気圧が下がりますとオレンジ色、更には赤い丸に変化し、数値はそれぞれのタイヤ空気圧です。 この写真に示されている数値は理想的な空気圧、即ち私のRVの場合は100psi前後ですと乗り心地が良くて快適です。 常温で95psi/90psiに調整された空気圧は外気温が20℃前後の滑らかな道路を走行しますと100psi前後に上昇します。 尚、直射日光も影響し、当然ですが日が射す側は高目に成ります。

写真上右は外気温が5℃で走行を始めて間が無い状況で、走行を10分程度走行を続けますと95psi前後に上昇します。 以前は寒い地域に入る前にタイヤ空気圧を増して、帰る途中で乗り心地を良くする為に空気圧下げて居ましたが、今回は空気圧の調整はしませんでした、即ち家を出る前に適正空気圧に調整して、その後は家に帰る迄空気圧は一度も調整しませんでした。 その為、目標とする空気圧よりも可なり低い88℃となって居ます。

低タイヤ空気圧サイン点灯(写真下左):
カナダ北西部は夏でも可なり寒くなる日があり8月20日を過ぎますと秋の気配が感じられて零度前後に下がる日もあります。 キャンプ中は毎朝近くの公共旅行案内所にインターネット使用に行きましたが、その際寒い日はダッシュボードの低タイヤ空気圧サインが点灯しました。 以前、このサインはタイヤ空気圧が4本のタイヤの内の1本だけが他の3本よりも下がると点灯すると聞いていましたので調べた結果、調べる度に全てのタイヤの空気圧は2psi以内でしたのでやや低目でしたが気にしながら乗り続けました。 その後帰って来てから低タイヤ空気圧サイン点灯に関して調べてみましたらホンダCRVの場合は空気圧が24psi以下に成りますと点灯する事が分かりました、即ち写真上右の写真に25psiが示さて居ますが24psi迄下がった為に点灯し、その後タイヤの温度が上昇してもエンジンキーを切る迄はリセットされなかったものと思わます。 旅行中に空気圧調整をしませんでしたが現在も旅行前と同じ28psi前後で、低タイヤ空気圧サインが点灯する事はありません。

写真中左は外気温が32℃前後の場所を走行中で、空気圧は調整し適正空気圧より15psi前後上昇していて、外気温5℃の場合との差は20psi前後に成ります。 真夏の砂漠地帯の外気温45℃前後を走行中のタイヤ空気圧は120psi近くになり、110psiを超えますと乗り心地が明らかに悪くなって木製の車輪が取り付けられた車に乗って居る様な感じになります。

写真中右はアメリカで使用されているpsi単位から日本で使用されているKpaとKg/cm2への換算表です。

寒くなる前に適正空気圧に調整:
夏の高温時の適正タイヤ空気圧は冬に成りますと圧力が低過ぎてタイヤの寿命を減らすと共にバーストを起こす危険性が在ります。 一度空気圧が足らない状態で高速走行をしてタイヤにダメージを与えますと以後適正空気圧を維持してもバーストを起こす危険性が残ります。 タイヤメーカーは、後輪ダブルの1本がパンクをした状態で走行した場合はダブルのパンクをしていないタイヤに負担が掛かってダメージが生じた可能性が高い理由で交換を奨励しています。

温暖な冬の地域では問題が無いと思いますが、頻繁に氷点下になる地域ではRVの水タンクの冬対策と共にタイヤの冬対策も必要だと思われます。

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