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オイルプレッシャーセンサー

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エンジンにとってオイルは非常に大切で、人間の血のような物です。 其の為、芝刈り機、ジェネレーター等に使われる小型エンジンにはオイルプレッシャーセンサーが付いており、油圧が無くなるとエンジンが停止するようになっています。 芝刈り機のオイルが少い状態で斜面を刈りますと油圧が感知されずエンジンが停止し、反対方向に刈ると停止しない場合があります。 

次のビデオはジェネレーターのエンジンにオイルプレッシャーゲージを取り付けたものです。 オイルプレッシャーゲージが圧力を表示した後にエンジンが始動しています。
http://www.youtube.com/watch?v=d_rM9YVehLs&NR=1

キャンピングカーに使用されているデイーゼルエンジン(例えばキャタピラー製)の中にも油圧が無くなると止まるエンジンがあり、この様なエンジンは始動するまでに数秒間の回転が必要です。 エンジンのかかりが悪い故障と勘違いして、質問をしている人が時々居ます。

私の友人(黒のオデッセイに乗っている)でデイップステイックにオイルが付かない状態でも、“オイルが無くなれば警告ランプが点灯する”と言って平気で乗っている人が居ますが、危険で、信じられません。  警告ランプが点灯してからは車を走らせる訳には行きません。 

オイルは潤滑の他に温度を下げる役目も果たしますので、(規定量より多過ぎると泡立って危険ですが)、最低線以下になら無いようにする事もエンジン、その他を長持ちさせる為に大切だと思います。

120Vと240Vの電気

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水に関して書きましたので今回は電気に関して書きます。

アメリカのAC電圧は、既に皆様ご存知のように日本より少し高い名目上120Vですが、110Vと呼ぶ人も居れば115V、125Vと呼ぶ人も居ます。 

キャンピングカーでよく使われるコンセントと差込プラグは3種類あります。 写真上左はキャンプ場でよく目にする配電盤の例で、左から50アンプソケット、30アンプソケット、 20アンプソケットと呼ばれています。 一般的なRV(ガソリンクラスA、クラスC、クラスB等は30アンプの差し込みプラグが装備されていますが、大容量の電気を使用出来る設計の大型クラスAや大型フィフスホイールには50アンプ 差込プラグが装備されていてエアコンを2基同時に作動させる事が出来ますし、エアコンと電子レンジを同時に使用する事も出来ます。

コンセントは写真上右のように配線されており、20アンプと30アンプは同じ配線ですが30アンプの差込プラグは太い線が使用されています。 50アンプは120V/240Vで240Vも使用可能ですが、キャンピングカー内の配線は赤線(ホットライン)と白線(ニュートラルライン)の120Vと、黒線(ホットライン)と白線(ニュートラルライン)の120Vの配線が一般的です。

50アンプ、30アンプ、20アンプ、それぞれの変換アダプターは色々市販されていますので、必要なアダプターを用意して於くと便利です。
http://www.campingworld.com/shopping/product/power-grip-adapter-30a-male-to-50a-female/5257

GFIC(Ground Fault Circuit Interrupter)コンセント
もう一つ付け加えておきたい物があります、それはGFIC(写真左下)と呼ばれるコンセントで感電事故を防ぐ装置が内蔵されているコンセントです。 

此のコンセントは左右(ニュートラル側とホット側)の線の僅かの電流の差を感知するとコンセントから電流が流れなくなる仕組みになっています。 即ち、例えば濡れた手に電流が流れ始めた場合、左右の電流の差が生じ、瞬時に切れるようになっています。 

感電を防ぐ非常に有益な装置でありますが、配線を間違えたり、漏電している電化製品を差し込んでも作動します(作動しなくなります?)。 ある面では便利ではありますが、電気が来ない理由が分らず、頭を悩ます書き込みもよく目にします。

電気が来ない場合は黒の“リセット”スイッチを押しますと、(正常な場合は)使用可能になります。 又、機能しているか否かを調べる場合は赤の“TEST”を押しますと正常な場合は電気が流れなくなります。

GFICソケットが完全に機能する為にはアース線が取り付けられている事が不可欠です。 即ち、3本の線(Hot=黒又は赤、Neutral=白、Ground=緑)が必要になります。

アメリカ国内では1960年代に此のタイプのコンセントの使用がプールライトに義務付けられ、その後徐々に拡大されて1980年代には風呂場、台所、洗面所等の水をつかう場所で義務付けられています。 当然ながら、キャンピングカーにもこの様なコンセントが付いています。
RVKen