記事一覧

インストルメント‐パネル用照明(電球) その2

ファイル 607-1.jpgファイル 607-2.jpgファイル 607-3.jpgファイル 607-4.jpgファイル 607-5.jpg

注文していたパネル(ゲージ)照明用のLEDライトが届きましたので、LEDライトと従来の物と明るさを比べてみました。 

A. インストルメント‐パネル用LEDライトは非常に有効
上左の写真は予備のタコメーターにLEDに交換して写したものですが、中央右のオリジナルのタコメーターと比べますと見易さ(明るさ)が増しているのは明らかです。 写真は昼間に写したものですが、夜間走行状態の暗い中で確認しましたら、ゲージの見易さは抜群でした。 白色LEDを購入しましたが、ゲージは少々青みを帯びて見えます。 

電球が切れて居なくてもゲージパネルが薄暗くて見難い事を私も過去に経験した事がありますが、その様な場合は是非LEDライトに交換する事をお勧めします。 

B. インストルメント‐パネル用LEDの交換に際して
LEDに交換する際に2つのチャレンジがあります。 一つは交換可能なLEDのサイズを特定する事、もう一つは如何にパネルの後ろのライトを交換するか、即ちパネルを外すかです。 ここでは前者のLEDの特定に関して少々説明しますが、後者に関してはマニュアル等を参考にプラスチック製爪等を壊さない用に根気良く、時間を掛けて作業を進めて下さい。

参考:
上の写真で表示されている様なゲージタイプの場合はパネルを外さずにゲージを取り出してライトの交換が出来ます。 
全てのゲージは後ろから“コ”の字型の金属とナット1個(2個)で留めてあります。 最初に、ダシュボードの下から手を入れてスピードメーター又はタコメーターの何れか外し易い方を取り外します。 一個のメーターを外せば、後は外したメーターの穴から手を入れて残りのゲージは簡単に外せます。

C. パネルライト(インストルメント用)の種類
インストルメントパネル用ライトは一般的にツイストロック(Twist Lock)と呼ばれる、差し込んで僅か(10度程度)にネジって固定するタイプです。 更に、ツイストロックタイプのライトの中には一体型と、ライトとソケット部分が分かれているタイプがあります(写真下)。 以前は一体型が多かった様ですが、現在はコスト、多様性、その他の理由でライトとソケットに分かれたタイプが、特にLEDの場合は一般的な様です。 

1.ソケット部分の種類
ツイストロックのベースには5-6種類あり、それぞれ異なる大きさですので正しい大きさを選択する必要があります。 インストルメントパネル用は通常T5 又はT10 のコードで示されている物が使用されいますが、T5 をT10 に又は逆の取り付けは出来ませんので、正しい方を選択する必要があります。 尚、T20 は

2.ライト部分の種類
ツイストロックタイプのソケット部分に対してライト部分はウエッジライト、即ちクサビ形ライトと呼ばれます。 ウェッジライトには種類が数え切れないほどあります。 従来のインストルメントパネルに使用されていたインカンデッセントライトと呼ばれる、電球の場合はガラスの内部にフィラメントがあるだけですので大きさ、形状、明るさ等を統一する事は簡単だと思われますが現実は異なります。

3.インカンデッセントライト (従来型電球) の種類
ウエブサイトを見れば分かりますが、大きさ、形状、明るさ等に依って100を超える数があると思われますし、ライトの大きさ(適応性)を示すコードだけでも50を超えると思われます。
しかし、自動車のイントルメントパネル(ゲージ)用はアメリカ車も日本車も今回取り上げた2種類が一般的な様です。 右上のイラストの左の2個のライトは主にインストルメント用で、右の大きなライトはブレーキライトやバックライト用です。 自動車に一般的使用されていると思われるウエッジライトは次の様です。
サイズ T5: ウエッジライトコード 73、74
サイズ T10: ウエッジライトコード 168、192、193、194
サイズ T20: ウエッジライトコード 7743

ウエッジライトコード 73、74、又は168、192、193、194の違いはワット数。即ち明るさで、同じサイズグループであれば互換性があります。

4.LEDライト
LEDライトはライト本体の大きさ、形状に加え、発光素子の大きさ、素子の数等も色々あり、従来の電球より更に数があり、複雑です。 しかし、サイズグループが同じであれば互換性があり、後は明るさと色の選択です。 尚、LEDの場合はインカンデッセントライトと異なり明るさの種類は無限大(ワット数では表示出来ない)の為、73/74、168/193/194の様に表示されている場合があります。

LEDには、青、赤、オレンジ、緑等もあり、通常、ウエッジライトの根元の部分のプラスチックがそれぞれのライトの色で示されています。 インストルメントパネルに白以外のLED,例えばオレンジ色や緑色、更には紫を好む人も居ます。

注意1: LEDの場合は極性、即ちプラスとマイナスの方向性がありますので、取り付けて点灯しない場合は180度回転させる必要があります。 この場合、ソケットを回転しても、ウエッジライトをソケットから抜いて180度回転しても修正可能です。

注意2: LEDの場合は極端に長い物もありますので、特に長さを確認する事も大切です。

5.パネルライト(インストルメント用)ライト選択方法
写真で見ますと、特にLEDの場合は大きさは分かりませんし、ウエブサイトにはソケットの大きさやウエッジライトの大きさに関する説明は殆どありませんので、私自身も最初は迷いました。

ウエッジライトを選択する際に大切なのはT5、T10、T20 の何れのサイズかを確認し、それに適応したウエッジライトを選択すると間違い無いでしょう。

参考まにT5、T10、T20にのウエッジライトの他のコードを記して於きます。
T5: 17、18、37、70,73、74、79、85、86、その他
T10: W5W、W3W、147、152、158、159、161、168、184、192、193、194、259、280、285、447,464,501、555、558、585、655、656,657,1250、1251、1252、2450、2652、2921、2825、その他
T20: 7743、W21W、992、7440、その他

この他にも、T6.5 、T13、T15、T25等もありますので、購入時には気を付けて下さい。