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フォード 7.3 パワーストローエンジン バッテリーに関して

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ネットキャンパーのメンバーから7.3 パワーストローエンジンを搭載したRV(E350)のバッテリーに関して、2個搭載している理由の質問がありましたので、説明します。

上の配線図にバッテリーが表示されていますが、2個の12Vのバッテリーは並列に接続されています。 従って、エンジン(シャシー)には24Vは使われて居らず、スターターモーターも12Vです。

デイーゼルエンジンを搭載している車に2個のバッテリーが搭載されている理由は、高圧縮比のエンジンを回転させる為やグロープラグに電気が消費される為、即ちクランキングパワーと容量を大きくする為です。 

更にバッテリーは温度に敏感で、気温が低いとバッテリーの内部抵抗が増し、クランキングパワーは下がり、当然容量も下がりますので、冬季や寒冷地でのバッテリーの役割は非常に重要で、少なくともオリジナルと同等のクランキングパワーを有するバッテリーと交換する事をお勧めします。

大きなエンジンを搭載している大型トラックはE350 (パワーストローク)より更に大きなバッテリーを搭載し、4個のバッテリーを搭載している物もあります。  

参考:
デイーゼルトラックのフォーラムに依りますと、7.3 パワーストローク車には全て2個のバッテリーが搭載されていて、年式に依って異なるのかも知れませんが、助手席側は小さなバッテリーの車も在れば、2個が両方共750CCA、850CCAも在る様です。 スペースに余裕があれば大きな(850CCA)バッテリーを2個搭載した方がバッテリーに負担が掛からず、長持ちします。  スターターバッテリー(自動車バッテリー)は、デイープサイクルバッテリーに増して、電圧を下げますと寿命を大きく短くします。


次のサイトにフォード 7.3 パワーストローエンジン に関する有益な情報が出ています。
http://www.powerstrokediesel.com/docs/00_73L_DIT_Coffe_Table_Book.pdf

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非公開 (08/17 23:10) 編集・削除

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RVのメインテナンス(修理)   その4: 冷却水の漏れ箇所確認準備

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予定通り、ラジエーターの洗浄と漏れ箇所の洗浄を行いました。
ラジエーターの洗浄は、多くのRVerが、そして私も行っている方法で行う積もりでしたが、今回は水使用規制がありますので、高圧洗浄機は使わずガーデンホースのジェットノズルだけを使って行いました。

先ず、ファンを外し、ファンベルトを外し、シンプルグリーン(洗浄液)の50%程度に薄めた液体をラジエーターの外側と内側からタップリ、スプレーし、30分ほど経ってから洗い流しました。

2時間ほどで乾燥し、見易くする為にエアークリーナーも外し、漏れがあると思われたウオーターポンプの周辺の写真を写しました(写真上左)。  尚、ウオーターポンプは滑らかに回転し、ガタも無く、ベアリングは正常でシャフトからの漏れは無さそうです。

その後、再度7PSIを加えて1時間ほど放置、ウオーターポンプの周辺を見ましたが、乾燥していて漏れの気配は見られません。  昼間は乾燥している上に気温が高い為、漏れた液体が流れる前に乾燥しているのかも知れません。 今夜、寝る前に圧力を掛けて於こうと思っています。

RVのメインテナンス(修理)   その3: 冷却水の漏れ有り!

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残念ながら、冷却水の漏れはほぼ間違い無い事が分かりました。  矢張り、希望的観測大でした、甘く見ていました、それほどショックは受けていません、何とかなりそうです。

漏れ:
KSDさんから冷却システムの圧力テストのご指摘を受け、昨晩から7PSI(0.5Kg/cm2)を加えて於いたところ、今朝はゼロになっていました。  従って、漏れがある事は明らかですがまだ確認は出来ていません。 一応、エンジン、ラジエーター、後ろから前迄のホース等を見てみましたら、エンジン後部が明らかに濡れています。

懸念する事:
既に書きました様に、以前ヘッドガスケットからの漏れがあり、改善されたヘッドガスケットに交換しました。 ヘッドを外す事とラジエーターを外すのは大仕事で、この2点は避けたいと思っています。

過去にラジエーターを交換:
ヘッドガスケットを交換する以前にラジエーターを交換しました。  之はアラスカに行った際に、砂利の道路に金属腐食を起こし易い液体で固めた道路を走行しましたが、帰って来てから直ぐに洗浄をしなかった為に、ラジエーターの冷却フィン(金属製薄板)が手で触るだけでボロボロひび割れる状態になって、その時は冷却水は漏れてはいませんでしたが新品ラジエーターと交換しました。 ところが、取り付けて間も無くその新品ラジエーターの下部側面から漏れがある事に気が付きました。 ラジエーターはシャシーメーカーから購入しましたので、言えば新品に交換をして呉れたとは思いますが、ラジエーターの交換は非常に大変でしたので次の処置を取りました。 
このラジエーターは分厚い鉄製枠に収まっている為に内部は見えないのですが、古いラジエーターで確認したところ両サイドの箱状の部分のシールからと判断、木片とプラスチックの薄板を差し込んでシールを押さえ付ける様にする事で漏れは止まりました。
本来は15PSI(15Kg/ cm2)のラジエーターキャップが付いて居るのですが、ラジエーターからの漏れが再発する事を懸念して7PSI(0.5Kg/cm2)のキャップに交換しました。 

余談1:
ラジエーターキャップの圧力が低いと沸騰温度が下がり、オーバーヒートの原因になる可能性がありますが、幸いこのRVはオーバーヒートの心配が全くありません。  182ºF(83 ºC)で開放するサーモスタットが付いているらしく、普段は182ºFで走行、急な長い坂道を登る場合も192ºF(89 ºC)程度で止まり、200ºF(93 ºC)を超えた事はありません(ファンベルトが切れた時を除く)。


今回の漏れの問題を余り心配していない理由は、濡れている箇所がウオーターポンプの下の方で、上では無い事です。 若しウオーターポンプの上の場合は前回の場合と同じで、ヘッドガスケットの可能性が非常に高くなります、即ち懸念しているラジエーターの取り外しとヘッドの取り外しが必要となります。

このブログを書いていて、ラジエーターの腐食が心配になって来ましたので、洗車は禁止されていますが、ラジエーターと濡れている(漏れ)箇所だけを高圧洗浄機で簡単に洗浄したいと考えています(誰にも内緒)。

オールタネーター、ファンベルト、アイドラー、冷却ファン等を外さないと漏れていると思われる部分が良く見えませんが、出来るだけ早く漏れの原因を特定したいと考えています。  若し、ウオーターポンプを外すとなると、購入した4ガロンのクーラントを使用しますが、ネジの増し締めで漏れが治まると良いとも考えています(考えが甘い?)