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ウオーターポンプに関して、  その2  種類

ウオーターポンプは見た目には殆ど同じ形状でどれでも同じの様ですが、若し新しく購入する場合は一応次の様な事柄を知って於くと後悔しなくて済むかも知れません。

ここ15年間に色々な改良型RVポンプが発売されました。 改良型ポンプ水量、水圧、特にノイズ(ポンプ音が静か)等で優れていますが高価でもあります。 
安価なポンプ:
• 電気を“オン”にすればポンプは回り続ける
• タンクに水が入っていない場合はオーバーヒートして焼けたり壊れる
• 使い始めに呼び水が必要であったり空気抜きが必要
• ポンプ音や振動が激しい
• 水圧や流量が小さい(蛇口1個用)
 
改良型ポンプ:
• 管内の水が規定の水圧に上がるとモーターが停止する
• 流量に応じてモーターの回転数が変化し、蛇口を小さく開いた時はポンプ回転数が少ない
• 水が無くても焼けたり壊れる心配は無い
• 水圧や流量が大きい
• ポンプ音や振動が小さく、回転数が少ない時は聞こえない
• 逆流防止弁付き

流量を大きくするには水圧を上げる必要がありますが、RVの配管には圧力限度があります。 通常、50PSI(約3.5Kg/cm2)程度の水圧が勧められていますが、70PSI(約4.8Kg/cm2)以上を使用すると配管等からの漏れの可能性が大きくなり非常に危険です。

RV用ポンプの流量の例:
現在販売されているポンプの幾つかの概略、

Shurflo
モデル番号___名称__________流量_______水圧
100-009-21___蛇口1個用_________?
105-003________________1.0(3.7LPM) __30PSI(2Kg/cm2)
1901-0013___アクアキングミニ____1.0(3.7LPM) __30PSI(2Kg/cm2)
2088-422-444__人気簡単型______2.8(9.5LPM) __40PSI(3.1Kg/cm2)
2088-453-444__クラシック(蛇口1個用)_3.5(12.5LPM) __45PSI(3.1Kg/cm2)
2093-204-413__フイスパーキング_____2.0(7.5LPM) __30PSI(2Kg/cm2)
4008-101-E65__レボリューション____3.0(11.4LPM) __45PSI(3.1Kg/cm2)
5900-0211__圧力センサー(可変式)__5.7(21.6LPM) __65PSI(21.6Kg/cm2)
4900-0201__圧力センサー(可変式)__4.0(15.1LPM) __50PSI(3.4Kg/cm2)

Flojet
モデル番号______名称____________流量
03526-144A____トリプレックス_______2.9(10.7LPM)
04406-143A____クワイエットクオッド____3.2(11.8LPM)
04306-500A____蛇口1個以上用_______3.2(11.8LPM)
R4515-743A____圧力センサー(可変式)___3.7(13.6LPM)
R4525-743A____圧力センサー(可変式)___4.5(16.6LPM)

実際の流量は配管の大きさに依って大きく異なります。


参考:
レギュレーターの必要性:
ホースを使用してRV外部の水道管につなげる場合は必ずレギュレーターの使用が必要です。 RVパークが大きな場合に全てのRVに充分水を供給する為に場所に依っては相当高い水圧です。 レギュレーター使用は一般的で、使わない方が稀です。
http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rlz=1T4DKUS_enUS281#hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&tbm=shop&sclient=psy-ab&q=RV+water+regulator&psj=1&oq=RV+water+regulator&aq=f&aqi=g2g-v6g-m1g-b1&aql=&gs_sm=s&gs_upl=5554l56488l0l58531l39l39l20l2l4l0l265l3197l0.10.7l17l0&bav=on.2,
日本の場合は蛇口がネジ式なっていませんので取り付けが困難かも知れません。

ポンプの騒音:
モーター音もありますが、ポンプの取り付け状態や配管の振動が大きな原因にもなります。 従って、ポンプの下にゴムを敷いて取り付けたり、配管が振動を起こさない様に固定しますと幾分でも静かになります。

ポンプの中には形状は同じでも100PSI(高圧)以上の工業用や電圧が115VAC,250VACの物もあり、一般的なRVには使用出来ない物もありますので、気を付けて下さい。

ボイラー

シャフローポンプに付いて書きましたので、ついでに書きます。

日本では湯沸かし器の事をボイラーと言う様ですが、アメリカではウオーターヒーターと言います。

言葉は、人それぞれ異なる解釈をしますので必ずしもどれが正しいとは言えない場合もあり、又、私の解釈は間違っているかも知れません。

アメリカでは、最近は僅かではありますが家庭用の瞬間湯沸かし器が出回って来ています。 しかし、一般的にはRV(Suburban製やAtwood製)で使われている様なタンク型で、家庭用にはアパート用の30ガロン(約110リッター)から大家族用の50ガロン(約190リッター)のガスバーナー付き熱湯タンクです。 通常、各家庭のガレージの片隅に置いてあります。

アメリカでは家庭用湯沸かし器の事をボイラーと呼ぶ人は稀と思いますが、ボイラーと聞くと私は蒸気や蒸気の圧力を想像して、単に水の温度を上げる以外の機能がある事を想像します。 従って、湯沸かし器は水を熱するタンクが付いた軽めの器具ですが、ボイラーは分厚い鉄製タンクが付いた重い器具(湯沸かし器?)で、工業目的な感じを受けます。 寒い地方ではボイラーを暖房に使うのかも?


キャンピングカーにボイラーを載せて走ると重くはありませんか?

ウオーターポンプに関して、  その1  シャフローポンプ

英語が日本語になったRV用語が沢山あります。 ネットキャンパーを読んでいてハッキリ分からないまま月日が経ち、突然“ああ、あれだったのか”と思う事が時々あります。

シャフローポンプはその例で、今朝気が付きました。
英語では“Shurflo”と言う商品名で、“Shur”と“flo”の2つの言葉を付けて出来た言葉で、更に“Shur”は“Sure”から、 “flo”は“Flow”を文字って作った言葉です。 “Sure”は正確なとか確実なと言う意味で、“Flow”は水(液体)が流れるの意味です。

従って確実に水が流れる、何時でも流れる、何時までも流れる、信頼性が高いポンプ、と言う印象を与える為に“Shurflo”と名付けたのだと思います。 気にした事はありませんが、英語では普通に“シュアーフロー ポンプ”と呼んでいて、“シャフローポンプ”と呼ぶ人は居ないと思いますし、ポンプを付けて言わなければ絶対に通じないと思います。


RV用のウオーターポンプは“Shurflo”と“Flojet”の製品が約半々で売れれています。 それぞれが幾つか異なる同じような製品を出していますので、次回は大雑把なウオーターポンプの種類を書きます。

バッテリーコンバイナーサイト

http://www.yandina.com/YandinaJapan/

昨年12月にバッテリー並びにバッテリーコンバイナーに関して何度かに分けて書きました。 
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=318

その際、バッテリーコンバイナーが製造元から日本語で直接購入出来るサイトが出来る事を書きましたが、完成した知らせがありました。

コンバイナー購入カタログは次のサイトです。
http://www.yandina.com/YandinaJapan/

ネットキャンパーのメンバーの方はチェックアウトページの“企業名またはクラス名”の窓に “NC” の2文字をタイプしますと更に値引きされます。

オルタネーターが100アンプ以下の場合はコンバイナー100で充分ですが、100アンプ以上の場合はコンバイナー160が必要です。

尚、重量の関係で送料は2個まで同じですので、お友達と共同で購入しますと2個目の送料が無料となります。 又、3個以上の場合は送料が倍以上になりますので2箱で発送されます。

ご質問がありましたら、製造元に問い合わせてお答えします。

遠いブレーキ/ガスペダルの距離

クラスAにお乗りの方でブレーキペダルやアクセルペダルが遠くて長距離を運転すると足が疲れたり痛むと感じている方はいらっしゃいませんか?

解決法は幾つかあります。
1.  椅子を数センチ前に移動し、新しい場所に取り付ける
2.  前後上下に移動出来る椅子に交換する
3.  ペダルエクステンダーを取り付ける

若し、1.の方法で解決出来そうであれば一番安価に解決出来ますが、3.の方法も良さそうです。 次のサイトを参考にしてみて下さい。
http://www.pedalextenders.com/ford.html
http://www.creativecontrolsinc.com/products/pedalmates.htm
http://www.pfyc.com/pc/GP2018/04INT/Pedal+Extenders+-+04-08+Grand+Prix.html?a_aid=yfeed
http://www.pedalextenders.com/

運転を安全に快適に楽しむにはチョットした事で大きく改善出来そうです。

現在あるRVフォーラムで話題になっているのを読んでこの様な製品が販売されている事を知りました。 私は背丈はある方ですが、快適に運転出来る様に(7-8年前) 2. の方法を選びました。

遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルター  その3

遠心分離式フィルターの油圧の取り出し場所はオイルポンプ直後、即ちポンプと既存フィルターの間が理想的ですが多くの場合取り出し口が無くて難しいと思います。 従って既存フィルターを通過後の取り出し口と成ると思います。

既存フィルターに到達する前の取り出し場所を遠心分離式フィルターに使いますと、大きな異物が取り除かれた後既存フィルターを通過しますのでフィルターの目詰まりを遅らせる事が出来ます。 しかし、既存フィルターをマニュアル通りに交換する場合は全く関係しないと思います。

私は既存フィルター通過後の取り出し場所を使用していますので、堆積されたタール(異物)は全て既存フィルターを通過後に溜まった物で驚きです。 即ち、遠心分離式フィルターを使わない場合は、此れらの小さな粒子は(既存フィルターが目詰まりを起こすまで)エンジン内を循環する事になります。

私のエンジンドレインプラグには磁石(金属異物を取り除く為)が付いていませんでしたので、ホンダアキュラの磁石付きプラグ(同じネジサイズ)に交換(10年前?)しました。 しかし、マグネットに何も付着しません。 

疑問:
•  ドレインプラグに付着する磁気を帯びた異物は既存フィルターを通り抜ける小さな粒子なのか?
•  既存フィルターを通り抜ける小さい粒子がドレインプラグに付着するのか?
•  磁気を帯びた異物がドレインプラグに到達する前にフィルター(遠心分離式フィルター)に吸い込まれる確立はそれ程高い(100%に近い)のか?

考えてみれば、特別問題のあるエンジンで無い限り磨耗に依る金属粒子は非常に小さいのは当然なのでしょう。


参考:
購入を決めた場合は25 SEモデル(他に同じ様な大きさが無い場合)をお勧めしますが、購入の必要性に関しては、“無くてはならない物ではありませんし、状況によっては無駄”だと思います。

遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルター  その2

“遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルターに関して更に詳しく”との要望が有りましたので補足します。

購入時、遠心分離式(Centrifugal)オイルフィルターを調べましたら多くが同一形状で、インドの多数の会社で製造されている事を知りました。 恐らくインド政府の援助で開発されたのでは無いかと思われますが、機能的に優れたデザインが施されています。  
http://www.indiamart.com/centrifugefilters/
http://www.indiamart.com/cbs-technologies/
http://bhagyashree.tradeindia.com/
http://www.filtekindia.in/industrial-centrifuge.html#centrifuge-ft020
http://autowinsystem.trustpass.alibaba.com/aboutus.html
その他

遠心式オイルフィルター 25SE (インド産?)
次のサイトは私が使用しているフィルターと同モデル(25SE)の取り扱い説明書並びに部品リストです。
http://www.oilconditioningsystems.co.nz/ocs/downloads/25_new.pdf
25SEの構造は至って簡単、耐久性にも富んだ優れたデザインだと思います。 


此れに対してアメリカで販売されている遠心式フィルターは次のサイトに示されるフリートガード製です。
http://www.fleetguard.com/pdfs/product_lit/americas_brochures/LT32599_03.pdf
回転部分(交換フィルター部)は効率的にスス(Soot=煤)を受け止める工夫がされていて、廃棄を考えプラスチックが使用されています。
http://www.fleetguard.com/html/en/products/lube/centriguard_56kvideo.html
他のフィルターメーカーも回転部の工夫を凝らし特許を取っています。

遠心式フィルターの交換用回転部は多くのフィルターメーカーで製造されています。
http://www.google.com/webhp?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rlz=1T4DKUS_enUS281#q=centrifugal+oil+filter+system&hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&site=webhp&prmd=imvns&source=univ&tbm=shop&tbo=u&sa=X&ei=gQOVTp-tLNDdiAKbsNiLBQ&sqi=2&ved=0CJIBEK0E&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.,cf.osb&fp=80434a3d6cd1e277&biw=1090&bih=600


遠心式フィルターの選択
フリートガード製遠心式フィルターはスス(Soot=煤)を取り除く工夫がされていて機能は優れていると思われます。 しかし、内部の堆積物を取り出す事は出来ず、定期的に交換が必要です。 

此れに対してインド産(?)のフィルターは内部のドーム(チェインバー)は金属で簡単に堆積物を取り除く事が出来、再使用が可能です。 バイパスフィルターは、言わば予備に取り付けるフィルターですので、25SEの機能で充分以上の成果が得られます。
経済性も重視する場合はインド産、即ち25SEをお勧めします。

お願い:
今回の書き込みには私の想像が多く、誤りも多いと思われます。 間違いを見付けた場合は是非お知らせをお願い致します、確認後訂正します。

遠心式オイルフィルター

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エンジンオイルの選択、交換周期はエンジンの利益だけを考えた場合と経済性を考えた場合では大きく異なり、又経済性を考えた場合は個人の状況で大きく異なる事は明らかです。 しかし、特別な根拠が無い場合はメーカーの指示に従うのが無難で安心でしょう(時にはメーカーの指示が間違っている場合もあります)。 

オイルフィルターに関しても同じ事が言えます。 オイルフィルターは毎回交換が普通ですがエンジンメーカーの中には一般的な走行であれば毎回交換せず1度置きで良いと書いているマニュアルもある様です。 反対に、合成オイルを長距離乗る場合は1度のオイル交換に対して2度のフィルター交換を指示するオイルフィルター会社もあるそうです。 此れもエンジンメーカーの指示に従うのが無難で安心でしょう。

マニュアルに依りますと、私のエンジンオイル交換は15,000マイル (24,000Km) 毎ですが、デイーゼルエンジンは2,000マイル(3,200Km)も走るとオイルは真っ黒になります。 その為、キャンピングカー購入間もなくトイレットペーパーを入れて使用するタイプのバイパスフィルター(乗用車に取り付けていた物を再利用)を取り付け1年程度使用しましたが、遠心分離式オイルフィルターがある事を知り此れと交換しました。

遠心分離式オイルフィルター
主に工業用や船舶の超大型エンジンに使用されていてインド、オーストラリア、ヨーロッパ方面で多く製造されている様です。
http://www.oilconditioningsystems.co.nz/ocs/spin2.htm

原理は次のサイトで示されています。
http://www.youtube.com/watch?v=zXtLtt7Ursw
オイルがジェットから流れ出す推進力で容器を回転(走行時毎分7000回転前後)させ、粒子の大きなカーボン(異物)が側壁に堆積する仕組みです。

容量はオイルパンの大きさに依り4-15リットル用と15-70リットル用がありましたが、(私の場合)小さ目の4-15リットル(オイルパンは17リットル)を購入しました。 理由は大きい物ほどオイルの循環量が多いのは当然で、その為にエンジンオイル圧力を下げたり、圧力が低くなる為にフィルター回転数が上らなくなる可能性を考慮し、又、遠心式オイルフィルターからオイルパンへの管は太く(1インチ)して自重で落下するオイルが詰らない様にもしました。

此れまで6-7回容器に溜まったカーボン(タールの匂い)を取り除きましたが、相当量溜まります。 上の写真は今回の例です。

遠心分離式オイルフィルターを純正装備しているトラック(アメリカ)もあるそうですが、一般自動車では稀の様でRVフォーラムでは読んだ事がありません。 考え方に依っては添加剤を除去する可能性も無きにしも非ずですが今までその様なネガテイブ意見は読んだ事がありません。 遠心分離式オイルフィルターを使用すると15,000マイル走行してもエンジンオイルが真っ黒でドロドロになる様な事はありません(黒くなっても透明に近い)。

参考:
日本のサイトでチョット調べてみましたら、昔CB72やカブで遠心分離式フィルターを使用していたそうですが、現在使用されていないのは何か理由が? 
技術の進んでいる日本の自動車やトラックに使用されて居ないのは理由が?
将来、遠心分離式フィルターが多くの大型トラックに採用の記事(アメリカ)を読みましたが果たして?

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