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“RVセットアップ” 並びに“RVフックアップ” その2

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前回は主にドライキャンプに関連した事柄を書きましたが、今回はRVパーク、即ちRV用のキャンプ施設に駐車した場合を書きます。

RVパークに入って支払いを済ませ、所定の場所に駐車して、先ず行うのが“RVセットアップ”並びに“RVフックアップ”です。

“RVセットアップ”:
RVで生活が出来る様に準備をする事を意味し装備に依って異なりますが、次の様な作業があげられます:
1. 最適な位置に駐車
2. “RVフックアップ”を行う
3. エアーダンプ(エアーサスペンションにダンプバルブがある場合)
4. ジャッキを延ばしてRVを水平にする
5. スライドアウトを出す
6. オーニングを出す
• TVアンテナをセットする
• その他の装備の移動や配置

“RVセットアップ”の順番に関してはRVフォーラム等によく登場し、“ジャッキ延長とスライドアウト”の順番、 “ジャッキ延長とエアーダンプ”の順番等が議論になります。 議論の原因はRVメーカーに依って異なる順番がマニュアルに記されている為です。 
必ず、上に記した順番で無くては成らない訳ではありませんが、状況に依っては上に記した順番で行えば無難でしょう。 理由は、RV並びに人間にやさしいからです、即ちRVのシャシーのネジレが起こる事を最小限にし、フロントガラスが飛び出したり割れたり、RVの側面にヒビ割れが生じたりする事を避け、“RVフックアップ”を先に済ませると人間もスライドアウトに頭をぶつけたりする事も無く楽です。 エアーダンプ、ジャッキ、スライドアウトに関しては次回に詳しく書きます。

参考:
“エアーダンプ”とはDP(デイーゼルプッシャー)のエアーサスペンションの空気を抜いて車体を低くする事言います。こうする事に依って相当地面が傾斜していても、装備されている油圧ジャッキを延ばしてより簡単にRVを水平な状態に設定する事が出来ます。

“RVフックアップ”:
家で住む様に生活が出来る為に、水道、電気、下水等をRVに接続する事を“RVフックアップ”と言います。 一般的には“RVフックアップ”とは呼びませんが、最近では衛星放送のケーブルコネクターの差込も付いて居たり、WIFIが使えるRVパークも少なくありません。 

スライドインキャンパーやクラスBの中には下水設備を必要としないRVもあり、電気だけ、又は電気と水道だけの様なサイトも、少々安い価格で在ります。 水道、電気、下水の3点が揃ったRVサイト(場所)の事を“フルフックアップ”と言います。

電源差込みには規格があり、アメリカのRV用には3種類あります、即ちクラスB等の小型RVは一般家庭タイプの120V - 20アンプ、多くのクラスAやクラスCは120V - 30アンプ、DP(デイーゼルプッシャー)の大型は120/240V - 50アンプが一般的です。

水道の蛇口も規格があり、RVパークの蛇口は、家庭の庭にある蛇口と同様に全てネジが付いていて、ホースがねじ込める様になっています。 25フィート(約7m)のホースを積んでいれば殆ど間に合います。

参考:
RVパークの電源、並びに蛇口に関しては次の書き込みを参考になさって下さい。
電源
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=127

蛇口
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=126

“RVセットアップ” 並びに“RVフックアップ” その1

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今回はアメリカに於ける“RVフックアップ”並びに“RVセットアップ”に関連した事柄を書きます。

“RVフックアップ”並びに“RVセットアップ”と言う言葉は日本語で使われているか分かりませんが、よく使われるRV用語で、後ほど説明します。

アメリカで見る一般的なクラスA、クラスC、フィフスホイール、トラベルトレーラー等にはシンク、トイレ、シャワー、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、その他、エアーコンデイショナー等が装備されていると同時に、これ等の装備を使う為の電源(115VAC)、飲料水タンク、汚水タンク等が装備されています。

RVでの宿泊場所:
RVで一夜を過ごす場所には色々あります。 RVパーク、レストエアリア(道の駅、サービスエアリア等)、ショッピングセンターの大駐車場、大型トラック用のガソリンスタンド大駐車場、
何も無い砂漠、人里離れた自然の中、その他があります。

注意:
• 他人の土地(ショッピングセンターの駐車場等)には許可を得て駐車するのが建前ですし、レストエアリアの多くには“宿としての駐車禁止”、“4時間以上の駐車禁止”等のサインが提示されています。 
• レストエアリアには色々な旅行者が通過しますし、犯罪を犯す様な人も居ないとは限りません。 アメリカ旅行中にレストエアリアでRV、特に乗用車で仮眠を取る場合は照明が明るく、人の行き来がある場所に駐車し、1台だけ離れて駐車しない方が無難です。

アメリカは広い国ですから、遠い目的地が目当ての場合は数日間走り続ける事もあります。その様な時は一日中走って夜は休息を取るだけですのでレストエアリア、ショッピングセンター、ガソリンスタンド等を利用するのが便利です。 RVパークですと手続きをしたり、指示された特定の場所に駐車したりする時間が無駄ですし、夜る遅くRVパークに入って駐車をするのはエンジン音(特にデイーゼル車)が団らん中、又は既に休んでいる人達に迷惑になります。 又、エンジン音がうるさいので朝早く出発する訳には行きませんし、門限が定めてある所もあります。

参考:
長距離を走る時は私もレストエアリア等で一夜を過ごしますが、RV仲間の中にはレストエアリアや駐車場で一夜を過ごす事を嫌う、又は反対意見の人が少なくありません。 理由は人それぞれ色々です。

ウオールマート:
日本では西友と提携している様ですが、アメリカ国内には4000箇所以上のウオールマートがあり、殆ど全ての場所が広大な駐車場を有しています。 ウオールマートは家庭用品、電化製品、自動車関係製品(オイル、タイヤ、バッテリー等)、薬、その他あらゆる品物を販売しています。ウオールマートには一般店と食料品(スーパーマーケット)も扱う“スーパーセンター”と呼ばれる店があります。 24時間営業の所も沢山あります。 昔(20年前)は全てのウオールマートがRVの駐車を歓迎していましたが、最近は半数以上のウオールマートが一夜を過ごす事を禁止しています。 理由は、近くのRVパークのビジネス妨害、買い物客からの衛生面や安全面での苦情が原因だと思われます。 RVerの一般的な常識では、ウオールマート、ガソリンスタンド、レストエアリア等で一夜を過ごす場合はスライドアウトを出したり、ジャッキを使用する事は避ける事になっています。 しかし、中には堂々と“キャンプ”をして居る人もいます。

ダンプステーション:
通常、汚水タンクには2種類あり、文字通り汚水の“ブラックタンク”と台所やシャワーからの“グレータンク”があります。 これ等のタンクを空(エンプテイー)にする事を“ダンプ”(放出する)と言い、ダンプ出来る施設を“ダンプステーション”と言います。

昔は多くのレストエアリアにダンプステーション(無料)がありましたが、各州の財政難で最近は少なくなりました。 オレゴン州やワシントン州(写真上)には立派な施設が有り、無料で誰でも使用出来ます。 財政困難なカリフォルニア州のレストエアリアでもダンプステーションがある場所も何箇所かあります。 

フレッドマイヤーと言うスーパーマーケットがアメリカの北西部に多くありますが、RVを歓迎する店があって、中には駐車場の端にダンプステーションと飲料水給水施設が設けてある所があります。

カナダの市営(?)のインフォメーションセンターにはダンプステーションがある所が何箇所かあります。

大半のトラック用サービスステーションにはダンプ施設があり、以前は無料でしたが最近はお金を取る所が殆どです。 地方に行くと一般のガソリンスタンドでもダンプ出来る施設がある所があります。

RVパークには必ずダンプステーションが在り、立ち寄ってダンプステーションだけを利用する事も出来ますが、安くはありません。 宿泊した方が得な価格です(RVパークは考えています)。 

ドライキャンプ:
砂漠の中や自然の中で外部から電源や水道水、排水管等を繋げる事無しに過ごす事をドライキャンプと言います。 多数(500-3000台)が集まる様なRVの集まりの場合は、当然全てのRVが電源やダンプ施設が使える訳には行きません。従ってドライキャンプをせざるを得ません。 大きなRVの集まりの場合はハニーワゴン(HoneyWagon=蜂蜜の車=汚水回収車)(写真下)が巡回しますので利用出来ます。

最近のRV専用のGPS(カーナビ)には無料のダンプサイト(ダンプする場所)、並びに有料ダンプサイトが表示され、インターネットでも検索出来ます。 

続く

キャンピングカーの100V AC電源

キャンピングカーには快適な時間を過ごす為に色々な家電(TV、ビデオ、電子レンジ、トースター、冷蔵庫、PC、掃除機、工具、その他)が装備されていたり、キャンピングカー購入後に新しく追加されます。その多くは100V-AC(115V-AC)です。 しかし、キャンピングカーはバンやトラック/バス等の自動車を改造したもので、それらは元々12V又は24VのDC電源(ジェネレーターとバッテリー)だけで、100V-AC(115V-AC)電源はありません。 (注:最近は電子機器が使えるように100V-ACの差込み(小さなインバーター)を装備している車もある)

従って100V-AC(115V-AC)を得る為に次の何れかの器具が必要です:
1. インバーター
バッテリーに蓄えられたDC(12V、24V、その他)電気をAC電気に変換する器具で、電子機器用の小さな容量からルーフエアコン2個を同時に駆動出来る大きな物まで種々あります。 電子機器用は低価格で小さなインバーターがあり、シガレットライターに差込めば簡単に使用出来ます。 しかし、電子レンジやトースター等の熱を出す家電を使用する場合は大きな容量のインバーターが必要で、更に新しくバッテリーを足す必要があります。 この場合、家電の使い過ぎでバッテリーを使い果たして翌日エンジンが掛からなくなるような事を防ぐ為に、ハウスバッテリー(エンジンバッテリー/スターターバッテリーに対して)と呼ばれるもう1セットのバッテリーが必要です。

当然ながら、ルーフエアコン等の重量級の電気器具を使用する場合は大きなインバーターや多数のバッテリーが必要となります。 大型豪華クラスAの中には全てが電気でプロパンガスを一切使用しないキャンピングカーもあり、これらは複数のインバーターと多数(12個)のバッテリーを搭載していて、バッテリー容量が下がると自動的にデイーゼルジェネレーターが起動するようになっています。

2. ジェネレーター
小型エンジンでジェネレーターを回転させ、燃料に依り次の様な種類があります:
• ガソリンエンジン
• デイーゼルエンジン
• プロパンエンジン

キャンピングカーの場合、コストと重量が大いに影響します。 従って、ガソリンエンジン車にはガソリンジェネレーター、デイーゼルエンジン車にはデイーゼルジェネレーターを搭載で2種類のタンクを搭載する必要が無く、コスト/重量軽減となります。

デイーゼルジェネレーターは静かで燃費も良く、特に大容量を必要とする大型デイーゼルキャンピングカーには不可欠です。

しかし、デイーゼルジェネレーターはガソリン並びにプロパンジェネレーターに比べて高価です。 又、デイーゼルキャンピングカーには料理レンジ/ボイラー用のプロパンタンクが装備されています。 従ってエコノミークラスのデイーゼルキャンピングカーにはプロパンジェネレーターが使用されています(私のジェネレーターもプロパン)。

プロパンジェネレーターの問題はプロパンの使用量です。 プロパンは料理用やボイラー用だけでしたら長期間使用出来て滅多に充填する必要がありません。 しかしジェネレーター用(例えばエアコン用)に使用しますと数日毎に充填が必要となります。

最近はホンダ、ヤマハ、その他のポータブルジェネレーターがポピュラーで、これらの燃費はプロパンジェネレーターに比べて格段と低く、多くの人が利用しています。 私もホンダ2000iを利用して非常に重宝していますが、格納やポータブルガソリンタンクの維持が大変です。

3.外部AC電源接続
走行中は無理ですが、当然ながらキャンプ場にAC電源設備がある場合は此れを利用するのが一番簡単です。

“ラウンドアバウト” と ”Yield”

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前回、”Yield”(イールド=譲歩)と言う言葉に関して説明しましたが、この言葉に匹敵する日本語交通標識は無いと思います。 ”Yield”とは、車、自転車、人間等、”Yield”させる物体が居れば停止をする必要がありますが、居なければ停止をする必要は無く、通過をする事が出来ます。即ち、一旦停止でも無ければ徐行でもありません。

”Yield”が使用されるよい例は横断歩道や踏み切り通過です、即ち歩行者が横断歩道を渡ろうとしていたら停止をして歩行者が通り過ぎるのを待たなくてはなりません。 日本では踏切では一旦停止ですが、アメリカでは ”Yield”で電車が来ていなければ停止をする必要はありません。

“ラウンドアバウト”とは日本ではロータリーと呼ばれると思いますが、1960年代には東京に幾つかありましたが最近はあるのでしょうか?  ロータリーを使うのは早い者勝ち で通過するには度胸が必要であった様に私は記憶しています。

“ラウンドアバウト”はアメリカを始め、オーストラリア、ヨーロッパ、北欧にもあり、”Yield”のルールが(南ヨーロッパを除いて)大きな役割を果たしています。 次のサイトにミネソタ州の “ラウンドアバウト”通過のルールが記されています。
http://www.dot.state.mn.us/roundabouts/

通過ルール:
• “ラウンドアバウト”に近付く際は速度を落とす
• 車線が複数ある場合は入る前に適切な車線を選択
• 歩行者や自転車には ”Yield”する
• 路上に示されている交通サインに従う
• “ラウンドアバウト”に入っている車に ”Yield”する
• “ラウンドアバウト”内では停車、追い越し、車線変更は禁止
• 緊急車両が近付いた場合は即座に “ラウンドアバウト”を出て道路脇に停止


日本のホームセンター等の大きな駐車場には“止まれ”のサインがアチコチに示されていますが実際に停止する人は稀です。 “止まれ”が ”Yield”、即ち“譲歩”なる交通標識に置き換えられれば“止まれ”の交通ルールが現実的になるものと思われます。

ダンプステーション (汚水の捨て場所)

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ダンプステーション:
アメリカではブラックウオーターやグレーウオーターを捨てる場所の事をダンプステーションと呼び、通常上の写真の様な標識が使われています。 従ってダンプステーションのあるレストエリア、トラックストップ(大型トラック専用ガソリンステーション)、その他高速道路の出口等にダンプステーションを示す標識が出ています。
注意: 上のサインはRVパーク内のダンプステーションを示す場合もありますが、決してRVパークを示す物ではありません。 

GPS(ジーピーエス):
ジーピーエスとは日本で言うカーナビの事で、カーナビ又はナビは和製英語です。 アメリカではGPSが日本の様に普及しておらず日本より大分遅れています。 乗用車でカーナビが装備されているのは恐らく10%以下だと思われます。 RVや長距離トラックには乗用車より多く取り付けられていますが、殆どが汎用の後付け又はデーラーで取り付けられた物です。

トラック、RV用GPS:
トラックや大型RVは長さのみならず、高さ(トンネル)、重さ制限(橋)等で法律的に通れない道があります。 最近のGPSは高さや重さを入力しますと、通行出来ない道を避けて道順をプログラムしてくれる物が増えています。 

POI(ポイ)= Point of Interest:
ポイとは色々な意味で人々が興味を示す場所の事でGPSと一緒に使われる言葉です。例えばレストエリア、道の駅、マクドナルド、自動車部品店、ガソリンスタンド等の場所を示すリストの事を意味します。 多くのGPSはポイをインターネットやCDから入力する事に依って画面上にそれぞれを示すアイコンを表示させる事が出来ます。 又、それぞれの場所からの距離を設定して於きますとその距離内に近付きますと音声でアナウンスさせる事も可能です。 


ここで本題のダンプステーションに関して説明しますが、ネット上にPOI Factoryと呼ばれるサイトがあります。http://www.poi-factory.com/node/6837
このサイトには色々なPOIが集められていてそれぞれのGPSにマッチしたPOI データを入力する事が出来ます。 当然ながら、ダンプステーションもPOI Factoryに集められていますので、GPSに入力して於けば簡単に探す事が出来ます。 POI Factorの良いところはメンバーが常に新しいデータにしていますので、GPSにPOIを頻繁に入れ替えさえすれば間違えは少なくなります。 例: http://www.poi-factory.com/node/6643

POI Factoryの他にも無料のダンプステーションがCDに集められたPOIもあり、RVクラブのメンバーに提供されている場合もあります。

バルブに関して

日本語ではタイヤのバルブ、水道のバルブ、ヘッドライトのバルブ等は全て同じ“バルブ”ですが、英語では異なる“バルブ”です。 即ち、タイヤのバルブは空気の流量を調整する弁のバルブ(Valve)、水道のバルブは水の流量を調整する弁のバルブ (Valve) から来ていて、ヘッドライトのバルブは電球のバルブ(Light Bulb)から来ています。 チューリップ、ユリ等の草花の球根はBulb (バルブ) と呼びますので、電球は球根に似ている形状をしている為にこの様に呼ばれ始めたのだと思います。

英語ではそれぞれのバルブは単に“バルブ”とは言わずに言葉を付け足して呼ぶ様に思います。

タイヤのバルブ:
“Valve Stem (バルブステム)”と呼ばれ、単にステムと呼ぶ人もいて種類は色々あります。 
http://www.google.com/search?tbm=isch&rlz=1T4DKUS_enUS281&hl=en&source=hp&biw=834&bih=522&q=valve+stem&gbv=2&oq=valve+stem&aq=f&aqi=g10&aql=&gs_sm=12&gs_upl=3255l8066l0l12034l6l6l0l0l0l0l140l755l0.6l6l0

水道のバルブ:
“Water Valve (ウオーターバルブ)”ですが、台所や洗面所の蛇口はWater Faucet (ウオーターフォーセット)、又は単にフォーセットと呼びます。 単にバルブと言いますと弁の部分を示す時に使われます。
http://www.google.com/search?tbm=isch&rlz=1T4DKUS_enUS281&hl=en&source=hp&biw=834&bih=522&q=faucet&gbv=2&oq=faucet&aq=f&aqi=g10&aql=&gs_sm=12&gs_upl=5841l10179l0l12966l10l10l2l0l0l0l160l1102l0.8l8l0

ヘッドライトのバルブ:
“Light Bulb (ライトバルブ)”です。 無論、家庭用や一般照明用の電球もライトバルブです。
http://www.google.com/search?tbm=isch&rlz=1T4DKUS_enUS281&hl=en&source=hp&biw=834&bih=522&gbv=2&oq=light+bulbs+automotive+&aq=f&aqi=&gs_sm=12&gs_upl=4447l8366l0l10276l3l3l0l0l0l0l478l758l0.2.4-1l3l0&q=light%20bulbs%20automotive

RV (自動車) 重量に関して

乗用車の場合は制限荷重をオーバーする様な事は滅多にありませんが、RV (レクリエーショナル ビヒクル) の場合は頻繁に起りますので、重量に関する言葉を理解して重量オーバーに成っていない事を確認すると共に、適正なタイヤ空気圧を算出して安全で快適な走行をする必要があります。

重量に関する言葉は次の様なものがあります。

GVW (Gross Vehicle Weight = グロース ビヒクル ウエート)
燃料、水、荷物、乗客、その他全てを含むフル装備をした状態のRVの重量です。 この重量はタイヤ空気圧を知る上で不可欠な重要な数値で、計量盤を使って知る事が出来ます。

GVWR (Gross Vehicle Weight Rating = グロース ビヒクル ウエート レーテイング)
予めシャシーメーカーで定めたオーバーしてはならない重量、即ち許容荷重です。 この重量も重要でGVW はGVWRを越える事は出来ません。

GAW (Gross Axle Weight = グロース アクスル ウエート)
車軸に掛かる重量で、前車軸に掛かる重量はFGAW(フロント グロース アクスル ウエート) 後車軸に掛かる重量はRGAW (リヤー グロース アクスル ウエート) と呼び、FGAWとRGAWを加えた重量がGVWとなります(現実的にはこの重量をタイヤ空気圧計算に使う)。

GAWR (Gross Axle Weight Rating = グロース アクスル ウエート レーテイング)
GVWR同様、オーバーしてはならない車軸に掛かる重量です (現実的にはこの重量をタイヤ空気圧計算に使う)。

注意:
GAW並びにGAWRは左右の重量が均等に分散されていると仮定した場合ですので、左右の重量が異なる場合はその事を考慮する必要があります。 即ち、左右の重量が異なる場合は不利な方向に影響します。


参考:
その他の重量

Curb Weight (カーブ ウエート)
標準装備に加え、燃料、飲料水、プロパンガス等を満タンにし、乗客や荷物を除いた重量です。 デーラーで購入した際に全て満タンで受け取った空の状態の重量と考えれば良いでしょう。

Payload (ぺイロード)
最大積載可能な重量で、GVWRからCurb Weightを差し引いた重量です。 即ち、燃料、飲料水、プロパンガス等を除いた、積載可能な全重量です。

Cargo Weight (カーゴー ウエート)
標準装備、燃料、飲料水、乗客等を除いた、実際の積荷重量です。

Dry Weight (ドライ ウエート)
RVの標準装備だけの重量、即ち、Curb Weightからオプショナル装備、燃料、飲料水、プロパンガス、を差し引いた空の状態の重量です。 (参考:デーラーで取り付けた装備は含まない物もあれば含む物もあります。 サブバッテリーを取り付けた場合はDry Weight に含まれる事もあれば含まれない場合もあり曖昧です)。

GCWR (Gross Combination Weight Rating = グロース コンビネーション ウエート レーテイング)
トレーラー、ボート、トウド (RVで牽引する小型車=デインジーとも呼ぶ)等を牽引する場合、GVWRに牽引車のGVWを加えた許容重量(オーバーしてはならない重量) です。

これらを計算する際に重要なのが水、燃料、プロパンガスの重量です。 次の数値は1リッター当りの重量です。

水 _______ 1Kg
ガソリン ____ 0,73Kg
軽油 ______ 0,87Kg
プロパンガス __ 0,51Kg


アメリカのRVサイトではGVWRを超える為に荷物の積み場所(左右前後)を変更したり、燃料や水の積み込みを減らすRVerの書きこみも少なくありません。 スライドアウトを装備したRVにはこの様な問題が多く見られますが、小型のRV(クラスB、バンコンバージョン等)でもこの問題が起こる可能性は多いと思われます。

この様な問題は既製のシャシーに重い居住装備を取り付ける無理や、製造コストを下げる事にも原因があります。 RV購入をお考えの方はペイロードが充分高い数値である事を確認する事は間取りや色の選択以上に大切です。

“ドライキャンプ” (Dry Camp又はDry Camping)

“ドライキャンプ”はRV用語ですが、日本では使われていますか? 使われていない事を想定して書きます。

砂漠地帯又は乾燥地帯でキャンプをする意味ではありません。
RVパーク以外で電気や上下水の設備が無い場所、例えば道の駅、レストエリア、ガソリンスタンド、駐車場等で一夜を明かす事を意味します。 又、RVパーク内でも上下水の設備の無い場所に駐車する場合は“ドライキャンプ”と言います。 

ドライキャンプに対して電気や上下水の設備を使用する場合は単にフックアップと言い、電気、水道、下水全てを使用する場合は“フルフックアップ”と言います(最近のRVパークはケーブルTVやWiFiが完備している所も少なくない)。

数百台以上のRVの集会では当然全てのRVがフックアップを利用する事は出来なく、ドライキャンプが必要になります。 この様な大きな集会が数日間以上続く場合は飲料水を積んだトラックやホールデイングタンクを空にしてくれるハニーワゴン(Honey Wagon)と呼ばれるポンプ車が巡回して来ます。

電気に関しては、ソーラーパネルやジェネレーターがあれば一層快適に過ごせます。

雨が降ってもドライキャンプ!