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ショックアブソーバーの選択:

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ショックアブソーバーの交換に迫られてネットで情報を調べる機会がありましたので、“1.ショックアブソーバーの機能”、“2.ショックアブソーバーの重要性”、“3.ショックアブソーバーに関する異なる情報”その他に関して気が付いた事を書きます。

1. ショックアブソーバーの機能:
既にご存知の通り、通常筒状をしてシリンダーにオイルとピストンが内蔵された部品で、RVの揺れや振動を抑える、即ち上下の動きを吸収(ダンパー)する機能を果たします。 ピストンに依って油が小さな穴を通してシリンダー内を往復しますが、大きく分けて2種類あり、ショックアブソーバーが縮む際に動きを遅くするタイプと伸びる際に動きを遅くするタイプの二通りがあります。 RVの乗り心地にこの点が大きく影響し、非常に大切な点だと、私は思っています。 メーカーに依りガスを注入したタイプも可成り多くありますが、ガスはショックアブソーバーを延ばす力として働きますのでより大きな荷重を支える為にはプラスですが乗り心地の観点からはマイナスと思われます。 ガスはオイルが泡状になる事を防ぐ為に注入されて居る様ですが、ガスが注入されたビルステイン製のショックアブソーバーを取り付ける際は圧縮に大きな力が必要で一苦労します。

参考: 大昔、乗り心地を良くする為に小型トラックに空気圧可変タイプのショックアブソーバーを取り付けた事があります。 空気と聞けば柔らかくなる感じを受けますが大間違いです。 空気圧を高くすれば乗り心地は益々固くなり、一番乗り心地が良いのは空気圧をゼロにした場合です。 最終的にはリーフスプリングを1枚残して全て抜きショックアブソーバーにエアーを加えて乗りました。 

2. ショックアブソーバーの重要性:
RV(キャンピングカー)は大きな側面を持つ上、各種の付属装備や携帯荷物で許容重量に近く、重心の位置もそれぞれのRVに依り前後/上下大きく異なります。 その為、高速走行中に直進性が悪かったり、一寸した横風や追い越す大型トラック(バス)でハンドルを取られる場合もあり、この様な操縦性の悪いRVの運転は疲れます。 又、山道等のカーブで左右の揺れが異常に大きかったり、お尻を振って安定性に欠けていては景色を眺めて楽しみながら運転する訳には行きません。 この様な場合に先ず考えられる原因がショックアブソーバーの良し悪しです。 

参考: ショックアブソーバー以外にも重量オーバー、タイヤの種類、タイヤ空気圧、重心の位置(後ろ過ぎ)、サスペンションの緩みや疲れ(欠陥)、ハンドル機構の遊び(欠陥)、その他の場合もありますが、一般的にショックアブソーバーの影響が一番一般的な原因と思われます。

3. ショックアブソーバーに関する異なる情報:
ネットで情報を調べ始めて先ず目に付いたのはあるRV雑誌の記事で、此れは38’のモーターホームを使用し、Sachs(オリジナル装備)の他に、Bilstein、Koni、RoadKingのRV界では良く知られた3種のショックアブソーバーをそれぞれ1000マイル(1600Km)の走行テストを行って比較したものです。  私はRoadKingを除いた他のショックアブソーバーの使用経験があり、悪路での乗り心地テストでビルテインがKONIやRoadKingより高い評価を得た事、即ちコンクリート舗装道路の繋ぎ目の段差が大きい道路ではKoniとRoadKingは硬過ぎて乗り心地が悪いと言う結論に私には納得が出来ませんでした。 
以前乗っていたBilsteinが装備されたRVの乗り心地が余りにも悪い為に色々調べった結果Koniに交換し、その改善に大変満足しました。 Koniは圧縮(Compression)の際の抵抗は少なくて伸びる際に大きな抵抗があります。従って道路の段差や大きな穴等で車輪が衝撃を受けた際にショックアブソーバーは圧縮された後の伸びる際の大きな抵抗で車体の揺れを抑制します。 

私のRVに装備されていたSachsのショックアブソーバーは高速走行や山道のカーブの走行では全く問題が無かったのですが、道路の段差等の悪路での乗り心地が悪い事と低速でブレーキを踏んだ際の上下の大きな揺れが気になりました。 最初からKoniに交換する積りではありましたが、ネットで色々な情報を読んだ結果、Koniへの交換が正しい事を再確認すると同時に、上に記した雑誌の記事の乗り心地に関する結論に対しての疑問がアチコチで目に付きました。 

参考: ガソリン車クラスAに使われているフォード製F53 シャシーは硬くて乗り心地が悪い事で知られていますが、多くの人がモンロー製ショックアブソーバーに交換して満足しています。 Koniに比べてモンロー製ショックアブソーバーは半値である事も理由の一つかも知れません。

乗り心地や操縦性は各人の感じ方の問題であると同時に人に依って好みが異なる事もありますが、ショックアブソーバーを比較する為にショックアブソーバーを3回取り外し/取り付け、各々1000マイル(1600Km)の距離(合計約5000Km)を走らせて3カ月も費やすればそれ相応の結果が要求されると思われます。 又、5000Km走らなくても分かる様な結論を書いても正当化が難しいかも知れませんし、記事を売るに足る価値は無いかも知れません。 それ以上に多くの人が指摘して居ます様に政治的(経済的)な要因が影響しているとも思われます。 テストをする人や記事を書く人は大変です、気の毒です、同情します(それに反して私は楽です、思った事を何でも書けます)。

ショックアブソーバーに関する情報はKoniとBilsteinで検索すれば多数引っ掛かって来ますが、参考までに少数取り上げて於きます。
http://www.irv2.com/forums/f104/motorhome-magazine-article-on-shock-absorbers-50294.html
http://forums.motorhomemagazine.com/index.cfm/fuseaction/thread/tid/25145183/srt/pa/pging/1/page/4.cfm
http://www.rvforum.net/SMF_forum/index.php?topic=22091.0
http://forums.woodalls.com/index.cfm/fuseaction/thread/tid/22566635/print/true.cfm
http://forums.motorhomemagazine.com/index.cfm/fuseaction/thread/tid/25145183/srt/pa/pging/1/page/3.cfm

結果私はKoniを購入し、オリジナル装備のSachsを取り外したところ伸縮両方向共にスカスカ、即ち大きな力を加えずに伸縮可能で、此れで良く操縦性に問題を感じなかったと思いつつ、今後必要性は無いと判断してごみ箱に廃棄しました。 しかし、今考えますと強い力が掛かった場合は特殊なバルブ構造が機能して力を吸収するのかも知れないとも思っています。 
以前、BilsteinからKoniに交換して非常に満足していますし、多数の人がKoniに交換をした事で満足をしていますので、乗り心地の改善は勿論、操縦性が更に良くなる事も期待しています。 交換後未だ運転して居ませんが、明日から出掛けますので楽しみです。


蛇足:
今回のショックアブソーバーの様に、最近はネットを調べれば様々な商品の評価や意見を知る事が出来ますので非常に参考になります。 しかし、少数の意見を読んで結論を出したり、上面を読んで結論を出しますと危険もあります。 良い例が、上の雑誌だけを読んで結論を出した人に取ってはKoniの評価は下位ですので選択外になっているかも知れません。 

書かれた多くの意見の内容から自身の判断で結論を導く事は非常に大切だと思います。 例えばデジカメを購入する為にアマゾンの5段階商品評価を調べた場合を考えますと、商品Aは4.5、商品Bは3.8であっても内容を読まなくては正しい結果は分かりません。 評価の低い理由の中には“配達に時間が掛かった”や“白を注文して黒が届いた”とか商品の品質には関係の無い評価が入っていたり、中には“未だ使っていない”との理由で3.0等の評価をしている人も居ます。 又、“5”の評価が多くても、“1”や“2”の評価の中に意外と重要な情報が隠れて居る事があり、私は低い評価の方に興味が引かれます。  

私が書く情報も私に取っては正しくても、読者の必要優先順位、状況、視点等を考慮しますと、(例え間違って居なくても)結果的に変る場合もあると思います。 又、私の思い違いの為に間違っている場合もあるかも知れませんので、参考程度に受け止めて自身の意見を優先させる事が大切です。 

アメリカの高級RV: その5 マラソン社駐車施設には50アンプ電源付き

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マラソン社の敷地内にあるRV駐車場所には50アンプの電源が配備され、工場の北側と高速道路沿いに少なくとも53スペースあります。 電源は完成車並びに修理に来ているRV所有者に取っては非常に便利です。 

オール・エレクトリック:
10年程前に“オール・エレクトリック”の高級モーターホームが現れ始めて、最近では“オール・エレクトリック”を選択する人が増す傾向にあります。  オール・エレクトリックRVとはプロパンガスタンクを搭載しないRVで、冷蔵庫は効率の良い大型家庭用、レンジも効率の良いインダクションレンジ、更に、湯沸かし器と暖房ヒーターはアクアホットと呼ばれる軽油ボイラーが使用され、プロパンガスは一切使いません。

高級RVはオール・エレクトリック:
最近の高級RV、例えばニューマー製のキング・エアー、エセックス、ロンドン・エアー、マウンテン・エアークラスのモーターホームですと殆どが“オール・エレクトリック”で、当然マラソンも同様です。 極く一般的な38フィート前後のモーターホームの場合もオール・エレクトリックまで行かなくても、最近は家庭用冷蔵庫やインダクションレンジを選択する人は少なくありません。 又、現在使用中のモーターホームにRV用(プロパンガス/電気兼用)から家庭用冷蔵庫(プロパンガス機能無し)やインダクションレンジに交換する人もあり、RVフォーラムで交換の是非や変更方法に関する書き込みを目にします。

オール・エレクトリックの理由:
高級モーターホームの場合は家の駐車場にはRV専用の電源を、RVパークではフルフックアップ、走行中はインバーターで110VACを使用する事が出来、電源が無い場所でバッテリー電圧が下がれば自動的にデイーゼルジェネレーターが充電します。 マラソンの場合は3000ワットのインバーターを2台搭載しています。 従って、プロパンガスの必要性が少なくなった事や、頻繁に起こったRV用の冷蔵庫が原因の火災も影響があると思われます。

と言う訳で駐車場所に50アンプAC電源があると非常に重宝します。 ニューマー社の駐車場も同様の電源があり、又フレートライナーシャシーやアリソントランスミッションの整備デイーラーにもAC電源が配備されている所があります。

アメリカの高級RV: その4 マラソン製 モーターホーム内部

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モーターホームの長さ制限は州に依って異なり、東部には40フィート制限の州が幾つかあり、ワイオミング州の様に60フィートの州もありますが、カルフォルニア州を含めて殆どの州は45フィート(13.7m)です。  アメリカの各州の間で相互協定があり、モーターホームが合法的に登録されて居れば国内の何処の州にも乗り入れる事が出来ます。 

国立公園内のRVパークやナショナル・フォーリスト・キャンピング・グラウンドは40フィート級のモーターホームの駐車スペースが無い所もありますが、アメリカには多数の民間RVパークがありますので、全長45フィートのモーターホームは多少の不便はあっても走行は勿論駐車にもそれ程問題は無い様です(RVフォーラム等の一般的な意見)。 

参考:各州のアチコチにあるナショナル・フォーリストには殆ど必ずRVパークがあります。 場所に依っては大型RVは入れないない様な所もありますが、各ナショナル・フォーリストの中の異なる場所にRVパークが点在していますので、全国には数千か所のRVパーク(サイト数は10か所程度の小さい場合もあれば200を超す場所もある)があると思われます。http://www.forestcamping.com/dow/list/nflist.htm

現在、マラソン社で製造されているモーターホームは全て45フィートのプリボースト製のシャシーが使われ、溶接されたステンレス製のモノコックボディーの為、機能、耐久性、価格共にフレートライナーやスパルタン製のシャシーが使われたモーターホームとは次元が異る様です。

マラソン製のモーターホームには他社の高級モーターホームの様に沢山アレコレ詰め込まれて居らず、収納キャビネットも少なく、広々としてユッタリとした感じで、更に最先端のコントロール装置でドアーやカーテンの開閉は自動、電化製品や装飾品の出し入れもボタン操作や遠隔操作となっています。 一般の高級モーターホームは生活が出来るモーターホームである事に対してマラソン製はホテルのスイートの様なリラックスが出来るモーターホームと言った感じで、恐らく、旅行中は料理はせず、食事は高級レストランに行く人も多いのでは?  実際、ホテルの駐車場で高級モーターホームを見る事があります。 食事をしているのでしょうか?

上の写真のH3-45 マリブー(ダブル・スライド)は価格の低い方のモデルで他のモデルに比べてやや質素に見えますが、それでも豪華です。

続く。

アメリカの高級RV: その3 マラソン社 製造工場内部

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工場内部は一見ニューマー社やガルフストリーム社と同じ様な量産を目的とした配置ですが、明らかに違なるのはユッタリとしたスペースと整然とした明るくてきれいな環境でした。管理者に依りますと常に航空機製造会社のアッセンブリ―ラインを意識していると話していましたが、それ以上に管理が行き届いていました。

既に書きました様に、シャシーはプリボースト製の新車が使われ、基本モデルは数種類あり、それぞれダブル・スライドアウト、トリプル・スライドアウト、クオッド・スライドアウトが選択出来ます。 全て45フィートのシャシーが使われて以前紹介しましたキングエアーやゼッファー等と同じ45フィートの長ですが、兎に角内装が豪華です。 内装に関しては次回書きます。

工場内の一角には2台、又は3台が駐車出来る広いスペースが用意されており、商談や引き渡しに使用されると思われます。 RVデイーラーは勿論、RV製造工場にはこの様な屋内の駐車スペースは無く、商談は外部に並んで駐車してあるRVの車内で行われるのが常識です。

気になる価格は全て$2,000,000以上、高価な一般モデルは$2,480,000ですが、相当値引きをして呉れるそうで、その額はウイニベーゴーのデイーゼルプッシャーが1台買える程度の様です。 $250,000(2千5百万円)も値引きをして呉れれば買い得な気がしますが? 

写真上左・右:  製造最終段階のH3-45 ダブル・スライド、マリブーモデル

写真中左・右:  アッセンブリ―ラインの状況(環境)

写真下左:  屋内の商談、又は引き渡し場所

続く

アメリカの高級RV: その2 量産高級RV マラソン・コーチ社

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観光バスを改造して高級RVを特別仕様や一品生産の手作りで製造している会社は可成りあると思われます。 しかし今回取り上げるマラソン(Marathon)社は量産を目的とした会社で、RV界では高級モーターホームを製造する会社として知られています(同社に依ると世界一)。

マラソン社はオレゴン州の国道5号線沿い(州都セーラムから南に約1時間)にあり、毎回此処を通る度に駐車してある高級RVを見て気になっていました。 通常5-10台程度の完成車が高速道路沿いに置かれて、敷地の奥に置かれた物も加えますと20台前後、時にはそれ以上見えます。 しかし、2000年代のRV産業が低迷した時期には2-3台しか見えず倒産の危機もあったと思われます。 高価なRVほど売れず、カントリーコーチ、フォートラベル、ビーバー・モーターコーチ、サファリ・モーターコーチ、ナショナルRV、その他モナコ・モーターコーチやホリデーランブラーも含めて高級RV会社や評判が良いモーターホームを製造していた会社が倒産したり身売りの危機に襲われました。

今回は近くで給油をして、それを口実に工場に入ってみました。 国道5号線に向けて建てられた黒いガラス張りの建物の玄関を入りますと受付嬢が親切丁寧に迎えてくれ、数分後には工場管理者が工場内を案内して呉れました。

写真上左:  ロスアンジェルスからシアトルに向けて走った場合に国道5号線の左側に見えるマラソン社で、黒く見える建物がオフィス、後ろの白い建物が工場

写真上右:  シアトルからロスアンジェルスに向けて走った場合に見えるマラソン社

写真中左:  敷地内から見たマラソン社の建物

写真中右:  5号線沿いに駐車された完成車並びに中古車/修理車(?)

写真下左:  建物の裏側に駐車された完成車並びに中古車/修理車(?)

この日は建物の北側にマラソン以外の高級RVを含めて20台前後駐車していました。

続く。

アメリカの高級RV: その1 アメリカに於けるクラスA

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以前はRV製造会社が沢山ありましたが、1990年代、2000年代の景気悪化やオイル高騰でその多くが倒産したり合併してRV製造会社は激減しました。 最近は倒産した会社が現れたり、RVの数が増し始め、RV製造業界も大分活気を取り戻した様に感じられます。

RV(クラスA)製造会社:
RVは何処の家庭にでもある自動車や電機製品とは異なり、RVやその製造会社の名前は一般の誰もが知っている訳ではありませんが、RVを所有している人なら知っている会社が何社かあります。 最近のクラスAの多くはワイドボデイー(2.5m以上)ですので日本には輸入されて居らず、馴染みが薄い名称があるかも知れませんが、現在次の会社が代表的なクラスA製造会社です。
ニューマー(Newmar)
テイフィン(Tiffin)
ウイニベーゴー/アイタスカ(Wnnebago/Itasca)
モナコ/ホリデーランブラー(Mpaco/Holliday Rambler)
フリートウッド(Fleetwood)
フォーリストリバー(Forest River)
コーチマン(Coachmen)
ソアー(Thor)

他に特殊なRV製造会社、即ち高価な高級RVを少量製造していて良く知られている会社も数社あります。 
これ等の会社は量産してRVデイーラーを通して販売していますので、RVデイーラーやRVショーに行けばこれ等の会社で製造された各種のクラスAモデルは良く目にします。 RVは家財道具を備えた家を積んで動き回りますので複雑で壊れやす物もあり、良し悪しの評判はRVフォーラムで常に取り上げられています。 上のリストは良く話題に上がる会社、評判の良い会社から順に並べてありますが、製造モデルや年式等に依って構造は異なり、価格帯に依っても当然品質に差が出ます。 一度悪い評判が出ますと回復は困難ですし、又、多くの人は自分の所有するRVが良いと書く傾向がありますので信頼性は高くないと考えた方が良いのですが、多くの人がこの様な順を考えている様です。
RV製造会社は買収したりされたり、他の会社とグループになったり離れたりが頻繁に起こっています。 従って、会社名やモデル名も消滅したり、再出現をしたりが起きています。

クラスA用のシャシー(車体):
RV製造会社が独自の車体を製造し、使用している会社もありますが、殆どのRV製造会社は専門会社、即ちフォード(Ford)、ワークホース(Workhorse 前シボレー)、フレートライナー(Freightliner)、スパルタン(Spartan)等からRVを目的にして製造されたシャシーを購入します。 しかし、高級クラスAを製造する会社はツアーバス(観光バス)のシャシーを使用します。 その中でも高級で良く知られているシャシーはカナダの東部のケベック州にあるプリボースト(Prevost)製です。 プリボーストは観光バスは勿論、大陸横断路線バスで有名なグレーハウンドバスにも多く使用されています。 そのRV用のシャシー価格は$700,000(約7千万円)と言われています。
 
上に添付しました写真は各社の高級クラスAモデルです。 

注: ニューマー製 King Aireは日本語やイタリア語ではキング・アイレと呼ぶかも知れませんが、アメリカではキング・エアーと呼ばれています。 この他、London Aire、Mountain Aireなどもありますが、それぞれロンドン・エアー、マウンテン・エアーと呼ばれます。

次回は更に高級RVに関して書く予定です。

経済的な走行:

前回の“デイレート・モード又はリンプ・モードに関して”の書き込みの補足です。

急勾配の上り坂ではシフトダウンをしてエンジン回転数を上げる様に書きましたが、此れはエンジンに対する負担を軽減させてオーバーヒートになる事を避けるのが目的です。 
平坦な道や緩やかな上り坂で、オーバーヒートの心配が無く、エンジンの力に余裕がある場合は出来るだけ高いギヤーを使用した方が燃費が良くて経済的に走行出来ます。

高速で走行可能な場合はトップギヤーで低い回転数で走行するのが経済的です。 当然、エンジンの馬力、RVの重量、トランスミッションのギヤー比、その他に依り異なりますが、走行速度が低ければトップギヤーでは走行出来ない場合も出て来ます。 

エンジンに優しく、しかも経済性を考えて、最適のギヤーを選択して、RVでのドライブを楽しんで下さい。

デイレート・モード又はリンプ・モードに関して:

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今回取り上げるデイレート・モード並びにリンプ・モードは自動車エンジンの状態を意味する言葉です。   一般的によく使われるDerate(デイレート)の意味は何らかの目的でエンジンの出力を下げる(90%?)事で、Detune(デイチューン)と言う言葉が使われる事もあります。 Limp(リンプ)は一般的にはエンジンとは無縁で足を捻挫したり怪我をした時にびっこを引いて歩く事を意味します。  1990年後半に登場したカミンズやキャタピラーの電子制御のエンジンからデイレート・モード又はリンプ・モードの機能が備わり、これ等の言葉が使われる様になりました。 

デイレート・モード(リンプ・モード)とは:
上の説明で既に明らかと思いますが、エンジンが正規の出力が出せない状態を言い、此れはエンジンに取り付けられたセンサーが異常を感知するとエンジンを保護する為に意図的に出力が出ない(回転数が上がらない)モードになります。 従って、このモードになりますとアクセルを幾ら踏み込んでも回転数は上がらず、ノロノロ走行(5マイル/時前後、10Km/時以下)となります。

原因は?
各種温度センサーや圧力センサーが極端に危険な状態を感知するとデイレート・モード(リンプ・モード)になりますが、時にはセンサー自体の故障やECM(エンジンコンピューター)の故障で起こる事もあります。
私は以前ISBエンジンで3-4回経験した事がありますが、一度は高速走行中の道路に大きな段差があり、その衝撃でデイレート・モード(リンプ・モード)になりましたが、他は砂漠地帯の長い急な上り坂で起こりました。 当然ながら、前者は衝撃でセンサーが誤作動(?)し、後者はエンジンがオーバーヒート状態になった事が原因だと思われます。 何れの場合も5-10分前後の停車後正常な状態に戻り、特別な修理はしませんでした。

解決策:
RVフォーラムに依りますと、殆どの人が長い急な上り坂でデイレート・モード(リンプ・モード)を経験しています。  全てがオーバーヒートで起こるとは限りませんが、オーバーヒートをさせない様な運転をすればデイレート・モード(リンプ・モード)を避ける事が出来ると思います。 私も、その後次に説明する方法を使い始めてからは一度もデイレート・モード(リンプ・モード)になった事がありません。

長い急な坂道の登り方:
アメリカで長距離を走りますと6度-7度の勾配が10Km前後続く登り道は良くあり、中には10度前後の勾配の場所や50Km以上続く場所もあります。 この様な場所ではエンジンの回転数を高く保ってエンジンに負担が掛からない様にするとオーバーヒート状態になる事を避ける事が出来てデイレート・モード(リンプ・モード)になりません。
早目にシフトダウンして高速での走行を維持する事が出来れば一番良いのですが、一度速度を落として仕舞いますと低いギヤーにシフトダウンしてエンジン回転数を上げ、傾斜が緩やかになる迄根気よく低速で登り続ける方が無難です。 私は急勾配の長い上り坂が続く所では、特に砂漠地帯や暑い時は、3速(全6速)に落とし34マイル/時(55Km/時)でクルーズコントロールにセットして登ります。 デイーゼルプッシャーの場合はエンジンが後ろに在る為にエンジン音が聞こえず、うっかりアクセルを踏み過ぎると回転数を異常に高くして仕舞う場合もあり、クルーズコントロールを使う事でこの問題を避ける事が出来ます。
エンジン負荷を読み取る事が出来るエンジンモニターを装備している場合は、アクセル踏み込みを加減してエンジンロード(負荷)が100%以上になる事を控え、又エンジンは最大トルク時の回転数より20%程度高い回転数を維持するとエンジンへの負担が軽減出来ます。 当然、エンジン温度が上がったり、回転数が落ちる様な急勾配では更に速度を下げる場合もあります。 

デイレート・モード(リンプ・モード)の例外:
エンジン保護が目的でデイレート・モード(リンプ・モード)はありますが出動中の救急車や消防自動車等の緊急車がデイレート・モード(リンプ・モード)になって立ち往生しては困ります。 その為、緊急車には2010年(?)頃よりデイレート・モード(リンプ・モード)に成らない特別措置が取られ、法律にも組み込まれて居る様です(?)。

参考:
私はデイレート・モード(リンプ・モード)を乗用車で経験した事はありませんが、ガソリン車にも付いて居る様です。