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オートマチックトランスミッションのトウ/ホール(Tow/Haul=牽引)モード

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最近の、牽引をする可能性のある車、即ちピックアップトラックや大型SUV等にはトウ/ホールモードを備えたトランスミッションが標準装備になって居る様です。 私は、5thホイールを買いたいと思った事がありましたが結局一時の夢となって仕舞い、此れまで5thホイールは勿論、トラベルトレーラーも牽引した事が無く、トウ/ホールモードに関しては全く知りませんので調べてみました。

トウ/ホールモードの概略:
最近のダッジ、フォード、シボレー等、多くの(オプション)ピックアップトラックがトウ/ホールモードと言う名称を使った機能を持っていて、その機能はメーカー、年式に依って大きく異なる様です。

最初は燃費を良くする為のオーバードライブを“オン”にするスイッチとして始まり、その後オーバードライブが一般化した後は牽引時や急な上り坂でオーバードライブを“オフ”にするスイッチと変った印象を受けます。 更に、2000年前にトランスミッションの電子制御が始まってトルクコンバーターのロック機能が出来てからは、オーバードライブの機能とロック機能を考慮したトウ/ホールスイッチに変身、上り坂では高いトルクを得る為により高い回転数を維持、下り坂ではシフトダウンしてエンジンブレーキで減速が可能に成りました。

既に書きました様に、トウ/ホール機能はメーカーに依って異なり、“オン”の状態ではオーバードライブに入らなくする物もあれば、燃費を考慮して必要時はトップギヤーにも入る物もあり、又、異なるギヤー比に成ったり、色々です。 同じメーカーのトラスミッションでも異なる物があり、トウ/ホールスイッチを1度押すと4速止まりで5速(OD)には入らず第2速のギヤー比も変更、2度目を押すと3速止まりで4速(OD)5速(OD)には入らなく成り、3度目を押すと元の一般走行(経済走行)に戻る様な手の込んだ物もありあります。

トウ/ホールモードの利点欠点:
トウ/ホールモードは急な上り坂を走行する際はシフトアップが遅目になってエンジン回転数を高く維持しトランスミッションが変速を繰り返す(例えば3速/4速で迷う)事も無くなります。 又、下り坂では自動的にシフトダウンがされエンジンブレーキが効力を発揮し、多くの牽引RVerが好んでいるのがトウ/ホールモードのこのエンジンブレーキ機能です。 ダッヂの最近のカミンズデイーゼル搭載車は排気ブレーキが連動します(デイーゼルは排気ブレーキ無しではエンジンブレーキが効かないので当然ですが)。

欠点は燃費が落ちる事です。 (上り坂で)エンジン回転数を上げて走行すれば燃費は多少落ちますし、下り坂でエンジンブレーキを使用すれば燃費が下がります。

参考:
燃費を良くする方法はブレーキを使わない事です(半分冗談)。 
もう一つの方法は出来るだけトップギヤーで走行する事です。 しかし、上り坂ではシフトダウンをしなければオーバーヒートの原因になりますし、エンジンに悪影響ともなります。

トウ/ホールモード使用方法:
当然、利点もあれば欠点もあり、重量、速度、風速、天候、燃費、運転技術、その他個人の好みもあり、一概には言えませんが、トウ/ホールモードを、必要な時に使用するのが経済的で現実的だと思います。 しかし、RVer、特に5thホイールを牽引する人の多くが常にトウ/ホールモードを使用すると書いています。 車に依ってエンジンを掛ける度にトウ/ホールモードがオンに成るモデルが在ればオフになるモデルもある様で、或るRVerはエンジンを瞬時止めると再度トウ/ホールモードスイッチを押す必要性を苦情として書き込んでいます。 

何れにしても、長い急な上り坂/下り坂での使用は不可欠で、ダッシュボードのトウ/ホールモードのランプの確認も必要です。

トウ/ホールモードの機能、スイッチ使用方法等に関してマニュアルを見て於くのも利益になるかも?

次回は“最大牽引能力に関して”の予定です。

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RV用プロパンガスに関して(アメリカに於ける)

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日本とアメリカでは法律や状況が異なるとは思われますが、プロパンガスは危険を伴いますので常に安全を考えた対処をする必要があります。

RV用プロパンガスに関しては良く知られて居る事も在れば余り知られて居ない事もありますので書いてみますが、日本に於いては果たしてどの程度参考と成るかは疑問です。

タンクには2種類:
プロパンガスのタンクには2種類有り、一つはDOT(Department of Transportation)タンクと呼ばれる物で運輸省規格のタンク、もう一つはASME(American Society of Mechanical Engineers)タンクでASME規格です。  RVには両タイプ(DOT/ASME)のタンクが使用されて居ますが、両者には大きな違いがあります。

• DOT規格タンク
ホームセンターで販売されているバーベキューグリル用や、RVトレーラーやフィフスホイール等に搭載されているよく見る縦型がDOT規格のタンクで、それぞれ認可された日付が刻印されています。 12年以上経つと検査を受けて再認可を受ける必要があり、それ以後は5年毎です。  

• ASME規格タンク
横型で、主にクラスAやクラスCに固定されています。 固定されている事でRVの一部としてASME規格のタンクが使用されているらしく、DOT規格の様な再認可を受ける必要はありません。 しかし、安全の為に目視検査をし、傷や錆の状況を調べて使用に問題が起こらない事を確認、又は処置をする必要があります。  

80%ルール:
良く知られている(話題になる)事は80%ルール、即ちプロパンガスを充填する際はタンクの容量の80%以下でなくては成らず、このルールはRVに搭載されているタンクにも適応します。 RVの殆どのタンクには80%になると自動的に止まる装置が取り付けられていますが、RV以外での使用目的でDOT規格のタンクに充填する場合は、容量では無く、重量を計量する事で80%に抑える場合もあります。

参考: 
私のタンクのゲージには1/4、1/2、3/4、Fullの印がありますが、充填直後の最大は大よそ3/4を示しています。  使用頻度にも依りますが、通常料理用レンジやウオーターヒーター、冷蔵庫等だけに限定しますと2-3年程度使えます。  以前(昔)は、真夏の暑い地域の走行中にはルーフエアーコン用として発電機を使い、実際には未だ使用が可能だったとは思いますが、料理が出来なかったりウオーターヒーターが使えないと困りますので、その場合は約3日程度で充填して居ました。 車のエアコンで十分冷える事を知り、又経済的でもありますので、最近はプロパンエンジンのジェネレーターは殆ど使っていません。  長距離の急な上り坂を走る時にジェネレーターを使う事がありますが、稀です。

充填時の安全配慮:
これも良く知られて居る事ですが、プロパンガスの充填時はウオーターヒーター、冷蔵庫等、全てのプロパンガス器具の使用を止め、動物(犬)を含めてRV内に留まる事は出来ません。 これは法律で決められて居る事で、プロパンガスを充填する作業員は必ず実行します。  昔(30-40年前)は、この事が徹底されて居らず、嫌がらせかとも思った事がありますが、今は当然の事となって居ます。  事故が起きれば当然問題になりますが、起こらなくても違法行為の事実が分かれば会社や州からの処分もあると思われ、作業員は必ず確認します。

ガスの種類:
ガスにはプロパンガス(C3H3)の他にナチュラルガス(CH4)、ブタンガス(C4H10)等があり、それぞれの密度が異なります。 ナチュラルガス(0.668Kg/m3)は空気(1.205Kg/m3)より軽く、プロパンガス(1.882Kg/m3)は空気より重く、熱量も異なります。 

例えばナチュラルガスが適正な燃焼をする為には空気とガスの比が25:1に対してプロパンの適正燃焼の比は10:1です。 従って、それぞれ異なるバーナーやレギュレーターが必要となります。 エンジン式ジェネレーターを購入する際は、プロパン用かナチュラルガス用の設定かを、バーベキューグリルを購入する際もプロパン用かナチュラルガス用の設定かを確認する事は非常に大切で、間違ったレギュレーターやバーナーですと正常に機能しません。

注意:
ナチュラルガスは空気より軽い為に発散しますが、プロパンガスは重い為に低い所に溜まる傾向があり、爆発の危険が依り大きくなります。

アリゾナ州 クオーツサイト  その5 クオッドバイクが大活躍

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モーターバイクやクオッドバイクは通常遊びの為に使われますが、クオーツサイトでは実用的に使われていて、水汲みに、買い物に、自然を見に等、アチコチで見掛けます。

種類も様々で、ホンダ、ヤマハ、カワサキも在りますが、知らない名前の方が多く、中には自作と思われる様な物も走っています。

Norcold冷蔵庫 (models N620, N621, N820, and N821) トラブルシューテイング

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質問:
冷蔵庫、norcold N621 です。
ガス着火で、着火はするのですが10秒程度で消えてしまいます。
パチパチ繰り返してる間は炎は点いています。
考えられる原因わかりますでしょうか?

説明:
サービスマニュアル:
次のサイトをクリックする事でmodels N620, N621, N820, and N821 に関するサービスマニュアルを見る事が出来ます。
http://bryantrv.com//docs2/docs/Nseries.pdf

この機種はかなり高機能(複雑)で、このサービスマニュアルにはガス/ACの切り替え、バックアップ機能、欠陥コード表示、トラブルシューテイング等に関して説明がされていますので、必要操作を理解して於く必要がありそうです。

ガスバーナーが機能しない原因:
点火センサーの欠陥の可能性も在りますが、配線の緩みその他も考えられます。 マニュアルに沿って順を追って調べると解決すると思います。

問題解決の関連頁:
欠陥コード 10頁
プロパンガス点火不良 13頁
炎センサー不良 18頁
トラブルシューテイング機能 19頁 20頁

上に添付したチャートを参考に調べてみて下さい。

部品表:
http://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&ved=0CCQQFjAB&url=http%3A%2F%2Fwww.thetford.com%2FLinkClick.aspx%3Ffileticket%3DkQkEdgkOd2s%253D%26tabid%3D494%26mid%3D1309&ei=2jHOVMDPL8a0oQSFr4GIDA&usg=AFQjCNGikVnRCpcjw4dXiKRBuMUPE8nIfg&bvm=bv.85076809,d.cGU


参考:
現在、恐らく欠陥コード“S”が表示されて居ると思われます。 他に欠陥が無いかも調べる必要があると思います。

注意:
法律に従い、安全を最優先に作業を行って下さい。

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バッテリーを有効に使用する為に!

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前回の書き込みで、“バッテリーの使用量(DoD=Depth of Discharge=デプス オブ デイスチャージ)は電圧と密接に関係があって、その関係を示すグラフ又はチャートを参考にすればバッテリーモニターは必要が無い”と書きました。 又、その関係が曖昧なので調べるとも書きました。

調べた結果、バッテリーの使用量と電圧の関係には、此れはと思われる一定の法則は見つかりませんでした(チャート 左上)。  正確な関係を知ってもバッテリーの使用を正確に管理出来る訳ではありませんし、大切なのはバッテリー使用量、即ち電圧の数値がバッテリーの寿命に大きな影響を与え、電圧に応じてバッテリーの使用量を管理する気持ちが大切です。

エンジンバッテリーとデイープサイクルバッテリーの寿命:
日本ではエンジンバッテリーをサブバッテリーに使用している人が多い様な気がして、過去にも何度かエンジンバッテリーを避け、デイープサイクルバッテリーを購入する事を書きましたが、今回この事を示すグラフを見付けました(グラフ 右上)。 
このグラフはサブバッテリーに使用した場合の、自動車に使われるエンジンスタート用のバッテリーとデイープサイクルバッテリーをの寿命の比較をしたもので、縦軸が一回の電気消費量(%)、横軸が寿命(使用回数)です。 

左下のグラフ(赤)は自動車バッテリーを示していますが、縦軸の60%以上の消費を続けますと100回余りの使用で寿命に達する事を示し、10%程度の使用(エンジンのスタートに使用の場合)であれば2000回(20倍の寿命)の使用が可能であるのに対して、デイープサイクルバッテリー(青)の場合は同じ60%の使用を繰り返しても1000回以上の使用に耐える事を示しています(注: 1回は100%充電から使用後に100%充電に戻す、又はそれに近い状況を意味し、サイクルと言う言葉も使われます)。

電気量 VS 電圧:
電気量とはバッテリー内に蓄えられている使用可能な電気量(残量)で、一般的にState of Charge (SoC)と言う言葉が使われます。 この反対の言葉はState of Discharge (SoD)で、此れは使用した電気量を示し、“90% SoC”は僅かに使用した状態、即ち“10% SoD”又は10%の電気消費を意味します。

電圧はバッテリーの電気の力量であると共に電気量で、電気を使用すると共に力量が下がり、電圧も下がります。 10V以下に下がったバッテリーに負荷を掛けますと電圧はゼロに近い状態に下って力量もありません。

此処で大切な事は、100%の状態が12.7V前後で、12.2V前後が50%、12.0V以下はやや危険、11.0V以下はバッテリーに取って非常に危険な状態である事を知って於く事だと思います。

電気量 VS 電圧 グラフ:
アレコレ調べた結果、中には数値がバラツイテ居る物もあり、参考に出来そうな、分かり易い数値が並んでいるチャートを元にグラフを作ってみました(グラフ 左下)。 

バッテリーの寿命に関して:
私は、バッテリーの電圧を極端に、即ち11V以下に下げる様な使い方をしていますとバッテリーは短期間でショートを起こしたり、開放状態に陥って電気を蓄える事が出来なくなり、此れが寿命と思っていました。 ところが、今回調べていて、“蓄電容量が新品状態の半分になった時点が寿命”との定義をしている会社がありました。 確かに、バッテリーの電圧を極端に下げない様に注意して使えば急に壊れる事は少ないと思われます。 私は、サブバッテリーを7-8年使用して昨年夏に交換しましたが、既に寿命になって居た可能性もあります。 

バッテリー寿命グラフ:
面白いグラフがありましたので紹介します(写真 右下)。 同じ様なグラフがアチコチに出て居ましたので、私が気が付くのが遅かったのかも知れません。

縦軸はバッテリーの蓄電容量、横軸はサイクル回数(寿命)です。  DoD(Depth of Discharge)即ちバッテリーの消費加減に応じて3本のグラフ線が示されて居ますが、一番左の100%DoDの消費を毎回続けますと200回前後の使用で寿命に達し、一番右の線の様に30%程度に抑えて使用を繰り返しますと1200回前後の使用に耐える事を示しています(サイクルバッテリーの場合)。  
尚、30%DoD(消費)は70%DoC(残量)ですので、下左のグラフで確認しますと70%残量は12.56Vと言う事になります。

バッテリー使用のスイートスポット、即ち効果的なDoCは75%と言う人も居ますが、50%(12.2V)を目安にしていれば良いと私は考えています。

保管中の電圧:
RVを暫く使用しない場合、例えば冬の間にバッテリーを100%に近いで状態に充電されて置く事も大切です。 20%-30%に下がった状態で長期間放置はバッテリーの寿命に大きく影響します。  シガレットライターに差し込んでダッシュボードに置くタイプのソーラーチャージャーが3000円以下で販売されて居ると思いますが、私の友人は此れを使って9月から放置したトラックが翌年6月に一発でエンジンが掛かったと喜んでいました(当然ですが、屋外駐車で電源が無い場合)。 

参考: 長期間使用しない場合は、特にガソリン車の場合は、燃料を満タンにして於く事も大切です。

アリゾナ州 クオーツサイト  その4 バッテリー使用量

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今回はバッテリーモニター、即ちサブバッテリーの残量を知る事が出来る計器に関して書きます。

砂漠の中でのキャンプは勿論、道の駅、トラックストップ(大型トラック用ガソリンスタンドで豊富な駐車場)、レストエリア等、外部電源が無い場所での宿泊をドライキャンプと言います。 毎日転々と移動する旅行の場合は連日走行しますのでサブバッテリー充電は左程問題はありませんが、外部電源無しで同じ場所に2泊、3泊となるとジェネレーター(ガソリン、軽油、プロパン)、ソーラーパネル、風力等の電源が必要になります。  当然ながら計画的な電気消費と充電は大切で、常にバッテリーの充電状態を知る必要があります。  この目的のバッテリーモニターが市販されています。

バッテリーモニターは常時次の状況を表示する事が可能です:
• 電圧
• 消費電流(プラス数値)、充電電流(マイナス数値)
• %電気量(残量=DOC=Depth of Charge)

バッテリーモニターの取り付け概要:
バッテリーモニターはモニター本体、シャント(電流を測定する為の抵抗)、太いバッテリーケーブル、モニターへの細い線からなり、配線は上のスケッチに示されている通りで、状況を知りたいバッテリー(サブバッテリー)の電気は全てシャントを通る様にし、従ってバッテリーを出入りする電気、即ちシャントを通過する電気が計算されてバッテリーの%電気量もモニターに表示されます。

既に何度も書いて居ます様に、バッテリーの寿命は電気使い過ぎが大きく影響します。 満充電の50%(12.2V)程度を目安にして使用するのが現実的で、経済的だとされています。

参考例:
今回のドライキャンプでのバッテリーモニター例を参考として示して於きます。 実際に使用した電化製品や使用時間は記録しませんでしたので予想です。

使用バッテリー:
• Lifeline  GPL-4CT6V (220 Amp-Hr)
• 個数   4個
• 合計容量   440Amp-Hr

推定使用時間(早朝から深夜まで):
• 小型テレビ      12時間
• 照明 (12V)     6時間
• ウオーターポンプ   45分
• PC、携帯、電子機器充電   5時間
• ジェネレーターで充電 1.5時間
• 電子レンジ   10分
冷蔵庫はプロパンガスに設定、インバーターは常時オンにしていました。

翌朝に示されていたバッテリーの電圧は12.3V、消費電気量は約40%(残り60%)と言う事で無難な電気使用量でした。  テレビの時間が長過ぎるかも知れませんが、2匹の犬がテレビが好きで外出中もテレビを付けっ放しにしてありました。  インバーター(2.8Kw)がオンの場合はACを使用していない状態でも2-3アンプ程度は消費していると思われます。

バッテリーモニターは必要無し:
バッテリーの電気残量(%、又はアンプ時)はバッテリーの電圧と深い関係にあります。 従って、電圧を知れば電気残量が分かり、バッテリーモニターの必要はありません。 即ち、デジタル式電圧計を取り付け、その横に電圧と電気残量の関係を示す表やグラフを貼って於けばモニターと同様の機能を果たします。

デジタル式電圧計はネットで1000円以下で販売されて居ますので、サブバッテリーとメインバッテリーの両方の電圧をモニター出来る様に色分け(赤、緑、青、黄?)して2セット取り付けをお勧めします(運転中に見る事が出来る位置と後部に1セットづつあると便利です)。

デジタル式電圧計は小数点以下2桁、即ち12.XXまで表示出来る物をお勧めします。 小数点以下2桁が表示されて居ますとバッテリーが充電中、又は放電中の動向が短時間に分かります(シャントを取り付ければ電流計取り付けも可能)。
http://www.ebay.com/sch/i.html?_from=R40&_trksid=p2047675.m570.l1313.TR0.TRC0.H0.XDC+3.50-30V+4+Digital+LED+Volt+Voltage+Meter+&_nkw=DC+3.50-30V+4+Digital+LED+Volt+Voltage+Meter+&_sacat=0

バッテリーモニターは一種の大人の玩具だと私は思います。 モニターがありますと、電化製品を使って使用電流を見、ジェネレーターで充電して電流(充電中はマイナスで表示)がバッテリーに戻る量を見る事が出来て面白くはありますが、丁度、工事現場で重機が作業をしているのを見るのと同じかも?  工事現場で重機を見るのが好きな人にはバッテリーモニターが欲しくなるかも?  現実的には取り付け費用ほど利益は無く、電圧計(必要であれば電気量チャート又はグラフ)で十分だと思います。

電圧と%電気量の関係を示すグラフとチャートを添付する積りでしたが、余りにも異なる数値が出回って居る為、少々時間を掛けて次回に添付します。 確かな事は50%の電気量は12.20Vにほぼ一致しています。

私は道路工事の重機が作業をしているのを見るのが好きな為Trimeticを取り付けました。 Trimetric電圧、電流、%容量の何れか1つの切り替え表示で、一度に全てを見る訳には行きません。 その為に、全てを一度に見る事が出来るNASA Clipperを取り付けました。 両者共殆ど同じ数値を示しています。


参考:
“アメリカのRVerはバッテリーとタイヤに気を配っている”と以前何度か書きましたが、それを示すのが、前回(その3 ソーラーパネルが大活躍)の写真にも写って居ます白いタイヤカバーです。  此れは日光に依るタイヤ表面の劣化(ひび割れ)を避ける為で、砂漠地帯だけでは無くて、自宅やRVパークで長期間駐車をする際にカバーやダンボールを使う人は少なくありません。

私はタイヤカバーは使いませんが、タイヤの劣化やひび割れに悩んだ事はありません。 秘訣はタイヤ用の化学薬品を使用しない事です。 薄い石鹸水と水で洗うのが一番だと言われて居ますが、私は単に水洗いをするだけで、それも滅多にしません。 タイヤのひび割れは、タイヤを余り手入れをし過ぎる人に起こる様な気がします、即ち宣伝されているタイヤケアー製品をあれこれ使い過ぎているのでは?

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アリゾナ州 クオーツサイト  その3 ソーラーパネルが大活躍

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クオーツサイトではソーラーパネルを装備したRVを沢山見ます。 

以前、ソーラーパネルを考えた事がありますが、結局、ホンダのガソリンジェネレーターを選択しました。 理由はソーラーパネルは曇っていたり雨が降って居ては役立たない事もありますが、何よりも大きな理由は、昔、大きな(ピンポン玉級)雹に遭遇した事があり、窓ガラスが割れる恐怖を感じた事があり、躊躇しました。 

砂漠のRVパーク(駐車する場所)には木が殆どありませんが、一般的にRVパークは森の中や大きな木が茂って直射日光を避ける様な環境になっています。 私はソーラーパネルを持っていませんので木に遮られてソーラーパネルが使えない不便は感じませんが、衛星放送用のデイッシアンテナが木に遮られて使えない経験はよくします。

上の写真の青いバスも使っていましたが、風力を発電を装備しているRVもありました。

バッテリーでテレビは何時間見れるのでしょう?

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前回、インバーターに関して書きましたので今回はバッテリーの使用可能時間に関して書こうと思います。  

アメリカのRV界ではデイープサイクルバッテリー(サイクルバッテリー、マリーンバッテリー)の必要性(重要性)や、バッテリーの充電(電圧維持)の重要性はよく話題に上り、各々のRVerが電気の使用量には気を付けています。 

RVを楽しく活用する為にはバッテリーは非常に重要であると共に高価でもありますので、如何に長持ちさせるかは当然大切です。  今回書くバッテリーの使用可能時間は日本のRVerが一般的に考えているよりもズート短いと思われますが、若し、バッテリーが4年以下で機能をしなくなる様な経験をされて居る方がいらっしゃれば、それらの方々も使用時間を一寸気にする事でバッテリーの寿命を延ばす事が出来ると思います。

バッテリーの使用可能時間:
バッテリーに蓄えられている使用可能な電気量(アンプ時、又はワット時)と使用する電気器具(アンプ、又はワット)、そして効率(ロス)に依って決まります。

バッテリーの使用可能電気量:
使用温度、バッテリーの種類、大きさ、個数、劣化等に依って異なるのは当然ですが、駐車中に電気器具の電源として使用する際に、バッテリーの寿命を極端に短くしない為には、サイクルバッテリーは満充電の50%(12.2V)、エンジン(一般自動車用)バッテリーは10%(12.6V)と言われています。

エンジン(一般自動車用)バッテリーの場合:
ハイエースのバッテリー“55D26R”(他のサイズもある)を例にした場合、最初の2桁“55”は55アンプ時を意味し、10%の使用可能な電気量は5.5アンプ時で, 5.5 アンペアーが流れる電球を1時間使用出来る電気量で、この電気量をワット時に換算しますと、5.5アンプ時 x 12V = 77ワット時、  即ち、77ワットの電球を1時間使用出来ると言う事になり、ヘッドライトは片側約55ワットですので、ヘッドライト(マーカーライト等を含めて)を30分間点灯し続けた量です。 “55D26R”のバッテリーを装備している場合、これ以上の電気を頻繁に使いますとバッテリーの寿命に影響が出ると考えた方が良いでしょう。

サイクルバッテリー(マリーンバッテリー)の場合:
サイクルバッテリー(マリーンバッテリー)には必ず容量(アンプ時=Amp-Hr)が表示されていて、大きさ(容量)が種々あります。 例えば100アンプ時を例にした場合、使用目安の50%は50アンプ時となり、此れは600ワット時(50アンプ時x12V)、即ち50ワットの小型テレビだけを使用した場合は12時間見る事が出来る計算になります。 しかし、照明、ウオーターポンプ、音響製品、携帯充電等にも使用しますと、それらを使う量に応じてテレビを見れる時間は少なくなります(上記チャート左を参照)。

電気器具の消費電気量(ワット)(上記チャート右を参照):
電気器具には其々にワット数が表示されて居ますが、実際の消費電力は表示数値より多いと考えた方が良いと思われます。

参考:  バッテリーの容量(大きさ)、アンプ時、ワット時の意味
バッテリーの容量(アンプ時): 100(アンプ時)=100アンプを1時間=50アンプを2時間
バッテリーのワット時: 100(アンプ時)=100アンプ時x12V(ワット時)=600(ワット時)
100(アンプ時)のバッテリー2個使用: 100(アンプ時)x2個=200(アンプ時)
使用電力は各々のワット時の和: 照明(15ワットx4時間)+テレビ(50ワットx3時間)=210ワット時

サイクルバッテリー(マリーンバッテリー)にインバーターを使用する場合:
インバーターを使用する場合は単に照明や12Vの小さなテレビ以外の100Vの家電が使用可能になりますので、ワット数の大きな家電製品を使う事になり、又インバーターが12VDCから100VACに変換する際のロスも加わります。 

照明や電子機器の電気使用量は比較的少なく、其れに反して熱を発する製品、例えばヘヤードライヤー、コーヒーメーカー、トースター、電子レンジ等は大量の電気を消費します。

参考: 
インバーターを搭載する場合はサイクルバッテリーが不可欠で、若しエンジン(自動車)バッテリーだけが搭載されている場合はインバーターの使用は走行中に限定した方が無難でしょう。 

過去に経験した事ですが、RV購入時に付いて来た電子レンジが1000ワットで約120アンプ(実際の測定)の電量を消費する為、800ワットにの電子レンジを試してみました。 しかし、800ワットにも拘らず、実際の消費電流は同じく120アンプでした、即ち800ワットと表示はしてはあるものの実際にバッテリーから消費する電気は1440ワットと言う事になります(ロスを含めて)。  現在使用中の電子レンジは900ワットの表示がありますが、実際の最高時の消費電流は142アンプですので、凡そ1700ワットと言う事になります(再確認)。