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冷蔵庫リコールに関するコメント

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winnebagoファミリーさん 、読んで下さって有難う御座います。

リコールに該当していなくて良かったですね、私の冷蔵庫は該当していて3-4年前に簡単な補修をして貰いました。 私の場合、部品は簡単な物で取り付けも20分程度で終わりましたが、その際確か、燃料費として1500円程度呉れたように覚えています。 “危険と知っていても、燃料費を払わないとワザワザ補修に行かない人も居るのかな?”と思った事を覚えています。

winnebagoファミリーさんはキャンピングカーに住んでいらっしゃるのでは無いですよね? アメリカには家を売り払ってキャンピングカーに住んで旅行をしている人(フルタイマー=Fulltimer)は少なくありません。そのような人は間違い無く“我が家の冷蔵庫”と言うと思いますし、読んだ際私は“そうなのかな?”と一瞬感じてしまいました。

輸入車は維持費が大変だと思いますが、点検修理を含め大いにキャンピングカーを持つ生活を楽しんで下さい。  キャンピングカーをお持ちの多くの人がご存知のように、調子良く走ってくれると気持ちが快適で、又、調子良く走ってくれるように整備をするのも楽しいものです。

そうは言っても旅先で故障をする事もあります。 そのような時は“稀に起る、絶対に忘れる事の出来ない良い思い出が出来る、ラッキーだ!”と思って、もし可能であれば、回りの景色や故障に関する写真を撮ってから作戦を練るように為さって下さい。 難しい事ですが焦らずに!

RVKen

冷蔵庫のリコール

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冷蔵庫に関して書きましたので、冷蔵庫のリコールに関しても書いておきます。

上の写真は両方共冷蔵庫から出火が原因のようです。

Norcold Dormetic の特定モデル冷蔵庫にはリコールが出ています。 両社共リコールモデルを探し、改善する為に多額を費やしています。 RVの火災を防ぐ為に是非確認をなさって下さい。

Norcold 冷蔵庫:
N6xx – N8xx: 取り付け1999-2000, 冷却ユニット番号 1038000-1099000
1200LR,1200LRIM,1201LRIM: 取り付け 1999-2003, 冷却ユニット番号 700000-1536607
http://www.norcoldrecall.com/
http://www.truefulfillment.com/norcoldrecall/home.asp


Dormetic 冷蔵庫:
リコール該当機種検索サイト
http://67.238.126.140/recall.php

RVKen

自動車部品購入に関して

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日本とアメリカでは自動車部品に関する考え方が異ると思います。 例を取りますと:

• 日本ではデーラーだけで売られているような部品でも近所の自動車部品店で売られている、例えばエンジン部品、制御部品、駆動部品、エアコン/ヒーター部品、センサー類、ゲージ類、スイッチ類、ライト類、ドアー部品(窓ガラス駆動モータ類)、ブレーキ部品〔マスターシリンダー、キャリパー類〕、クラッチ関係〔ディスク、プレッシャープレート、マスターシリンダー類〕、その他
• 多くの社外品(Aftermarket parts)が出回っている
• 純正部品(OEM=Original Equipment Manufacturer 又はFactory Parts)の方が品質が良い場合もあるが、 最近では社外品の方が良い場合も多い
• 特殊な車〔クラシックカー等〕の持ち主を除き、純正品にこだわる人は少ない
• 電話で部品の在庫や値段の確認が出来、当然と思って嫌がられる事は無い
• 部品に依っては年式、モデルその他によって種類が多い部品もあり、そのような部品で余り売れない部品は大型倉庫から取り寄せる
• 取り寄せは通常、数時間であるが、2-3日掛かる場合もある
• 純正部品は、GMはACDelco、FordはMotorcraft、DodgeはMoparであるが、お互いが他社の部品を自社ネームで製造販売する
• 電気部品は例外もあるが、例え箱を開けても多くの部品は返品や交換が出来る
• 特別注文をした部品を返品した場合は小額の手数料(Restocking fee)を要求される場合もある
• 部品によっては再生部品も一般化しており、新品部品同様に取り扱われている
• 部品に依って異なるが、社外部品の場合一生保証付き部品も多い
• スターターモーター、オールタネーター、CVドライブシャフト、エアコンコンプレッサー等は一生無料交換保証の部品がある
• 領収書が無くても店のコンピューターに購入時の記録が保管してあるので、電話番号を言えば記録が取り出せる
• 以前、P30に乗っていた時、保証付きスパークプラグケーブルを使用し、2年程度毎に3-4回新品に交換してもらった事がある
• 大分昔になるが、シアーズと言うデパートの工具は一生保証で有名であったが、其処のブレーキシューを購入、無料で新品に交換してもらった事がある
• 今でも一生保証付きのブレーキシュー等があり、此れは保険料として20%?程度高くして客の引止めを狙う販売策と考えられる
• 一生保証付きの多くは“Remanufactured”と呼ばれる再生部品が多い
• 再生部品には“Rebuilt”と“Remanufactured”があり、スターターモーターを例に取ると“Remanufactured”は完全にバラシテ表面処理をし、新品のコイル、ブラシ、ベアリング等の内部部品を使い、機能的には新品部品との優劣が付け難い
• 部品に依って異なるが、タイヤやバッテリーのような部品の保証は使用期間によって返金が少なくなる
• タイヤやバッテリーの保証の場合、実際に返金してもらえる場合もあるが、多くの場合は新しく買い換える部品に当てられる
• 他のメーカ部品には適応しない場合も多いので、一種の客を引き止める策である
• 全国ネットチェーンの自動車部品店が4種類程度と他に個人経営の部品店があるので、大都市では競争が激しく、価格的に日本と相当の差があると思われる
• 最近はネットでの販売会社も多く、例え送料を払っても安い場合もある
• タイヤ、バッテリー等の重い部品でも送料無料をうたい文句に販売してる

私の考えは古く、“何だ、日本と同じでは無いか?”と言われるのかも知れませんが、古い頭で思い当たる事を書いてみました。

RVKen

ホイール アライメント

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キャンピングカーを運転なさる方は“ホイール アライメント”と言う言葉を知らない人は居ないと思います?  女性の方や車に興味の無い方は“言葉は良く聞くけど、実際にどのように作用するのかは知らない”と言う方もいらっしゃると思います。 次のビデオをご覧になれば参考に成ると思います。

http://www.youtube.com/watch?v=YHPq6nF4EX4
ビデオはアライメント〔キャンバー、トウ、キャスター〕が狂っている場合のタイヤの磨耗の仕方、操縦性〔ハンドルを一方に取られる〕の問題、直進時に曲がったハンドル位置等に関して説明しています。 

アメリカの場合を基に書きましたが、考えて見ますと、日本での運転免許取得の際は運転技術は勿論、自動車構造に関する高度の学科知識が要求されますので、“RVKenは私を馬鹿にしている”と憤慨なさっている方も多いかも知れません。 決してそのような事はありません。 

アメリカでは路上で運転技術を教えるビジネスはありますが、実際に車を走らせて練習が出来る場所を持つ運転教習所はありません。 次回はどのようにして運転免許を取得するかを書きます。
RVKen

フォード車のリコールを調べるサイト

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フォードの車にお乗りの方もいらっしゃるようですが、フォード社のサイトを使ってご自分の車がリコールに引っ掛かっているか否かを調べる事が出来ます。 方法は至って簡単で、次のサイトの2つの質問に答えるだけです。 

http://www.ford.com/owner-services/customer-support/recall-information

1. フォード社の部門を選択
フォード社にはフォード部門、リンカーン部門そしてマーキュリー部門の3つが有ります。 キャンピングカーの殆どはフォード部門ですからフォードを選択します。

2. VIN(Vehicle Identification Number)、即ち車体番号をタイプ

3. “FIND”をクリック
 
以上の2つの質問に答えるだけでご自分の車がリコールに引っ掛かっているかが表示されます。


リコールに関係している場合は次のような結果が表示されます。

例:
Recall Results

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YOUR VEHICLE
Vehicle: 1995 Ford E-350
VIN: 1XXXXXXXXXX1
Open Recalls

Recall: 98S08
Description: REAR FUEL SUPPLY LINE CHAFING

Recall: 09S09
Description: SPEED CONTROL SYSTEM MODIFICATION
Next Steps
1.Locate your local dealership to schedule a repair appointment or to obtain detailed part information, depending on the nature of the recall.
2.Advise the service department of your local dealership of your open recall information:
98S08—REAR FUEL SUPPLY LINE CHAFING
09S09—SPEED CONTROL SYSTEM MODIFICATION
3.Set up an appointment to have the recall completed.


リコールは“安全に係わる重大な問題”がある時に出される事ですから、出来るだけ早く対処する必要があります。  


注:  キャンピングカー以外の車も調べる事が出来ます。 その場合は該当するフォードの部門をお選び下さい。
RVKen


***追加:
フォードに問い合わせてみましたら、国外でもフォードに話せば無料で問題解決してくれるという事でした。  若しサイトにリコールが表示されましたら安全の為にも至急日本国内のフォードに連絡をなさって下さい。  アメリカ国内でのリコールに依る修理の場合は通常予約が必要で、部品取り寄せ等で時間が掛かる場合があります。 先に、電話で問い合わせをすることをお勧めします。

グリースをご自分で?

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グリースに関して書きましたので、ついでにグリースの仕方を書きます。

グリースを自分で出来るか、出来ないかは考え方次第です。 作業の安全性、故障の原因、大変な作業、手が汚くなる、場所が汚れる、道具が無い、人がプロに任せるべきだと言った、その他理由は幾らでもあります。

電気関係やエンジンのメンテナンスや修理には経験の積み重ねも大切で、ネットで調べて直ぐ出来る事もありますが、多くの場合はそう簡単とは限りません。

しかし、グリースの場合はネットで調べて必要な知識を得れば其れほど時間を掛けなくても自分で出来、時間を掛けて慎重に行なえばプロ同様、心がけ次第ではプロ以上の結果を出せると思います。  本の少し、私流に書いてみますから、興味が出ればネットで調べてみて下さい。

A. 作業に必要な物:
基本的にグリースガンとグリース、其の他余分のグリースを拭く古いタオルや布切れだけです。特別の場合、例えば、グリースニップル〔ニップル=ザークフィテイング〕が無くなっていたり、壊れていて取替えが必要な場合はニップルの購入や取り付けするレンチが必要になってきます。

• グリースガン
http://store.shopping.yahoo.co.jp/laplace/a5b0a5eaa5.html
私は上の写真の標準型〔左〕を使っていましたが、10年程前に片手で使えるタイプ〔右〕を購入しました。 車の下の狭い空間で使え便利です。 通常金属製のノズルが付いてきますが、折り曲げ自在のゴム製のノズルに交換すると便利です。 必要な規格のグリースカートリッジさえ有れば、小型のグリースガンが使い易くて便利だと思います。 中には注入に大きな力が必要なニップルもありますので押すタイプよりレバー式をお勧めします。(4-5千円前後だと思われます)
• グリース
使うグリースの量はほんの僅かですので、1度買えば長年使えます。 従って、少々高くても使う範囲の広い、質の良いグリースを選ぶべきです。使う場所によっては高温に耐えるグリースが必要です。 低温シャシー用グリースをベヤリングに使いますと流れ出して重大な故障の原因に成ります。 車のマニュアルを読んで規格に合ったグリースを選ぶ必要があります。 私は以前はモリブ入りを使用していましたが、現在は(規格品)モービル1のシンセテイックグリースを使用しています。(1本$10前後)
http://www.grainger.com/Grainger/MOBIL-Automotive-Grease-6Y777?cm_mmc=Google%20Base-_-Lubrication-_-Lubricants-_-6Y777

B. グリース注入作業:
• 安全第一
車の下の作業が殆どですから、特にジャッキ等で車体を上げる場合は上げた後必ず補助スタンドの使用が必要です。 
• マニュアルを読んでグリースを注入する個所を調べます。
• 注入すし忘れるニップルが出ないように、順を追って行います。
• ニップルに付着している古いグリースや埃をタオル等で拭き取ります。
• グリースガンのノズルをニップルにシッカリ入れて、レバーを引きます。
• グリースがニップルの周りにはみ出す時はノズルがシッカリ入っていない証拠です。
• 強く押しても出る場合はニップルが壊れている可能性があります。
• グリースが入ってブーツ〔ゴム製グリース袋〕に充分溜まるか、ニップル以外の場所から噴き出すまで注入します。
• 注入し終えたら噴き出した余分のグリースをタオル等で拭き取ります。
• 余分のグリースがゴム製品、例えばサスペンションバッグ等に付着しますと劣化を早める場合があります。
• 全てのニップルに注入された事を再確認します。
• 車の下で作業をしてる間に異常や故障の原因に成りそうな個所を点検する事も大切です、例えば、
o ネジや部品の緩み?
o 電線の緩み、断線、ショート等?
o ビニール等の高温を嫌う材質が排気管やエンジンの高温部に接触していないか?
o 油漏れ?
o 部品の破損?
o ホースやチューブ類の劣化?
o ひび割れや変色?
o 電気部品の近辺は汚れを取る
• 後始末をして完了です。
• 簡単そうだと思いませんか?

次のビデオが参考に成ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=D9v71weHBXA
http://www.youtube.com/watch?v=bB2RiRKDQ9k

ご自分に“いい仕事をやってるね!”と言える様に頑張って下さい。

私は今回の旅行で8000マイル走って来ましたので、次回走るまでにはグリースをする必要があります、時間を見付けて近々行ないます。  5年程前に買ったグリースを使用します。 
RVKen

ドライブシャフトへの定期的グリース注入は非常に重要

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ネットキャンパーのQ&Aでデフの異音に関しての質問を読んで、以前フォーラムでドライブシャフトの損傷問題に関して読んだ事を思い出しました。 4年前の其の記事を見つけましたので添付致します。 尚、其の当時この記事を読んで他にも多くのU-ジョイント問題が討論されました。
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/17692389/srt/pa/pging/1/page/1

この方は新車を購入し11850マイルで運転中にドライブシャフトが外れてしまいました。 定期的(5000マイル毎)にデーラーでグリースを注入していたにもかかわらず起った故障でした。 

この方の書き込みは:
• 若しグリース注入を怠っていたとしても、11850マイルで壊れることは信じ難い。
• マニュアルに依ると、5000マイル毎のグリース注入を怠ると問題が起る可能性があり、起った場合は保障は効かないとあるが、私は領収証を保管してある。
• モーターホームを買ったのであって、スペースシャトルでは無い。
• 大して距離を走っていないモーターホームが若し整備不良によって問題が起ったのであれば、陸運局(DOT=Department of Transportation)は大型運送トラック同様モーターホームに対する安全管理の考え方を変えないとならない、大型運送トラックより更に厳しく。

他のメンバーの主な書き込みは:
• 9500マイルの時にドライブシャフトを落して100マイル牽引させられたが、私も5000マイル毎にデーラーで整備を行なった。 今は僅かのドライブシャフトの振動にも注意する。
• 6は区切りが良いので6ヶ月又は6000マイル毎にグリースをしている。ワイフはキチガイだと思っているようだが、旅行中毎日1時間掛けて下回りを(オイルや水のチェックとは別に)点検している。 しかし、此れでも故障を完全に防ぐのは不可能だ。
• モナコ(モーターホーム会社)はドライブシャフトのグリースを5000マイル毎に行なうように注意している、他のオイル〔エンジンやトランスミッション〕交換時期はもっと長い。
http://www.monacocoach.com/service/addendums/drive%20shaft.pdf
• 若しRVの故障無し又は低整備を考えているのだったら、RVingから足を洗った方が良いのでは、RVには整備が不可欠。
• DPと異なり、クラスCはバンを改造したものでピックアップトラックと同様の整備で済み、乗用車と其れほど変わらない。 クラスAのガスエンジン車も同様で、乗用車のような整備で済む。
• デーラーの整備のやり方に問題がある
• 此れらの故障は自分で整備を始める良い理由だ。 やり方を覚えさえすれば、自分で行なうので完全な整備が保証される。難しい事では無いし、オイル漏れなども見付ける事が出来る。
• 故障した当時、私のマニュアルには5000マイル毎とは書いて無かったが10000マイルでU-ジョイントを交換した。 しかし今のマニュアルには5000マイル毎となっている。
• 私は7500マイルでU-ジョイントの振動が起った為交換した。 ライドハイトが1インチ(2.5cm)高過ぎた為であった。
• 私の場合は6000マイルの時にデーラーでグリース等の整備をしたが、7000マイルでU-ジョイントの問題で振動が出た。 メーカの保証期間で無料でU-ジョイントを交換してくれた。

という事でドライブシャフト、即ちU-ジョイントのグリースは非常に大切な事は確かですが、今読み直すと此れはDPのドライブシャフトが短い為の特有の問題で、クラスCやクラスAのガソリン車には問題が起っていないようです、即ちクラスCやクラスAのガソリン車の問題は1つも書き込まれていません。 しかし、どのようなキャンピングカーであれ、マニュアルに従って定期的にグリースをすることは欠かせません。

参考:
日本語ではグリースニップルと言いますが、英語ではザークフィテイング(Zerk Fitting)、グリースフィテイング(Grease Fitting)、又は日本語同様グリースニップルと言いますが、ザークフィテイングが一番一般的のようです。 男性はご存知と思いますが、ニップルとは乳首の事です。

RVKen

キャンピングカーの操縦性

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ショックアブソーバーに関して書きましたので、それに関係する揺れやキャンピングカーの操縦性に関して少々書きます。

キャンピングカーの揺れは不良ショックアブソーバーにも影響されますが、キャンピングカー自体の重心の位置、ホイールアライメント、タイヤ空気圧にも大きく影響されます。 揺れには左右に揺れる“ロール(Roll)やリーン(Lean)”と前後に揺れる“ピッチ(Pitch)又はポーポシング(Porpoising)”がありますが、一般的に、ロールは直線を走っている状態での左右の揺れ、リーンはカーブを切った時の傾き、キャンピングカーの前後の揺れはピッチよりポーポシングが良く使われます。 ポーポシングの“Porpoise”とは動物のイルカのことで、イルカが上下に泳ぐ様子から来ています。

• ポーポシングはエンジンが後部にあるDPでよく問題になりす。 此れは重心が影響しているのですが、一般的にはホイールベース(前後の車軸間の距離)と全長の比で、この比が50%あれば何とかOK、53%以上であれば操縦性に問題が起らないとされています。 

• DPの場合、エンジンの前方に後輪の車軸がある為、後輪から後の車体の長さは一定で短くするには特別なデザイン設計が必要です。 又、後輪に掛かるエンジンの重量を軽減して前輪に適切な(軽過ぎない)重量を加える為に前輪を出来るだけ後に移動させる必要があります。 従って全長の短いDPは53%以上の比率にするのが困難になります。

上の2点は一般的な意見ですが、私は前輪に掛かる重量が33-35%であれば問題無いと考えています。 私のキャンピングカーは以前操縦性に大きな問題がありました。理由は前輪に掛かる重量が30%以下だったからです。 その後、後輪の後にあった飲料水タンクを前方に移動したり、予備燃料タンクを前方に取れ付けたり、重い工具を積む場所を前方に作って前輪に掛かる重量が33%になってからは操縦性の問題は全く無くなりました。

前輪の荷重が少ないと、横風や追い越して行く大型車の風圧の影響で直進又は車線内を走るのにも苦労します。

反対に、装備の配置デザインが悪く、重心が極端に前方のキャンピングカーは、前輪への荷重が多くなり過ぎて、総重量や積む場所に問題が無くても前方に積めないキャンピングカーもあります。 極端なケースですが、飲料水どころか燃料を半分しか積めないと嘆いていた人がフォーラムに居ました。

キャンピングカーは外見が同じでも操縦性は異なります。 購入する際は色や間取りだけではなく、是非試乗してガタガタ道での乗り心地や高速での操縦性に関しても確認なさって下さい。
RVKen