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ショックアブソーバーに関して

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商品の名前を書く際は非常に気にします。 “フォーラムで商品の名前を取り上げる人達の意見が正確なものと判断し、又それらの意見を読んだ私の解釈が間違っていない”と信じて書きます。 しかし、誰にでも思い込みや一度信じてしまうと考えを変えるのは難しい事もあります。 これらを考慮した上でご判断をお願い致します。

本題に戻ります。 ショックアブソーバーは運転に必要不可欠とは言えないまでも安全で快適に運転するには重要な部品で、フォーラムで良く読む質問は次の2つです。
1. ショックアブソーバーを取り替えようと思っていますがが、どのショックアブソーバーが良いですか?
2. 質問者に逆質問で、何処のメーカーのどのシャシーの車に乗っていて、現在使用中のショックアブソーバーは何が問題ですか?

ショックアブソーバーは道路の歪や凹凸から来る走行中の揺れを押さえます。 ショックアブソーバーが全く機能していないと車は揺れを繰り返し、操縦性を悪くします。 しかし、ショックアブソーバーが効き過ぎても、乗り心地が硬過ぎて問題になります。 

又、取り付けるキャンピングカー、例えばサスペンションの構造、ホイールベースの長さ、重量等に依っても異ります。 硬くて乗り心地が悪いと嘆く人も沢山居ます。 通常、エアーサスペンションのシャーシーは乗り心地が良いとされていますが、次は極端な一例です。
http://www.rv.net/forum/index.cfm/fuseaction/thread/tid/24164524/srt/pa/pging/1/page/1

この方は以前乗っていた1994 型P30 シャシーのクラスAから2002年型エアーサスペンションのクラスAに乗り換えました。しかし、タイや空気圧を下げたりライドハイト(エアーサスペンション特有の高さ調整)をしたにも拘らず、硬くて乗り心地が悪く、奥さんに“売ってキャンピングカーから手を引きましょう”と言われているそうです。 結果的に、キャンピングカーに付いていたショックアブソーバーが硬過ぎての問題で、KONIに交換で問題解決しました。 (間違った規格のショックアブソーバーが取り付けられていた事も原因でした)

滑らかな乗り心地の為か、運転操縦性の為かを知った上で、ショックアブソーバーの交換必要性を知る必要があります。 私を含め、多くの人は不必要にショックアブソーバーを交換しているような気がします。

クラスAフォーラムで良く取り上げられるショックアブソーバーが幾つかあります。それらは、Monroe, Bilstein、KONIです。
商品は一種類とは限りませんが、一般的にモンロー ガス マグナム(Monroe gas magnums)は柔らかく、ビルスタイン(Bilstein)は硬く、そしてKONIのFSDやKONI調整式は両方の乗り心地に対応する評判です。 しかしKONIは高価な為、的確な必要性の判断をしてMonroe又はBilsteinを購入する人も多く居ます。

• フォードのF-53 シャシーは乗り心地が硬いとの評判で、多くの人がモンロー ガス マグナム(Monroe gas magnums)を使用する事で解決しているようです。 
• フニャフニャで運転し難い人はビルスタイン(Bilstein)が一般的です。
• KONIのショックアブソーバーは伸びる時にだけショックを吸収し、車の重量又は乗り心地に応じて段階的に調整出来るものと、KONI FSDと呼ばれる大きな揺れやカーブの際は硬く、道路の凸凹には柔らかく対応するものがあります。

次のサイトは単なる参考です。
http://www.bilsteinus.com/Bil_Mtrhm_apps6-10.pdf
http://www.monroe.com/catalog/shockselector.asp
http://www.konirv.com/crossover.cfm

RVKen

“ラジエーターを洗う方法” と “不凍液(冷却液)に関して”

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旅行後の洗車をしました。 キャンピングカーは側面でも泥がこびり付いていて、シャシーの上部やガソリンタンクの上には小砂利と一緒に泥が積もっていました。 今回走った地方の泥の中には、砂利を固める為の薬品か凍結防止剤の影響か分りませんが、金属腐食を促進させるものが多く含まれています。 

この様な状況で洗車をする場合、皆さんは車のどの部分を念入りに洗いますか? 

題名から直ぐにお分かりになったと思いますが、私は次の理由でラジエーターを念入りに洗いました。
前回(2002年)に同じ地方を走った際、旅行から帰って来て1年半後にラジエーターの冷却フィンが腐ってボロボロに成って仕舞ったからです。 冷却水には非常に気を付けて長期使用可能タイプ(Extended Life)を使用していましたが、内部だけ気にしても外まで正常に保つ事は出来ませんでした。 新車から5年も経っていませんでしたが、新品に買い換えました。 値段($1296.79)も高かったのですが、重い上に、取り付け場所は不可能に近い狭さで取り外し/取り付けは大変苦労しました。 2度とやりたくありません。

ここで“ラジエーターを洗う方法”と“冷却水に関して”触れます。
“ラジエーターを洗う方法”
キャンピングカーの中でも、DP(に関しては http://www.net-camper.com/2010-k/2010-k.html を参考に為さって下さい。)の後方エンジンはラジエーターの汚れでオーバーヒートを起す為RVフォーラムで良く話題になります。 多くの場合はブローバイによるオイルと埃がラジエーターの冷却フィンを詰らせる為です。 フォーラムで常に取り上げられる“Simple Green”を適度に水で薄め、噴霧器でスプレーした後30分程置き、水で洗い流します。 高圧噴射機は冷却フィンを傷めますから、使えません。 尚、“Simple Green”(4リッターのプラステイック容器入り)はコストコで売られていますが、代用品もあると思います。 今回新しく買って来た容器には“Biodegradable”即ち無害に分解されるとの表示がありましたので、気分的により安心して使えました。

“不凍液(冷却液)に関して”
不凍液(冷却液)には数種類の系統があって混ぜると凝固を起す組み合わせもあります。交換の際、エンジンオイルですと少々残っていても問題を起すことはありませんが、不凍液(冷却液)は今迄使っていた系統から替える時や間違えて混ぜてしまうと凝固してラジエーター内での流れを悪くしたり目詰まりを起してオーバーヒートの原因に成ります。 次のチャートに系列別にブランド名が表示されています。 
http://www.eetcorp.com/antifreeze/Coolants_matrix.pdf

多くの場合、不凍液(冷却液)の色が異なる場合は慎重に考えた方が良いと思われます。
RVKen

THE GEO METHOD - ホールデイングタンク メンテナンス

Charles Bruni氏の考案した“THE GEO METHOD=ジオ式”で、安価、簡単、安全なホールデイングタンク メンテナンス方法です。 多くのRVフォーラムで取り上げられており、使用してその効果を賞賛しているRVerが多数居ます。 私は昔購入した市販のケミカルがありましたので、残念ながらその効用を試していません。 今回のカルフォルニア州のホールデイングタンク用ケミカル規制もあり、是非使ってみたいと考えています。http://sites.google.com/site/cbruni/

上のサイトに書かれている順に、要点だけを書きます。
1. 満タンからの排出
満タンに成るまで待つ必要は有りませんが、キャンプ場に駐泊して備え付けの汚水処理に配管した場合弁を閉じて使用、ホールデイングタンクが満タンに近くなってから排出を薦めています。 理由は水の量が増し固形物による問題が起る確率がより少なくなるからです。 従って、タンクの内容量が少ない場合は水を足して流す事を薦めています。

2. ブラックタンクを先に、グレータンクを後に
排出する時に汚い物からきれいな物を流す事に依って、順次汚いものが流し出されて行きます。

3. “Water Softner”、洗剤、漂白剤(Bleach)
これが最大のポイントです。 全て家庭での洗濯に関係する品物ですから、流しても安全、流し台、配管、その他のキャンピングカーの設備にも問題になる事はありません。
粉末状の物が安価、軽量、保管に便利です。 安価な物でも同じように効果的ですが、水に早く溶け易い銘柄を選ぶと良いでしょう。

“Water Softner”は水を柔らかくするもので、洗濯に使う柔軟剤とは異なります。 日本ではどのような名称か分りませんので“Water Softner”として於きますが、下のサイトに出ているものと同じような箱や袋に入って売られていると思われます。

“Water Softner”: http://www.google.com/products?hl=en&rlz=1T4DKUS_enUS281&wrapid=tlif12831284390872&q=water+softener+powder&um=1&ie=UTF-8&ei=nPx6TM-UCoednwfQpPj3AQ&sa=X&oi=product_result_group&ct=title&resnum=1&ved=0CCoQrQQwAA

使う量は余り気にする必要は無いようです。 
a. 【Water Softner】の粉末2カップを4リッターの温水で溶き、その水溶液2カップをタンクに入れます。
b. 【洗剤】は“Water Softner”の水溶液を入れる度に、1カップをブラックタンクに入れます。 グレータンクには洗剤同様のものが台所やシャワーから流れますので洗剤を入れる必要はありません。
c. 【漂白剤】は匂いに応じて時々使用します。 タンクの大きさによって異なると思いますが、(約250リッター程度のブラックタンクの場合)2リッターの漂白剤(安価な物)を使用するようです。 

【漂白剤】= Bleach
http://www.google.com/products?hl=en&q=bleach+liquid&spell=1&oi=spell

この書き込みは品名、使用量等を日本での使用に適するようにする為に順次修正して行きます。 
RVKen

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