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アメリカの高級RV: その2 量産高級RV マラソン・コーチ社

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観光バスを改造して高級RVを特別仕様や一品生産の手作りで製造している会社は可成りあると思われます。 しかし今回取り上げるマラソン(Marathon)社は量産を目的とした会社で、RV界では高級モーターホームを製造する会社として知られています(同社に依ると世界一)。

マラソン社はオレゴン州の国道5号線沿い(州都セーラムから南に約1時間)にあり、毎回此処を通る度に駐車してある高級RVを見て気になっていました。 通常5-10台程度の完成車が高速道路沿いに置かれて、敷地の奥に置かれた物も加えますと20台前後、時にはそれ以上見えます。 しかし、2000年代のRV産業が低迷した時期には2-3台しか見えず倒産の危機もあったと思われます。 高価なRVほど売れず、カントリーコーチ、フォートラベル、ビーバー・モーターコーチ、サファリ・モーターコーチ、ナショナルRV、その他モナコ・モーターコーチやホリデーランブラーも含めて高級RV会社や評判が良いモーターホームを製造していた会社が倒産したり身売りの危機に襲われました。

今回は近くで給油をして、それを口実に工場に入ってみました。 国道5号線に向けて建てられた黒いガラス張りの建物の玄関を入りますと受付嬢が親切丁寧に迎えてくれ、数分後には工場管理者が工場内を案内して呉れました。

写真上左:  ロスアンジェルスからシアトルに向けて走った場合に国道5号線の左側に見えるマラソン社で、黒く見える建物がオフィス、後ろの白い建物が工場

写真上右:  シアトルからロスアンジェルスに向けて走った場合に見えるマラソン社

写真中左:  敷地内から見たマラソン社の建物

写真中右:  5号線沿いに駐車された完成車並びに中古車/修理車(?)

写真下左:  建物の裏側に駐車された完成車並びに中古車/修理車(?)

この日は建物の北側にマラソン以外の高級RVを含めて20台前後駐車していました。

続く。

アメリカの高級RV: その1 アメリカに於けるクラスA

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以前はRV製造会社が沢山ありましたが、1990年代、2000年代の景気悪化やオイル高騰でその多くが倒産したり合併してRV製造会社は激減しました。 最近は倒産した会社が現れたり、RVの数が増し始め、RV製造業界も大分活気を取り戻した様に感じられます。

RV(クラスA)製造会社:
RVは何処の家庭にでもある自動車や電機製品とは異なり、RVやその製造会社の名前は一般の誰もが知っている訳ではありませんが、RVを所有している人なら知っている会社が何社かあります。 最近のクラスAの多くはワイドボデイー(2.5m以上)ですので日本には輸入されて居らず、馴染みが薄い名称があるかも知れませんが、現在次の会社が代表的なクラスA製造会社です。
ニューマー(Newmar)
テイフィン(Tiffin)
ウイニベーゴー/アイタスカ(Wnnebago/Itasca)
モナコ/ホリデーランブラー(Mpaco/Holliday Rambler)
フリートウッド(Fleetwood)
フォーリストリバー(Forest River)
コーチマン(Coachmen)
ソアー(Thor)

他に特殊なRV製造会社、即ち高価な高級RVを少量製造していて良く知られている会社も数社あります。 
これ等の会社は量産してRVデイーラーを通して販売していますので、RVデイーラーやRVショーに行けばこれ等の会社で製造された各種のクラスAモデルは良く目にします。 RVは家財道具を備えた家を積んで動き回りますので複雑で壊れやす物もあり、良し悪しの評判はRVフォーラムで常に取り上げられています。 上のリストは良く話題に上がる会社、評判の良い会社から順に並べてありますが、製造モデルや年式等に依って構造は異なり、価格帯に依っても当然品質に差が出ます。 一度悪い評判が出ますと回復は困難ですし、又、多くの人は自分の所有するRVが良いと書く傾向がありますので信頼性は高くないと考えた方が良いのですが、多くの人がこの様な順を考えている様です。
RV製造会社は買収したりされたり、他の会社とグループになったり離れたりが頻繁に起こっています。 従って、会社名やモデル名も消滅したり、再出現をしたりが起きています。

クラスA用のシャシー(車体):
RV製造会社が独自の車体を製造し、使用している会社もありますが、殆どのRV製造会社は専門会社、即ちフォード(Ford)、ワークホース(Workhorse 前シボレー)、フレートライナー(Freightliner)、スパルタン(Spartan)等からRVを目的にして製造されたシャシーを購入します。 しかし、高級クラスAを製造する会社はツアーバス(観光バス)のシャシーを使用します。 その中でも高級で良く知られているシャシーはカナダの東部のケベック州にあるプリボースト(Prevost)製です。 プリボーストは観光バスは勿論、大陸横断路線バスで有名なグレーハウンドバスにも多く使用されています。 そのRV用のシャシー価格は$700,000(約7千万円)と言われています。
 
上に添付しました写真は各社の高級クラスAモデルです。 

注: ニューマー製 King Aireは日本語やイタリア語ではキング・アイレと呼ぶかも知れませんが、アメリカではキング・エアーと呼ばれています。 この他、London Aire、Mountain Aireなどもありますが、それぞれロンドン・エアー、マウンテン・エアーと呼ばれます。

次回は更に高級RVに関して書く予定です。

経済的な走行:

前回の“デイレート・モード又はリンプ・モードに関して”の書き込みの補足です。

急勾配の上り坂ではシフトダウンをしてエンジン回転数を上げる様に書きましたが、此れはエンジンに対する負担を軽減させてオーバーヒートになる事を避けるのが目的です。 
平坦な道や緩やかな上り坂で、オーバーヒートの心配が無く、エンジンの力に余裕がある場合は出来るだけ高いギヤーを使用した方が燃費が良くて経済的に走行出来ます。

高速で走行可能な場合はトップギヤーで低い回転数で走行するのが経済的です。 当然、エンジンの馬力、RVの重量、トランスミッションのギヤー比、その他に依り異なりますが、走行速度が低ければトップギヤーでは走行出来ない場合も出て来ます。 

エンジンに優しく、しかも経済性を考えて、最適のギヤーを選択して、RVでのドライブを楽しんで下さい。

デイレート・モード又はリンプ・モードに関して:

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今回取り上げるデイレート・モード並びにリンプ・モードは自動車エンジンの状態を意味する言葉です。   一般的によく使われるDerate(デイレート)の意味は何らかの目的でエンジンの出力を下げる(90%?)事で、Detune(デイチューン)と言う言葉が使われる事もあります。 Limp(リンプ)は一般的にはエンジンとは無縁で足を捻挫したり怪我をした時にびっこを引いて歩く事を意味します。  1990年後半に登場したカミンズやキャタピラーの電子制御のエンジンからデイレート・モード又はリンプ・モードの機能が備わり、これ等の言葉が使われる様になりました。 

デイレート・モード(リンプ・モード)とは:
上の説明で既に明らかと思いますが、エンジンが正規の出力が出せない状態を言い、此れはエンジンに取り付けられたセンサーが異常を感知するとエンジンを保護する為に意図的に出力が出ない(回転数が上がらない)モードになります。 従って、このモードになりますとアクセルを幾ら踏み込んでも回転数は上がらず、ノロノロ走行(5マイル/時前後、10Km/時以下)となります。

原因は?
各種温度センサーや圧力センサーが極端に危険な状態を感知するとデイレート・モード(リンプ・モード)になりますが、時にはセンサー自体の故障やECM(エンジンコンピューター)の故障で起こる事もあります。
私は以前ISBエンジンで3-4回経験した事がありますが、一度は高速走行中の道路に大きな段差があり、その衝撃でデイレート・モード(リンプ・モード)になりましたが、他は砂漠地帯の長い急な上り坂で起こりました。 当然ながら、前者は衝撃でセンサーが誤作動(?)し、後者はエンジンがオーバーヒート状態になった事が原因だと思われます。 何れの場合も5-10分前後の停車後正常な状態に戻り、特別な修理はしませんでした。

解決策:
RVフォーラムに依りますと、殆どの人が長い急な上り坂でデイレート・モード(リンプ・モード)を経験しています。  全てがオーバーヒートで起こるとは限りませんが、オーバーヒートをさせない様な運転をすればデイレート・モード(リンプ・モード)を避ける事が出来ると思います。 私も、その後次に説明する方法を使い始めてからは一度もデイレート・モード(リンプ・モード)になった事がありません。

長い急な坂道の登り方:
アメリカで長距離を走りますと6度-7度の勾配が10Km前後続く登り道は良くあり、中には10度前後の勾配の場所や50Km以上続く場所もあります。 この様な場所ではエンジンの回転数を高く保ってエンジンに負担が掛からない様にするとオーバーヒート状態になる事を避ける事が出来てデイレート・モード(リンプ・モード)になりません。
早目にシフトダウンして高速での走行を維持する事が出来れば一番良いのですが、一度速度を落として仕舞いますと低いギヤーにシフトダウンしてエンジン回転数を上げ、傾斜が緩やかになる迄根気よく低速で登り続ける方が無難です。 私は急勾配の長い上り坂が続く所では、特に砂漠地帯や暑い時は、3速(全6速)に落とし34マイル/時(55Km/時)でクルーズコントロールにセットして登ります。 デイーゼルプッシャーの場合はエンジンが後ろに在る為にエンジン音が聞こえず、うっかりアクセルを踏み過ぎると回転数を異常に高くして仕舞う場合もあり、クルーズコントロールを使う事でこの問題を避ける事が出来ます。
エンジン負荷を読み取る事が出来るエンジンモニターを装備している場合は、アクセル踏み込みを加減してエンジンロード(負荷)が100%以上になる事を控え、又エンジンは最大トルク時の回転数より20%程度高い回転数を維持するとエンジンへの負担が軽減出来ます。 当然、エンジン温度が上がったり、回転数が落ちる様な急勾配では更に速度を下げる場合もあります。 

デイレート・モード(リンプ・モード)の例外:
エンジン保護が目的でデイレート・モード(リンプ・モード)はありますが出動中の救急車や消防自動車等の緊急車がデイレート・モード(リンプ・モード)になって立ち往生しては困ります。 その為、緊急車には2010年(?)頃よりデイレート・モード(リンプ・モード)に成らない特別措置が取られ、法律にも組み込まれて居る様です(?)。

参考:
私はデイレート・モード(リンプ・モード)を乗用車で経験した事はありませんが、ガソリン車にも付いて居る様です。

インバーターの正弦波と非正弦波に関して:

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インバーター、即ちバッテリーに蓄積されたDC電源をAC電気に変換する機器には正弦波(Pure Sine Wave)と非正弦波(Modified Sine Wave)に変換するものがあります。 今回は非正弦波のインバーターでは機能しない電気製品がある事を書きます。 尚、インバーターに関しては以前書きましたので次のサイトを参考にして下さい。
http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=645

非正弦波では機能しない電気機器例:
私は今回初めて非正弦波インバーターを使って起こる不具合を経験しました。 即ち、次の電気製品は非正弦波のインバーターでは不具合を起し、正常の機能は期待出来ません。
• Dishwshier(食器洗い機)Fisher & Paykel製
• ウオッシュレットCoway製
• 追尾式衛星アンテナWinegard製

非正弦波インバーターを使うと冷蔵庫が機能しないとは以前よく言われていました。 今回ネットのRVフォーラム等で調べてみましたら多くの人が不都合も感じずに非正弦波のインバーターを使っているどころかRV用には非正弦波インバーターで大丈夫だと言い張る人もいます。 しかし、私と同様に上の3種の電気機器が機能しない経験をした人が居る事を知りました。

異常の状況:
Dishwasher(食器洗い機):
食器を洗った後暫くして食器を取り出そうとしましたらドアーロックを解除出来ず引き出し不可能

ウオッシュレット:
スプレー作動のスイッチを押しても水が出始める様な気配の音が1-2秒してオフの状態になる、 温風も同様でオフになる

追尾式衛星アンテナ:
走行開始直後に衛星シグナルを失い、放送は見えなくなり、静止状態でも頻繁に衛星追跡音を発して時には放送が見えなくなる

結論:
非正弦波のインバーターで不都合を感じずに使用している人も大勢居る様ですが、何らかの不都合を感じている人も居ます。 又、正弦波インバーターは振動音を発しませんが、非正弦波インバーターはやや大き目の振動音も発し、気になる人も居るかも知れません。 照明、テレビ等だけの使用の場合は問題は無い様ですが、電子制御を持つ電気製品の場合は不都合を起す可能性が(大いに)あります。

蛇足:
此れまで数台のインバーター(Xantrex2000、Magnum MS2812)を使いましたが全て正弦波でしたが、今回購入したRVには非正弦波インバーターが付いて来ました。 全ての電気製品が一時は機能して居ましたが、旅行中に1個づつ問題を起し始め、取り扱い説明書を全て調べ、Dishwasherの場合はメーカーのアフターケアーに電話(ニュージーランドの本社に接続)をし、メーカー専属の修理専門家が旅行後に家に来て呉れる事になっていました。 ウオッシュレットは新品と交換して呉れるとの事で、旅行から戻り次第送り返す積りでいました。 衛星アンテナの場合は衛星放送会社の方に問題があるとの説明でした。 非正弦波インバーターが問題を起している事に気付いてから直ぐに正弦波インバーターに交換、現在は全ての電気製品が正常に機能して居ます。 尚、冷蔵庫、電子レンジ、そして炊飯器は非正弦波インバーターで正常(?)に機能していて問題は感じませんでした。

キャンピングカー用ナビゲーション = RV用ナビゲーションシステム、 その3

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RV用ナビゲーションシステムは目的地迄の単なる道案内以外にRVerに取って大きな利益を提供して呉れ、必要不可欠な装備となりました。 乗用車の場合は〝道案内”が主ですが、RVは乗用車と異なる特殊な装備や機能を備えていたり、車体サイズや重量が大きかったり、燃料消費が大きい為乗用車と異なり、RVを目的として作られたナビゲーションシステムを搭載していますと安全快適に、しかも経済的にRV旅行に出掛ける事が出来ます。

POI (Point of Interest=ポイント・オブ・インテレスト):
POIと言う言葉を聞いた事はありますか?  ポイ(Poi)はハワイのお芋ですがPOIは〝ピーオーアイ”即ちポイント・オフ・インテレストで、興味がある場所や覚えて於きたい場所を意味し、ナビゲーションシステム、特にRVerの間では良く使われる言葉です。 目的地となる場所を含めてガソリンスタンドの所在地、ショッピングセンター、RVパーク、道の駅、遊園地、海水浴場、警察署、郵便局、その他全ての場所がPOIになります。

Waypoint (ウェイポイント):
POIと共に良く聞かれる言葉にウェイポイントがあります。目的地に直行せずに途中で寄り道をする地点(POI)をウェイポイントと言います。 

旅行計画例:
例えば家を出て、①ガソリンスタンドに寄って燃料を入れ、②RVの部品を購入し、③駐車場で昼食を取り、④プロパンガスを充填、⑤ブラックタンクを空にし、⑥食料品を調達、日が暮れる前に⑦RVパークを見付けて泊まる場合を考えますと最適な場所をPOIリストから探す必要があり、⑦RVパークが目的地と考えますと①-⑥はウェイポイントとなります。

RV用ナビゲーションシステムの機能:
RV用に作られたナビゲーションシステムにはRVerに取って非常に便利な機能が沢山備わっています。 例えば、車幅、車高、重量等をナビゲーションシステムに入力して於きますと高さ制限のあるトンネル、重量制限のある橋、車幅制限のある道等は避けて呉れ、又、大型ガソリンタンカーは通行が可能でもプロパンガスを搭載したRVは通行禁止のの様な特殊トンネル等も考慮して道案内をして呉れます。

上の例の①-⑦のPOIを一般のカーナビでも探す事は可能かも知れませんが、RV専用のナビゲーションシステムですとRV目的のソフト、即ち上の例で、①トラック専用又は銘柄別のガソリンスタンドに限定、②RV用の部品販売店、③大きな駐車施設を有するショッピングセンターやレストエリア、⑤RV用のプロパンガスを扱う店、⑥汚水タンク処理施設(無料リストを含めて)等の情報が簡単に引き出せる様に出来ています。 又、自分に最適なPOIリスト、即ち全国の銘柄別のガソリンスタン所在地リスト、トラック専用ガソリンスタンド、汚水ダンプステーション、無料駐車可能場所、ウオールマート所在地、コストコ所在地、その他のPOIリストを作ってRV用ナビゲーションシステムに追加する事も可能です。

POIファクトリー (POI製造元):
自分に最適なPOIリストを作る為のウエブサイトが幾つかあります。 一番ポピュラーで、ナビ製造会社も推薦しているサイトが次のサイトです。
http://www.poi-factory.com/node/25560
このサイトの使用方法は(若し必要な場合)別の機会にするとして、このサイトは一般読者の協力も得て常に情報の改善が続けられています。 ナビ画面の地図上に場所表示(例えばウオールマートの場合はウオールマートのマーク)させるソフトや接近した際にアナウンス(例えば〝この先にウオールマートあり”又は〝この先にレストエリアあり”)をさせるソフトも各種充実しています。

日本のナビは非常に進化している様ですので、私がここに書いた以上の機能が備わっているかも知れませんが、兎に角、一度RV専用ナビゲーションシステムを使いますと、放す事は出来なくなります。 次のビデオを見ますと尚更です。

https://www.youtube.com/watch?v=qyScQTKWuAo
https://www.youtube.com/watch?v=o8Z1K37SHbE
https://www.youtube.com/watch?v=sxUUUaE1O9o

キャンピングカー用ナビゲーション = RV用ナビゲーションシステム、 その2

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前回〝アメリカではナビゲーションシステムをRVに搭載する事が約10年位前から徐々に増えた”と書きましたが、良く考えてみますと約10年前から人気、製造機種、販売数量、共に急激に増えた気がします。

私が最初にGPS(ナビゲーションシステム)を購入したのは1990年の半ば頃で、CopilotのDoor-to-Door(入口から入口)と呼ばれる機種を$700前後で購入し、現在では当たり前ですがその機種は目的地までの進路を計算表示出来る数少ない機種でした。 その当時のGPSはナビゲーションシステムと言うより自分が居る場所が分かる単なるPCを使った地図が主流で、マイクロソフト社のMicrosoft Streetsソフトと衛星アンテナのセットや Deloamが販売していた地図ソフトと衛星アンテナのセットがRVerの間でポピュラーでした。私もこの両方を購入しましたが、地図は表示されても自分の居場所を表示する事は出来ず、CoPilot を使用して居た事、忙しかった事(言い訳け)、必要性をそれ程感じなかった事等で本気で解決する気にもならず、GPSアンテナは結局機能しませんでした(使いこなせませんでした)。 

当時GPSは新しい大人の玩具で、RVフォーラムではGPSに関する新しい情報が色々議論されていましたが、中には〝GPSなど必要は無い、ウオールマートの地図(B4サイズの本)があれば十分”と言い張る人も沢山居ました。 時代は変わるものです。 〝小さなな輸入車は事故を起こすと命が危険、大きなアメリカ車に限る”と言う人が大勢居た時代もありますが、恐らくそれらの人の多くも今ではトヨタやホンダの小型車に乗って居る事でしょう。

その後RV向けに各種のナビゲーションシステムが販売され価格も下がり、私の持っていたCopilotのソフト交換は高価である事も理由で、Garmin社がRV用に出したStreet Pilotに買い替え、2-3年後には7インチスクリーンのGarmin7620が出るや否や評判の良さに引かれて此れも購入して暫く使用し続けましたが、数年前(5年?)に地図製作で有名なRand McnallyからRV専用の5インチのTrip-Maker5510が販売され、その数か月後に7インチの7710された時は、又々この機種の好評判に引かれて購入、昨年までGermin 7620 と両方を同時に使用していました。

GPS(ナビゲーションシステム)が出現する前は多くのRVerや長距離トラックドライバーが上の写真に示されて居る様なB4 サイズの本状の地図を搭載して、それを頼りに目的地に向かっていました。 その中でも毎年発行されるウオールマートの地図(全てのウオールマートの所在地が記されている)やGood Sam(RVの会員クラブ)の地図が特に多く出回っていて、地図が発行された直後は定価$10が半額で購入出来ました。

余談になりますが、1980年代にウオールマートが増え始めた当時は殆ど全てのウオールマートの大きな駐車場は無料で一夜を過ごさせてくれていて、RVで長距離を移動する場合に夜遅く駐車して早朝出発する、即ち短時間寝るだけの宿泊にはとても便利でした。 現在も多くのウオールマートの駐車場で夜を過ごす事を許可していますが、許可しなかったりRV宿泊禁止の表示がされているウオールマートも相当増えました。 付近の客を失われるRVパークからの苦情(?)、マナーの悪いRVerを見ての客からの苦情、衛生面や安全面での理由等が考えられます。

それ以前の1970年代、1980年代は長距離旅行に出かける前はAAA(American Automobile Club = 日本のJAF)に行って旅行中に通過する詳細地図(Triptik)を本状にまとめて貰い、一冊約50頁で長距離の場合は2冊になる場合もあり、それを頼りに旅行したものです。

横道に逸れて仕舞いましたが、次回はRV用のナビゲーションシステムに関して書く予定です。

キャンピングカー用ナビゲーション = RV用ナビゲーションシステム、 その1

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日本で呼ばれているナビ(カーナビ)はアメリカではGPSと呼ばれ続けて来ましたが、最近はナビゲーションシステムとも呼ばれる様になって来ました。 日本の殆どの車にナビが搭載されて居る様ですが、アメリカの乗用車には日本ほど普及しておらず、ナビを付けて居ない乗用車の方が断然多く走っています。

しかし、RV(キャンピングカー)や長距離トラックの運転手は、長距離の知らない目的地に行く事が多く、更に目的地までの重要な情報(例えば重量制限、高さ制限や長さ制限に従って通行可能な道を選択、交通渋滞回避、事故場所、警察車存在地点等)を提供して呉れます。

日本とアメリカのナビゲーションシステムを比べますと、各々がそれぞれの状況(必要性)に応じて独特の進化を遂げて居る事が明らかです。 日本のナビの機能を詳しくは知りませんが、渋滞中にナビにテレビが映し出さているのをよく目にしますが、アメリカではテレビが映っている車を見た事が在りませんし恐らくテレビ機能が付いたナビゲーションシステムは販売されていないと思います。

しかし、アメリカではナビゲーションシステムをRVに搭載する事が約10年位前から徐々に増え、RVには不可欠な情報が得られる事からRV用のナビゲーションシステムは必要不可欠になっています。  現在は日本では考えられない、又は現実的では無いと思いますが、今後RVが増えますと日本でも恐らく同じ様な機能のナビゲーションシステムやソフトが普及すると思われます。

次回はアメリカに於けるRV用のナビゲーションシステムやソフトに関して紹介します。