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タイヤメンテナンス⑤

 リアがダブルタイヤの場合、後輪が左右それぞれ2本ずつあるから1本がバーストしても少々走行しても大丈夫という説があるが、全くの間違い。確かに歩く程度のスピーとで路肩に寄せる程度の移動ならまだしも、高速走行や一般走行でバーストしたまま走行するのは、非常に危険な行為である。
 バーストしたタイヤはタイヤ内の張りもなくなり、さらに円運動上のバランスが壊れるため、ホイール(リム部)とタイヤ(ビード部)がはずれ、車体下部やリアアクスル周辺を破れたタイヤが叩きつけることになる。
 車体を破損することはもちろん、駆動系に支障を来したり、後続車両への二次災害が発生することも充分考えられる。
 リアタイヤの片方がバースト(パンク含む)した場合は、即座にスペアタイヤに交換すべきである。