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冬支度【シャーシブラック】

 昨日の記事に複数質問を頂いた。

<シャーシブラック塗装で気をつけることは?>
 まずは、人体への影響を防ぐためにマスク、防塵めがね、手袋などである。缶タイプのシャーシブラックの場合、それほど気を使うことはないが念のため。
 塗装で気をつけることは、特に水はねをするタイヤハウス周辺、溶接部分などを念入りに複数回塗装することである。複数回塗装を重ねることで塗膜を厚くできる。それにより、空気や水と遮断し防錆効果を高めるのである。
 また、マフラーなどの排気パイプには塗装をしないことや、見える部分だけではなく、奥まった部分にもきっちり塗装をすることである。走行時に巻き上げた水分や融雪剤などは細かな隙間にも入っていく。特に車両前部から後部にかけての隙間などは見えない部分であっても念入りに塗装をすることが大切である。

<金額は?>
 業者へ下回りの塗装を依頼する場合は、町工場の整備屋さんでも受けてもらえる可能性はある。
 金額は、塗り重ねる回数や溶剤、その業者の作業指数などにより異なるため、一概にいくらくらいとは言えない。
 参考までにこれまでに聞いたことのある金額では、安いところでは国産キャブコンで1万円台~高いところではクラスCで10万円以上。
 やはりキャンピングカー専門ショップに出すと結構な金額になるということはよく聞く話である。
 その点、近所の町工場などで依頼したほうが割安に上がるケースもある。まずは、数社に見積もりを取ることが大切であろう。

<溶剤は?>
 大手塗料メーカーの知り合い曰く、より強い防錆効果を望むなら油性に限るということである。
 一般的に缶タイプは、手軽な水生が多いのが現状。水生であるため、汚れても後の処理がしやすい。一方、油性の場合は、汚れるとなかなか取れない。

 車両が低く、ジャッキアップして塗装する場合はジャッキが倒れても危険が無いように馬をかけるなどすることが大切である。