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RVパーク、トレーラーパーク

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今ではRV(Recreational Vehicle)、即ちレクレーショナルビーヘクルと言う言葉が一般的に使われ、文字通りエンジン付きで自力で走行出来るクラスA,クラスB、クラスC、スライドインキャンパー等や、エンジンが付いていない牽引タイプのトラベルトレーラー、フィフスホイール、ポップアップテントトレーラー等、レジャー旅行を目的に作られた車の総称です。 中にはATV(All Train Vehicle - 次のサイトを参照)、即ちオールトレインビヘクルと呼ばれる寝泊りが出来ない車も、レクレーションを目的と言う事でRVと呼ぶ場合もあります。
https://www.google.com/search?q=honda+yamaha+atv&biw=1226&bih=706&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=8ZR4VMTQFdXdoASK9IGoCA&ved=0CAgQ_AUoAw#tbm=isch&q=atv

RVと言う言葉は1970年代は殆ど使われず、キャンパー、モーターホーム、トレーラー等と呼んで、中にはメーカーに関わらずクラスAモーターホームは全てウイニベーゴーと呼ぶ人も相当数居ました。 今では不思議に感じますが、その頃は全てのコピー機はゼロックス(会社名)と呼ばれ、“コピーをする”の代わりに“ゼロックスする”が当たり前の時代でした。

RVパーク(写真上):
前置きが長くなりましたが、現在使われているRVパークと言う言葉は、1970年代に於いてはキャンプグラウンドが一般的で、グッドサムキャンプグラウンド(Good Sam Campground)や、KOA(Campgroud of America)が非常にポピュラーでした。 両者共現在もありますが、グッドサムキャンプグラウンドは組織名で個人経営のRVパークがこの組織に加盟しているもので、これに対してKOAは会社組織でアメリカ各地の要所に点在していて人が多く集まる都心やアミューズメントパークの近くにある場合もあれば、砂漠地帯や田舎町のインターステートハイウエー(国道)脇の閑散とした所に宿泊目的である場合もあります。

RVパークの代りにRVリゾート(RV Resort)と言う言葉を使う所もありますが、これらは高級感を感じさせる名前で、その多くはリゾート地や長期間宿泊が目的のRVパークですが、中には単なる名称の場合もあります。

トレーラーパーク:
トレーラーが駐車出来る場所には違いありませんが、RVパークとは大分意味が異なり、移動可能なトレーラー住宅を大型トラックで牽引して来て(写真左下)設置してある住宅地(敷地)を意味します。 設置後のトレーラー住宅は移動を目的しませんので、通常車輪は外して仕舞い、上下水道や電気メーターが取り付けられます。 中にはトレーラー住宅を2列3列に接続して30坪以上の大きさもあり(写真右下)、一般家屋と全く同様の生活が可能です。 設置工事は1-2日で、上の写真の様な大きなものですと1週間から10日程度で終わる様で、一般住宅に比べて低価格で経済的です。

一般住宅街に隣接していたり、リゾート地の立派なトレーラーパークもありますが、伝統的に低所得者が利用する事もあってトレーラーパークは“ネガテイブ”なイメージがあります。トレーラーパークはモービルパークとも呼ばれ、モービルパークの方が多少ポジテイブなイメージかも知れません。

次のサイトはトレーラーパークで検索したイメージです。
https://www.google.com/search?q=mobile+park+wikipedia&biw=1226&bih=706&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=m6l4VOeoOY_1oATQ04CwBg&ved=0CAcQ_AUoAg#tbm=isch&q=trailer+park

次のサイトはモービルホームで検索したイメージです。
https://www.google.com/search?q=mobile+park+wikipedia&biw=1226&bih=706&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=m6l4VOeoOY_1oATQ04CwBg&ved=0CAcQ_AUoAg#tbm=isch&q=mobile+home+

アルミ製トラベルトレーラー: エアーストリーム

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アルミボデイートラベルトレーラーは此れまでに相当数作られて特にエアーストリーム(Airstream)が有名で、RVに関心がある人は一度は何処かで見た記憶があると思います。  軽いと共に耐久性にも富んで居る為に好んで古いエアーストリームに乗り続けたり、リストアーして乗っている人も居ます。 以前、あるRVパークに行きましたら、エアーストリームのRVクラブが来ていて、クラスAを含めて数十台のエアーストリームが駐車していました(写真上)。

次のサイトで見られます様に、小さな食べ物屋さんや催し物の拠点として世界各地でエアーストリームが利用されて居る様です。 
https://www.facebook.com/pages/Trailer-Village/559432107451733

https://www.google.com/search?q=airstream+trailer+restaurants&biw=1264&bih=706&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=MJRhVPCTD8uxogS9uoHQAQ&ved=0CAgQ_AUoAw

アルミのトラベルトレーラーは相当多くの会社で作られた様ですが現在残っているのはエアーストリームだけです。 エアーストリームの他によく知られて居るのは殆ど同じ時期に誕生したストリームライン(Streamline)で同じ様な形状をしていますが、良く見ますと(又は見慣れますと)違いが明らかです。  


エアーストリームの大雑把な歴史:
大学を卒業して間もない旅行好きな一人の若者(Wally Byam)が1929年にテアードロップ(涙)型の小型トレーラーにレンジと冷蔵庫を積んで旅行をしたところ興味を示す人が多く、新聞社の仕事をしていた彼は“トレーラーの作り方”を説明した雑誌を出版しました。 その後、ビジネスになると感じた彼は1931年にカルフォルニア州に工場を開き、エアーストリームの始まりとなるTeardrop(涙)型の“Torpedo”(写真下右)の製造を始め、1936年には倒産しかけていた同じカルフォルニア州のRV製造会社を買い、“クリッパー”(写真下左)の製造を始めました。
http://www.airstream.com/travel-trailers/

その後、大恐慌や第二次世界大戦があって製造を中止、戦後の景気回復後に製造を再開し、1952年にはオハイオ州に工場を作り、カルフォルニア州の工場は1979年に閉鎖されました。 

他のRV会社と同様に何度か親会社が替わりながら、アルミ製トレーラーの外形は何度か変わりながら、多数のモデル名で多数のエアーストリームトレーラーが製造され、現在もオハイオ州でThor社の元でエアーストリームとして製造が続いていますが、実際の製造台数はエアーストリーム社でも分からないそうで、同社の歴史に関しても様々な異なる情報が流れています。

インバーター用リモートコントローラー

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インバーター/コンバーターは適切な設定がされていませんと、DCからAC又はACからDCへの電気変換が正常にされませんし、バッテリーの充電状態も正確に表示されません。 設定はバッテリーの容量(アンプ時)、バッテリーの種類(硫酸鉛、Gel、AGM、..)等に依って異なります。

今回は上の写真(上段左)に写っていますフリーダム 458 (Heart又はXantrex)用のリモートコントローラーで、その説明書を元に要点と気が付いた事柄を書きます。
http://www.xantrex.com/documents/Discontinued-Products/FreedomRemote-445-0191-01-01_Rev-A(Artwork).pdf
  (アドレスのpdfを含めた全てをコピー/貼り付けをしますとリモートのマニュアルが表示されます)

リモートコントローラーの機能:
インバーター/コンバーター(チャージャー)をコントロールする事が出来ると同時に、バッテリーの充電状況、充電状態、更にインバーター/チャージャーの故障等を表示します。

リモートコントローラーを取り付け:
リモートコントローラーを使用する際はインバーター/コンバーター本体の前面のAuxiliary Switch(本体の説明書を参照)をオフの状態にして於く必要があり、又、本体とリモートを繋げる線は出来るだけ他のACやDCの線から離す様にした方が問題が起こりません。
http://www.xantrex.com/documents/Inverter-Chargers/Freedom-458/Freedom458(445-0193-01-01_rev-2).pdf  (アドレスのpdfを含めた全てをコピー/貼り付けをしますとインバータのマニュアルが表示されます)

バッテリーに接続、又は外部AC電源に差込みますと自動的にリモートコントローラーはオンの状態になりますが、リモートコントローラーと本体とのコミュニケーションが成立する迄に4秒程度掛かる事があります。 此の時の状態は写真(上段右)に示されています。

コントローラーのスイッチ(表示)に関して:
“SETUP” 点滅中は設定モードである事を意味します。 
“CHARGE”  グリーンが点灯している時は充電中で、点灯していない時は充電がオフの状態です。 外部電源又は発電機のACが感知されますとグリーのLEDが点灯して自動的に充電が始まります。 チャージャーをオンにして置きますとバッテリーは常に満充電にされます。
“INVERT” グリーンが点灯している時はインバーターが作動していてバッテリーからのDC電気が115VACに変換をしています。 点灯していない場合はインバーターがオフの状態である事を示します。
“POWER SHARE” 外部電源に差し込む前に外部電源のブレーカーのサイズを知り、“POWER SHARE”を押し続けて適切なブレーカーサイズのランプが点灯する様に設定をする必要があります。 例えば15アンプのブレーカーの場合は15ampsが点灯する様に設定します。 頻繁にブレーカーが落ちる様でしたら更に下げる事も出来ます。

リモートコントローラーの設定:
設定は上のチャート(下段左)の表示を参考に行います。
“SETUP” を5秒間押し続けますと設定モードになります(5秒間何もしないと自動的に設定モードが解除となります)。 
“Set Ahrs” バッテリーの容量(アンプ時)を設定します。 容量はバッテリーの種類、大きさ、個数、接続の仕方(直列/並列)等に依って異なりますが、接続してある全容量を入力します。
例えば、100アンプ時の12Vバッテリーを4個又は200アンプ時の6Vバッテリーを4個搭載していますと400アンプ時です。
“Set Idle” 無駄なバッテリー消費を無くする為に最低電力を設定し、それ以下の場合はインバーターが寝ます。 即ち、照明や家電の電源が入れられた時のみインバーターが起動する様になります。 “0”に設定しますと常にインバーターが起動して無駄なバッテリー消費が起こります。
“Set Type”  バッテリーのタイプに依って充電の仕方が異なりますので、種類を入力します。 

インバーターが正常に機能していないと思われる場合は上に表示されているチャート(下段右)を参考にして下さい。 尚、LEDライトの点灯並びに点滅で異常が表示されます。

注意1: サブバッテリーには必ずサイクルバッテリーを使用する事をお勧めします。 自動車用に販売されている一般のバッテリーは頻繁な放電用に作られて居ませんので1年程度の寿命しか期待出来ませんし、過放電を数回すれば数ヶ月も持たない事も考えられます。

注意2: バッテリーは長期間使用しますと電極の表面に皮膜が出来る為、若返らせる為に通常より高い充電電圧を掛けるイクオライジング(Equolizing)と呼ばれる操作があり、硫酸鉛電池では良く使われます。 以前はAGM、Gel等のバッテリーは高電圧はタブーとされていましたが、最近ではこれらのバッテリーにもイクオライジングの操作が使われる事も在る様です。 何れにしても、イクオライジング操作は危険も伴いますので此処では省略します。 


Xantrexの他にもインバーター/チャージャーが有りますが、全て説明書に従って同じ様な初期設定をする必要があります。

アンビリーバブル ビデオ

友人が興味深いビデオのサイトを送って呉れましたので、皆さんにも紹介します。 同じサイトで幾つかのビデオが見れますが、次の二つのサイトをクリックしてみて下さい。  見れば分かりますので、説明は致しません。

http://www.liftable.com/andreadcombs/ridge/

http://www.liftable.com/cbatorski/paris-like-youve-never-seen/

長いトラックの追い越し

“一体全長何メートルあるのでしょうか? 追い越しは乗用車でなければ難しいのではありませんか?”との質問がありましたので、お答えします。

“追い越しが難しい”とか“危険を感じた事”は全くありません。 その理由を考えてみましたが、幾つか思い当たります。

昔、無理をして追い越しをして怖い目にあった事が何度もありましたが、最近の乗用車は力がありますので追い越しは簡単です。 今回はRV又は他のトラックが長いトラックを追い越す場合に関して考えてみました。

写真に写っている様なトラックは何処でも走っている訳では無く、長さや重量がある規定を超えますと許可されている道路しか走れません。 従って、アメリカ国内でこの様な長いトラックが片側1車線の道路を走る事は稀だと思います。

都市や都市の近くでは複数の車線がありますし、一般的にインターステートハイウエーと呼ばれる高速道路は片側2車線以上あります。

片側1車線の道もあります。
例えば、ロスアンジェルスから北に向かってカナダのバンクーバーまで行くとしますと、一般的にはインタステート(5号線)を使いますが、海岸線を走る101号線もあり、この道には片側1車線の所も沢山あります。 ロスアンジェルスからバンクーバーまで海岸線を走りますと2倍-3倍の時間が掛かりますので、景色を楽しんだり特別な目的がある場合以外はインターステートを使います。  

片側1車線の場合は、通常急な上り坂の部分は2車線になっていたり、所々に追い越し用の車線があります。  細い曲がりクネッタ山道には“Turnouts”と呼ばれる追越用の広くなった部分があります。 これ等の場所で追い越しをしたり、させたりします。 山道で後続車に迷惑になる様な運転をすると違反で、後続車が5台以上繋がるノロノロ運転をすると罰金です(捕まった話は聞いた事がありませんが、RVフォーラムで時々話題になります)。 

アメリカ国内で遠い目的地に向かう場合は信号機が全く無い、歩行者も居ない、車専用のインターステートハイウエーと呼ばれる高速道路を使う事が多いと思いますが、カナダ国内を走る場合は車専用の高速道路も何れは田舎町を通り抜け、信号機がある所がよく出て来ますし、片側1車線の所も少なくありません(当然アメリカ国内にも同じ様な道はあります)。

今回のトラックの写真を写した時の旅行ではカナダに入って暫く走ってから1車線の道を相当の距離を走りました(1000Km?)。 カナダではアメリカを走っている物より長いトラックが一般的で、特にブリテッシュコロンビア州には運送用を含めて、森林を伐採した丸太を積んだトラックや加工された木材を積んだ長いトラックが沢山走っています。 それでもこれ等のトラックが余り気になりません。

カナダ(ブリテイッシュコロンビア州)のトラックの制限速度は乗用車と同じで、一般的に90Km/時と100Km/時の場所があり(東部カナダでは110Kmも多く、最近では120Km/時もある)、平坦な道では乗用車と一緒に制限速度前後で走ります。 高速で走行する場合は、殆どの運転者、特にトラックの運転手はクルーズコントロール(オートクルーズ)を使用しますので、追い越は頻繁には起こりません。

(私の場合は)90Km/時の場所も100Km/時の場所も57-58マイル/時(約92Km/時)で走行します。 上り坂で長いトラックに追い付き、追い越す事がありますが、この様な状況、即ち上り坂に差し掛かりますと大体追い越し用の車線があります。 平坦な道ではトラックに追い越される事はあっても追い越す事は滅多にありません。

私は旅行で運転をしていますが、トラックの運転手は仕事で運転をしていますので後ろに接近すれば直ぐに追い越させる様にしています。 追い越し禁止の場所は黄色の2重の実線が引いてあり、当然追い越しが出来る様な状況でもありませんが、可能な場所で合図を送れば直ぐに追い越して行き、最近のトラックは力がありますので安全面では全く問題は無く、不安に感じた事もありません。

職業運転手は仕事として機械的に運転をしていると思いますので、余りリスクは取らないと思われますが、ただスピードは出しています。 

参考1  トラックの長さ
アメリカでの長さ並びに重量は国の陸運局(DOT=Department of Transportation)で概要が決められていますが、実際には各州が管轄しています。 

従って、各州が個別に異なる詳しいルールを設けていますが、最高長さは大体20mでそれより長い州もあれば短い州もあります。 以前、ユタ州のガソリンスタンドで見たタンクローリーは長いトレーラーの後ろに更にトレーラーを牽引していて、全長が97フィート(約30m)あると運転手が言っていました。 規定より長いトラックは認可制で規定された道路以外は走れません。 
http://ops.fhwa.dot.gov/freight/publications/size_regs_final_rpt/size_regs_final_rpt.pdf
尚、この中ではRVの長さ/重量は規定されていませんので、参考までに次のサイトを添付して置きます。
http://www.goodsamcamping.com/plan/sizelimits.aspx

長さの規定は全長で示されている場合もありますが、国の規定では全長は示されて居らず(自由)、牽引される各トレーラーの最大長さが示されています。 

各州で最大長さ制限が決まっていますが、それ以上の長さは許可が必要で、この件に関しては各州とも長さ、重量、その他通行場所、認可に必要な費用等、詳しく定めて居ます。 参考としてワシントン州とインデイアナ州に関して添付します。

ワシントン州:
http://www.wsdot.wa.gov/nr/rdonlyres/ee2d33c7-e6a0-4c58-9bd9-ae05c003b327/0/vehicleguide.pdf

インデイアナ州:
http://www.in.gov/dor/files/osowhandbook.pdf


カナダの場合は25mが一般的な様で、タイヤの数もアメリカの18本に比べて30本のトラックを多く見ます。 
http://www.comt.ca/english/programs/trucking/MOU%202011.pdf

参考2:
アメリカでは交通法規は州の管轄ですので、トラックの長さ制限や速度制限は州毎に異なります。 高速道路での速度制限がトラックも乗用車も同じ州もありますが、異なる州も少なくありません。 例えばカルフォルニア州の場合は、大型トラックや牽引をしている車は全ての場所(州全体)での最高制限速度が55マイル/時(88Km/時)です。 

長いトラック

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旅行中に見た長いトラック

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エンジンオイル(ガソリン車)の交換時期は?

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オイル交換の時期は人それぞれ異なる意見を持っていると思われます。 マニュアルにはxxxxKm毎、又は xx月毎と記されて居ますが、車の使用頻度、距離、状況等により異なるのは当然で、一概には決める事は難しいところです。 それでも、我々は自分で信じる交換周期や人に薦められた周期でエンジンオイルを交換していると思います。

• エンジンに依り異なる周期:
エンジン(車)メーカーのマニュアルに寄りますと、ガソリンエンジンの場合は12000Km(7500マイル)が多い様です。 フォードの場合は、一般的な運転状態の場合は12000Km(7500マイル)毎で、牽引をしたり過酷な運転状態の場合は8000Km (5000マイル)となっています。 最近は(例えばホンダ、GMエンジンの様に)、走行距離、エンジン回転数、エンジン温度等よりコンピューターがオイル交換時期を知らせて呉れる様ですが、距離が幾ら少なくても1年に一回の交換に成るようです。 ベンツの多くは20800Km(13000マイル)ですが1年毎の交換です。  カミンズのISB/ISCのデイーゼルエンジンの場合は24000Km(15000マイル)毎と記されています。 デイーゼルエンジンの場合は距離が長く、10000マイル以上が一般的な様です。

参考:
Audi: 5,000 miles in first year; 10,000 miles in later years
BMW: Software senses when oil change is needed
Buick: Software senses when oil change is needed
Cadillac: Software senses when oil change is needed
Chevrolet: Software senses when oil change is needed
Chrysler: 6,000 miles or 6 months; 3,000 miles in severe conditions
Dodge: 6,000 miles or 6 months; 3,000 miles in severe conditions
Ford: 7,500 miles; 5,000 miles in special conditions
GMC: Software senses when oil change is needed
Honda: Software senses when oil change is needed
Hummer: Software senses when oil change is needed
Hyundai: 7,500 miles
Infiniti: 7,500 miles
Isuzu: Software senses when oil change is needed
Jaguar: 10,000 miles
Jeep: 6,000 miles or 6 months; 3,000 miles in severe conditions
Kia: 5,000 to 7,500 miles, depending on model
Land Rover: 7,500 miles
Lexus: 5,000 miles or 6 months
Lincoln: 7,500 miles; 5,000 miles in special conditions
Mazda: 7,500 miles
Mercedes: 13,000 miles or every year
Mercury: 7,500 miles; 5,000 miles in special conditions
Mini: Software senses when oil change is needed
Mitsubishi: 7,500 miles
Nissan: 7,500 miles
Pontiac: Software senses when oil change is needed
Porsche: 12,000 miles or every year
Saab: Software senses when oil change is needed
Saturn: Software senses when oil change is needed
Scion: 5,000 miles or 6 months
Subaru: 7,500 miles
Suzuki: 7,500 miles
Toyota: 5,000 miles or 6 months
Volkswagen: 5,000 miles
Volvo: 7,500 miles

• 自動車関連会社の薦める周期:
オイル交換、又はオイルやフィルター販売に関連した人達は3000マイル(4800Km)が多い様ですが、自動車を販売する会社(新車、中古車)は10000マイル(16000Km)毎で大丈夫だと言う様です。 どちらも正しいかも知れませんが、自社の利益を考えての理由が含まれているかも知れません、即ち前者は頻繁にオイル交換を、後者は頻繁に車交換して欲しいかも知れません。

• 個人の思い込みに依る周期:
RVフォーラム等に書き込まれているエンジンオイル交換周期を読んで居ますと様々です。 3000マイル(4800Km)毎に交換している人も少なくありませんが、10000マイル(16000Km)毎に交換している人も同じ位居ると思われます。 自分の考えが正しいと議論している人もよく見掛けますが、科学的な根拠を元に主張している人は殆ど居らず、単なる意見ばかりです。

現実的なオイル交換周期:
日本にもあるかも知れませんが、アメリカには少量のオイルサンプルを送るとオイル交換の必要性を調べて呉れる会社があります。 RVerの中にはこの方法を利用している人が少なくありません。 この人達の意見を読んで居ますと25000万マイル(40000Km)以下で交換している人は見当たりませんし、100000マイル(160000Km)以上の人の書き込みも少なくありません。 私の記憶にある25000万マイルで交換した人の場合はサンプルは未だ使用可能であったにも拘らず交換していました。 

例えば、次の例は2000年型フォードのV10 搭載のクラスAでジープチェロキーを牽引していた人です。 この人はバイパスフィルター(25000マイル毎にフィルター交換)を取り付けていて、約40000マイル(64000Km)毎にオイル検査をして貰っているそうですが、127000マイルの時にスパークプラグが壊れてシリンダー内に入った為にヘッドを取り外し、その際に調べた結果、カムシャフトもバルブステムも磨耗は見られなかったそうです。
この人は現在は28フィートのフォードV10 を搭載したクラスCに乗っていて、オイル検査無しで、15000マイル(24000Km)毎にオイル交換をしているそうです。 

大切なのは、この人はオイル検査をしていた経験と、もう一つはバイパスオイルフィルターを使用している事です。

• 結論:
理想的なオイル交換周期を決める事は不可能と同時に、5000Km毎が短過ぎるか16000Km毎が長過ぎるかは誰も証明出来ません。 当然、16000Km毎で故障しないエンジンがあれば、5000Km毎でも故障をするエンジンも出て来ますが、果たしてオイル交換の差に関係しているかは証明不可能の場合が殆だと思われます。

私の考えは、自身の使用状況、将来の使用目標等を考えて決める事が大切で、総合的に“何れが自分に取って最も得なオイル交換周期か”だと思います。 例え、エンジンの磨耗に差が出るとしても、10万Km以内の故障に差が出るとは考え難く感じられます。  

車を長期間、例えば30万Km使用し続ける積りの人は5000Km毎の交換も意味がありますが、5万Km程度の使用で買い替えを考えている人には5000Km毎は無駄をしていると思われます。 

私(デイーゼル)は、以前はマニュアル通りに大体15000マイル(24000Km)で交換していましたが、最近は20000マイル以上走っていると思います。 バイパスフィルターである、遠心フィルターを使用していますので、オイルは少々黒くても透明を保っています。

確固たるオイル交換距離数が無くてガッカリ為さった方もいらっしゃるかも知れませんが、以上の事柄を参考にして、使用条件や将来の予定を考慮して最適なオイル交換周期を決めて下さい。 分からない場合はマニュアルに従うのが一番確実です。  

オイル交換をすると、丁度洗車をした後の様に、乗り心地は良くなる効果はあるかも知れませんが(錯覚?)。  しかし、単に人に言われたままに、3000Km毎にオイル交換をしているのでしたらお金を無駄にしているかも知れません。

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故障とスペアー部品  続き

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故障して、積んでいたスペアー部品と交換した状況を全て説明する積りでしたが、それらの多くは既にこのブログで触れていると思われますので書きません。

故障は予期しない所で発生します。 オールタネーターとトランスファーポンプの故障はアラスカで発生しています。 更に、アラスカでは強風の為にバックミラーを折ったり、黒煙を吐いてエンジンの回転が上がらなくなったり、ラグナットが緩んだり、フロントガラスにヒビが入ったり、その他色々な問題が起こっています。 偶然もあると思いますが、ガタガタ道、砂埃の砂利道、雨が降れば水溜りが出来る道、その他強風等で、環境の要因も大いにあると思います。 http://www.net-camper.com/cgi-bin/rv-ken/diarypro/diary.cgi?no=216

バックミラーを失う:
バックミラーを折った事に関しては書いていないと思われますので書きますが、何の参考にも成らないかも知れません。 スターターモーターやオールタネーターのスペアーは大いにお勧め出来ますが、バックミラーのスペアーはお勧めする訳には行きません(私は積んでいますが)。 

12年前の6月にアラスカのスキャグウエーからホーマーに向かって居る時に起こりました。 曇り空で今にも雪が降りそうな天気で、時々強風が吹いていました。 小さな湖がアチコチにあり、周りには未だ雪が残っていて、遠くには雪の積もった山が見えて景色はすばらしく、何度か車を止めて眺めました。 上の写真はその時に写したものですが、事故はこの写真を写した場所からしばらく走った所で起こりました。 

家内が車から降りようとした時に突風がドアーを強く開いてバックミラーに当たり、バックミラーが折れて仕舞いました。 運転席とは反対側に付いている重要なバックミラーでしたので、バックミラー無しの運転は無理で、根元から折れた為にダクトテープで抑えたり紐で縛る訳にも行かず、暫く途方に暮れていました。 その時は目的地まで未だ1600Km(1000マイル)程あり、修理をせざるを得ませんでした。

幸い、グラインダーを積んで居ましたので、太い部分を削り、差し込める様に取り付けベースも削り、ネジ3本で締め付けました。 少々短くはなりましたが、走行中の強風にも耐えられる様にシッカリ固定して、旅行を続ける事が出来ました。 その時の作業や景色等の写真は一切写していませんが、思い出のバックミラーは今も置いてあります。 それが写真右上です。  

バックミラーが又折れる事は、先ず有り得ないと思いますが、他のRVerが何らかの理由でバックミラーを必要とする場合も考えて、それ以後スペアーバックミラーを積み続けています(クラスAの70-80%は同じタイプのバックミラーを使用)。 

スペアーパーツを積む理由:
私のスペアーパーツを積む理由は、自分ではよく分かっています。 

RVフォーラムを読んでいますと、私には考えられない事ですが、“旅先で故障を経験した事が無い”と断言している人が何人か居ます。 この様な人達にはスペアーパーツを積む意味は全くありません。 しかし、一般的にスペアーパーツを携帯するか否かは半々に割れると思います。  即ち、半数の人はファンベルトは勿論、一切のスペアーパーツを積んでいないと思われます。 恐らく必要性を感じていない為と思われます。

私がスペアーパーツを携帯するのは経済的な理由で、RVを如何に安く維持するかがソモソモの始まりだったと思います。 普段は安く買える部品も緊急の場合は高いお金を払わなくては成りませんし、部品が見付からない為に何日も足止めを食う様な事になれば時間的にも経済的にも損になります。 その後、旅先で何度かスペアーパーツに助けられ、更に必要性が大きくなり、今の状況になっています。 安価な部品、自動車部品店から簡単に手に入る部品は避けています。 とは言っても、ヘッドライトや電球類は殆ど積んでいます。恐らくネットで安く買えるからでしょう。

ネットキャンパーの皆さんは如何でしょう?  経済面を無視していらっしゃる方も、アメリカ車(特にDP)にお乗りの方は少なくともサーペンタインベルトやスターターモーターは積んでいらっしゃるのでは?  積んでいらっしゃらない方は実際に入手先を調べて置いた方が良いかも知れません。